「中学生の卒業論文ってどんなことをするの?自由研究とは違うの?論説文でも書くの?」
と聞かれることがあるので、息子の取組状況などを少しずつ書いていこうと思います。
まずはじめに、首都圏の中高一貫では、(卒業)論文や大量レポート、卒業制作などを課している学校がちょこちょこあります。時期、量、合格レベル、テーマ設定、指導方法は学校によって様々です。
以降は息子校の卒業論文に限定した話になります。
1. テーマ設定
テーマは自由です。子どもたちが自分で決定して学校に申告(提出)します。
締め切りは中3のGW明けぐらいだったでしょうか(5月末だったかも)。
学年集会で提出までの流れの説明があり、まずはテーマを決めましょうと言われたそうです。テーマにしたいことが見つかったら、ネットや本などで簡単にリサーチして、1年かけて調べ考えたい内容かどうかを考えるそうです。
テーマが決まったら担任の先生に提出します。担任の先生が1人1人面談をして内容を確認し、深掘りができないテーマや不適切なテーマには物言いがつくとのことでしたが、
息子の担任の先生は「僕が口出しすることじゃないから。」という考えで、提出すれば受理されたそうです。
息子が選んだテーマは私が全く興味がないものでした。私が興味を持てるテーマにしてくれたら私も楽しめたのに。。。と不満ダラダラです。
でも、それで良かったと思います。私が興味をもてるテーマだったらどうしても手出し口出しをしちゃいますから(笑)。
「他の子はどういうテーマで取り組んでいるのか」と息子に聞いたら、「知らん!」と言われました。耳には入ってくるけど他人に興味がないので記憶に残らないそうです。というか、まだクラスの子の顔と名前が一致していないそうです。
別のクラスだけどずっと仲が良いA君のテーマなら覚えているというので聞いたら、A君は自身の生活の身近なところで問題になっていることをテーマにとりあげていました。目の付け所がいいなと感心します。そういうことを取り上げて真剣に考えてみようという姿勢は素晴らしいなぁと思いました。個人的にはそういう子に一目おきます。