図書館で順番待ちしていた小説たち数冊が一斉に「あなたの番になったよ!」というので焦りました。延長ができるものは後回しにして何とか消化しました。
【小説 など】
主人公の安堂清春は発達障害(特にASD)の裁判官。発達障害特有の異質さに苦悩しているが、最後はハッピーエンド。
小説としてはこれでよいと思うが、現実はそう簡単ではない。カサンドラ症候群の問題もあるし、ファッション発達障害の問題もある。
読後の感想は、表紙のとおり淡い空色にうすい靄がかかったような感じ。
情景描写に力が入っているわりに人物描写は淡泊で、よくある話が淡々と続く。後半にやや展開があって最後の章はきれいでよかった。
筆者の早稲田大学時代のことを書いた随筆で、隙間時間にちびちびと読める。
声を出して笑えるところあり。面白い。
私の中にある早稲田生や京大生のイメージはこんな感じ。
伊良部シリーズの4作目。
前3作に比べてパンチはないけれど、そこは伊良部なのでまぁまぁ面白い。
これまでの作品と違ってより身近な話題がとりあげられているので、他人ごとではなく新鮮味に欠けるのかも。
朝ドラになりそうな小説。調べてみたら、既にドラマ化・アニメ化されていた。
辞書作りの話をメインに、控えめながら濃厚な人間模様がみられる。登場人物間で交わされる言葉がきれいで襟を正される。
【小説以外】
筆者は元外科医で今は緩和ケア医。患者の実例を挙げながら、終末期医療を語っている。
延命治療にも少し触れられている。万能ではないけど読みやすい。
認知症について知りたい人向けの本、漫画も混じっていてわかりやすい。初心者向け。本屋でパラパラするか図書館で借りるのがおススメです。
私はお金の話(特に親名義の資産について)に触れられていると思って読み始めたけど、そこはさらっと流されていて残念。お金関係は、親が元気なうちからきちっと整理しておくことが大事。認知症だとわかったら、速攻で棚卸をして定期や証券は解約するなり名義を変えるなりするのがおすすめ(症状が軽いうちは意思表示ができるので問題ない)。
どこかで紹介されていて、アマゾンでの評価数470で評価4.3だったので読んだ。あまり期待していなかったけど、読みやすくて納得しやすかった。
時間との関係で、タイトルとマーキングされているところを中心に前後を読むというパラパラ読み。1,2章は高校生から知っておくべき仕事の話で山内太地さんが執筆、3,4章は高校生から知っておくべき就活の話で小林尚さん(コバショー)が執筆。私は3,4章が参考になった。
これから家を買う人におすすめ。パラパラと読める本。
後でどうとでもなる事とそうでない事があるのでそれらを見極めることが大事。
つまりは、高性能住宅を追求すべし!という内容。