私も読書10月 | 都内 中堅校からの大学受験2026

都内 中堅校からの大学受験2026

2020年に都内の私立中高一貫校に入学した息子の日常を綴っております。

ブログの更新が少し鈍くなっておりますが、読書のペースは変わりません。

 

さて、10月の読書ですが、『すべてがFになる』『学校では教えてくれないシェイクスピア』がよかったです。

まったりした気分を味わいたいなら『59-60』の民生節、知り合いにいそうでいない職業という意味で『水族館飼育員のキッカイな日常』もよかったです。

 

 

 

【小説系】

『十戒』

離島で起こるクローズドサークルで、ドキドキしながら読みすすめた。詳細はこちら

 

 

『白ゆき姫殺人事件』

The 現実 そして The 日常。
小説で描かれた話なのに、バツが悪く苦い気持ちになった。

 

 

『すべてがFになる』

孤島のハイテク研究所を舞台におきた殺人事件の話。約30年前(1990年代半)の作品だが、全く陳腐化していない。むしろ、時代が追いついて読者層が広がったと思う。トリックを理解するのに情報工学の知識がいる(高校程度)。今の時代でも、こういった知識やアイデアを持ち合わせた作家は少ないと思う。

時代を感じることもある。主役級の登場人物が愛煙家で、喫煙シーンが多い。それから、アメリカのギフテッド教育と課題。こういう話題を一時期よく見かけたことがある。

 

 

『さらば!店長がバカすぎて』

シリーズ3作目の最終話。最後まで楽しく読んだ。谷原京子さんの結婚まで描かれるとは思わなかった。

 

 

 

【小説系 以外】

『水族館飼育員のキッカイな日常』

思っていたよりも中身が濃く、それでいて語りすぎない、その頃合い加減が良かった。無茶苦茶面白いというわけではないが、最後まで読みたいと思った。ジャンルに関係なく、飼育員になりたいと思っている人は一読されたし!

 

 

『自分に気づく心理学』

耳が痛い話。大人は子供に与える影響を自覚しないといけないと思った。

 

 

『59-60』

緩い、緩い、民生 節。頭の中で「近ご~ろ~私た~ちは~、いい感じ~♪」がくるくる回る。
アフリカの諺「早く行きたければ1人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」がささった。

 

 

『世界でいちばん素敵な夜空の教室』

「世界でいちばん素敵な教室」シリーズ。
天文学的数字に現実味がなくなりぼんやりしてしまう。ニュージーランドのテカポ(世界初の星空世界遺産を目指している)に行って見たい!

 

 

『学校では教えてくれないシェイクスピア』

シェイクスピアを研究する筆者が、麻布と武蔵の高校生 約15名に講義をしたときの様子を文字起こししたもの。アクティブラーニングを取り入れ、生徒の気づきや疑問を取り上げながらの授業展開が素晴らしい。シェイクスピアの作品1つから、こんなにいろんなことを深く掘り下げて話を広げることができるのかと驚いた。

講義の最後に生徒全員がシェイクスピア作品の批評を書き、そのうち2作品が本に掲載されている。高校生がこれだけかけるのか、本当にすごいと思った。

 

 

『令嬢のマナーと教養図鑑』

紅茶、特にアフタヌーンティーにまつわる話がメイン。ミルクや砂糖を混ぜるときはスプーンを前後に動かすのが正解。キュウリのサンドイッチが出る理由は、当時、英国でキュウリは高級品だったから。