エリミネーターのフロントパイプの途中経過を。 | BEAMS(ビームス) 開発ブログ

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二輪アフターパーツメーカー(ビームス)の開発担当です。
新製品の開発等、開発者の目線でブログを更新したいと思いますので、宜しくお願いします。

どうもお疲れ様です。


今日から9月です。

まだまだ暑い日が続いておりますが、朝晩は大分過ごし易くなってきましたね〜。

9月は台風の季節でもあるわけですが、早速3つも発生していて日本接近中。。。

その影響なのか知りませんが、来週の天気はほとんど雨の予報が出てますね。

JMCAマフラー試験は来週水曜日なので、今のところ翌週に延期のにおいがプンプンですが、、、開発は予定通り開催されるつもりで進めます。

というわけで、只今開発中のエリミネーター(8BL-EL400A)のフロントパイプです。


前回ブログで書きましたように、ノーマルのフロントパイプから型を取って始めたわけなんですが、、、いつものフルエキ製作と違ってなんかやり難い。(笑)

まぁ入口と出口の位置を固定しないとダメなんで、仕方ないんですが、勝手が違うのでどうも、、、。


エキパイレイアウトは車両に合わせてながらじゃないと決まりませんので、バランスを見ながら。

大分とシュッとした(笑)レイアウトにしてます。

ノーマルがこんな感じなんで↑、まぁ似たようなのは作っても意味ないし作りませんよね〜。

ノーマルのフロントパイプのエンジン下の膨らんだ部分は触媒ですが、これは今回作るフロントパイプにも搭載しないと、車検に通る合法マフラーになりませんので搭載します。

特に令和2年規制が入ってから規制値が厳しいんで、アフターマフラーでも大きな触媒が必要です。

今までの触媒では能力の限界がきていて、小型二輪車になると大型の触媒でも一個では排ガス試験をパスできなかったんです。

だから二個、場合によっては三個搭載してやっと規制値に収まる状態だったんです。

ですが!

最近新型の触媒が出来ました。

なんと良いタイミングでしょう〜。(笑)

同じサイズでも浄化性能が全然違うんで、新型の触媒使えば一個でも試験に通る、、、はず。(笑)

まぁ一個でいけるのかどうかは車両によりますけどね、エンジンの基本設計が古い物は難しいと思います。例えば、、、具体名挙げるのはやめときます。(笑)


はい。そんなこんなでフロントパイプ試作一号完成!

せっかくなんでマフラーつけて比べてみましょう。

パワーヘッダーWでどうぞ。


こちらは↓ノーマルフロントパイプ。↓

どーですかね??

エキパイのレイアウト変わっただけでも、大分雰囲気変わったんじゃないでしょうか。

まだ塗装してないんで分かり難いとこもあるかと思いますが、マフラー全体がマットブラック化すると車体ともマッチして断然渋く仕上がるはずです。

早く塗りたいです。(笑)


が、その前にベンチテスト、それから音量ですね。

どうなるか。

合わせてパイプレイアウトも変更が入れるかもしれませんが、基本的にはこんな感じでいこうと思ってます。


ちょっとダブル出しの方の音量が規制値内に入るかどうか心配なんですが、、、。

入らなかったら、結構ややこしいことになっちまうんでビクビクしてます。(笑)


はい。

そんな感じでエリミネーターのフロントパイプはマフラー試験に向けて進めていってます。


それでは今日はこの辺で。

皆様、良い週末をお過ごしください。