レブル250 二本出しマフラーの検証 | BEAMS(ビームス) 開発ブログ

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二輪アフターパーツメーカー(ビームス)の開発担当です。
新製品の開発等、開発者の目線でブログを更新したいと思いますので、宜しくお願いします。

どうもお疲れ様です。
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先日、JMCAマフラー試験に合格したレブル250の2種類のマフラーは商品化に向けて進めております。

上の写真では形出来てるやないかー!て、感じですが、、、とりあえず繋げてただけなので、まだまだやることテンコ盛りです。

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例えば、金型も試作段階では適当な材料を使っていたりするんですが、数回プレスしただけでズタボロになってしまいます。これでは量産に耐えられないーー!

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なので、金型に適した材料で削り直して、、といった感じが他に数点あったり、、、サイレンサーを吊ってるステーの形を決めたりだとか、、、他にも諸々ありまして、しっかり商品になるにはまだ時間が掛かりそうです。。。スイマセン。

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さて、↑の写真の2本出し。
この前のブログでちょっと語らしていただきました、糞詰まりにならないだろう仮説。笑
それに基づき、サイレンサーの内部構造を決めています。

えー、今一度ご説明させていただきますと、一本出しマフラーなら明らかに抜けが悪い構造(糞詰まり)でも、それが×2本から排気されるならば、結果、抜けの悪さは改善されて糞詰まりじゃなくなる!という仮説です。

因みに、何故にわざわざ抜けの悪い構造にする必要があるのかというと、これはやはりシングルエンジン独特の破裂音を消すためで、ストレート構造なんかにすると、とても聞けたもんじゃない音になるわけです。と同時に適度な排圧をかけないと抜け過ぎて、逆に全然走らないマフラーになってしまうということもあります。
まぁなんでもバランスよろしく。と思うわけです。笑

前置きが長くなってしまいましたので、このへんにしまして!

音の方はかなり良い音にできたと自負しておりますが 笑、さてパワーの方は如何でしょうか?ということで検証です。

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まずはノーマルマフラーからです。

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↑こんな感じです。
8000rpmでほぼピークパワーを迎える感じですね。

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では!糞詰まりにならないだろう仮説はいかがか!?
ということで、二本出しの計測です。

結果はコチラ↓
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青線が二本出し。赤線がノーマルマフラーです。

見事に成立したと言えるんじゃないでしょうか?


音も心地良いので、この仕様で進めていくことにしました。

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今は補強の仕方を決めていってます。これも重要ですね。

また進捗状況はお伝えして参ります。


それでは!本日はこのへんで失礼させていただきます。
また宜しくお願い致します。