息子が読んでというので、読み聞かせは続いています。最初の2冊は子守歌になっていたようですが(笑)。
11月に息子が読んだ本です。
ラノベ。息子の反応は次のとおりです。
:「中国って残酷だなって思った。」
注:中国を模した小説上の仮想国で、実際の中国とは関係ありません。
:「えっ、続きがあるの!?読むから借りてきて。」
「やみはら」と読みます。辻村深月さんの作品。
:「面白くなさそう。厨二病みたいな表紙だね。」
と言って机の脇にある本棚にしまい込んでいましたが、ある日学校で一気読みしたみたいです。
:「読んだから返しといてね。あんまり面白くなかった。表紙のとおり厨二病でさー。」
とのことでした。一気読みしたくせに?ネットの評価は高いです。
息子が『布団』を読みたいというので借りてきました。
岩波文庫と迷って新潮文庫にしたのは、併録の『重右衛門の最後』の評価が高かったから。息子は、
:「『布団』読んだ、きもかった。『重右衛門の最後』はわかんないから読まない。」
:「えぇぇぇ!併録作品をみてわざわざ新潮のを借りたのにぃ!」
:「えぇぇ・・・」
といって、結局、『重右衛門の最後』は読まず、『布団』だけ読みました。
【読み聞かせ】
原田マハさん(原田宗典さんの妹)とヤマサキマリさん(テルマエ・ロマエの作者)の対談です。
息子が『テルマエ・ロマエ』の映画が好きなので借りてみましたが、この本は「つまらん」と言っていました。美術品に関する最低限の知識がないと楽しめないと思います。
筆者の山極寿一さんはゴリラ研究の第一人者。私が昔に読んだ「15歳の寺子屋」シリーズの『ゴリラは語る』の印象が良かったので借りました。
私は、もっとゴリラ・ゴリラした本だと思っていたのですが期待外れでした。ゴリラを読むなら寺子屋シリーズの『ゴリラは語る』のほうがオススメです。
息子は最初は興味津々でしたが、「この本、思ったほど面白くない」と言っていました。
積読に入った経緯は不明ですが借りてきました。井筒さんは、学生時代にバラエティー番組で時々みました。関西のおもろいおっちゃんという感じの人ですが、れっきとした映画監督です。この本は普通に下ネタがでてきます。思春期息子に母が読み聞かせる本としていかがなものかと思いましたが、なんでもアリの我が家だし、読み始めたので最後まで読みました。
私は「映画はスマホの動画撮影では撮れない。」というあたりまえのことを学びました。息子は、井筒さんの映画評論の一部に「そうなのよ!」と同意していました。
【最後まで読まなかった本】
ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロさんの作品。AIロボットとの友情。最後まで読んでほしかったのですが、半分ぐらいでやめました。
:「なんか色々と長ったらしいんだけど。」
:「いろいろと考えさせられることがいっぱい散りばめられているというのはわかるんだけど。」
:「つまんないのよ。楽しくなくちゃダメでしょ。」
と言っていました。「つまらない」は最近の息子の口癖です。
注意・叱責されているときも言います。楽しい話なわけ無いだろう、阿呆! と思います。