息子用の積読だったのですが、読まないと思ったので私が読んで返却しました。
〇十年ぶりの外山滋比古です。
「東大&京大」なんていう宣伝文句がありますが、そこは本の選択とは無関係です。
ワイド版があったのでワイド版を借りたのですが、ワイド版も人気で待っている人がいて延長できず、2週間で返さなければいけませんでした。そのため、後半はパラパラ読みでした(もう少しゆっくり読みたかった)。
学生時代の記憶では、あまり好きな作家ではありませんでした。この作家の文の問題と相性が悪くて得点しにくかったのです。内容や文体など全く覚えていませんし、今となっては、どうして得点できなかったのかはわかりませんが、懐かしさのあまり読みはじめました。
あまりゆっくり読めませんでしたが、「受験問題にでてくる外山さんの作品って、こんな感じだっけ?」と思いました。私の記憶違い?
パラパラ読みの浅読みですが、せっかくなので読んだところを要約すると、
・物知りなだけの人意味がない、コンピュータやインターネットのほうがはるかに上
・知識から新しい発想をつくれないとダメ
・そのためには、寝かせる、忘れるが大事
という話です。
上2つは人間とAIの比較でよく使われる話です。3つ目は、人間らしいオチ。
本を読んで印象に残ったことは(要約と重複あり)、
・日々のコツコツは大事
・だからといって同じことばかりを考えていてはダメ
→学校の時間割(数学の後に体育があるとか)は素晴らしい
・アイデアや思いつきは寝かせると育つ
・忘れることの大切さ
→持っている知識で生み出す作業が必要、そのためには脳を整理して軽くしてやらなければいけない(不要なものは忘れる)
→育たないものは捨てろ(一生懸命忘れろ!)
・頭を整理する(不要なものを忘れる)のに睡眠は大事
・ひらめきが生まれるベストタイムは朝
→「朝」を何回も経験するために、睡眠を細切れに取るってあり?
パラパラ読みの浅読みなので散文です。
恥ずかしいのでそのうち消すかも。