エポキシ樹脂 超初心者向けの使い方説明 2024 | レジンクラフト®

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ビーズママ店長の徒然日記。
レジンクラフト®の紹介を中心に、店長の育児の話など、思いつくままにつづっています。

以下は2010年にアップした記事元に修正しました。
日々、エポキシ樹脂も進化しています。

=====2010年度の記述を元に修正しました====
せっかくレジンを購入しても使い方がわからない。。。そんな事あるかもしれません。
レジンの扱いが人生はじめという方向けに説明してみたいと思いま~す。

レジンにはいろんな種類がある事は過去にご説明していますが、よかったらご覧くださいね。
レジンについての説明はこちら→

デコレジーナで扱っているレジンには大きく分けて、UVーLEDレジンとエポキシ樹脂があります。
この2種類はまったく性質成分の異なる、違う樹脂ですので、混同しないようにしてくださいね。

UVーLEDレジンは紫外線で硬化する樹脂です。よって、固めるためには、日光の下に出すか、ネイル用のUVランプやLEDランプに当てる事が必要です。日光の場合は季節や天候によって紫外線の強さが変わるので、注意が必要です。

今回はエポキシ樹脂の使い方説明をします。
デコレジーナではオリジナルのエポキシ樹脂を製造しています。

エポキシ樹脂は2液(主剤と硬化剤)を混ぜる事で硬化します。デコレジーナのエポキシ樹脂は完全に固まるには24時間以上必要ですが、気温、室温、作る制作物の大きさなどに大きく左右されます。




デコレジーナ オリジナル エポキシ樹脂
超高透明。透明度持続のお勧めエポキシ樹脂です
2016年から販売を開始しましたので、2010年にこの記事を書いている時にはまだ存在していなかった樹脂です。(この記事を書いた当時は日清レジンさんのエポキシ樹脂でお知らせしましたが、日清レジンさんの販売は終了しましたので、デコレジーナのエポキシ樹脂で書き直しました。)

 

デコレジーナエポキシ樹脂は2022年には更にバージョンアップしまして、耐光性が上がり中に入れている物も紫外線から守るようになりました。そして、更に更に、黄変するのが遅くなっています。よって、透明度が持続する超お勧めエポキシ樹脂に進化を遂げています。

最低限必要な道具
1.はかり(できればデジタルで0.1gまで計れる物があると良いです)
2.ポリビーカーまたは、ディスポビーカー なければ、 プリンカップや紙コップもOKです。
3.かくはん棒 (無ければ割り箸などでもOK)
4.型(シリコンモールドやシリコン製のお菓子やアイストレーなど、PP製やPE製のお菓子の入れ物などなど)
5.封入するもの(パールやビーズ、チャームなど)

エポキシ樹脂は「主剤」と「硬化剤」がセットになっています。
今後比率はメーカーや製品ごとに違いますので、注意してください。必ず説明書を見て混合比率を確認しましょう。

デコレジーナのエポキシ樹脂は10:4です。

$透明樹脂・レジンで作るアクセサリー-電子スケール
私が使っているデジタルはかりです。300gまでは0.1g単位で計れるので非常に便利です。料理用で購入しましたが、もっぱらレジン用になっています(^^;)。

タニタ デジタルクッキングスケール KD-320-WH (ホワイト)

¥3,412
楽天

汚れる可能性もありますので、ラップで天板を包んでおくと、よごれてもラップをはずすだけ。
これなら、料理用にも使えます。

 

容器にまず、主剤を入れます。
今回は28g作ります。
1.主剤 20g を計ります。

(すいません。古い容器の画像です。。。)

最近の容器はノズルのキャップもネジ式になっていて、出口も太くなっているので出しやすいです。



(硬化剤の容器は大きく変わりました。)

点眼容器は使いやすかったのですが、酸素が入りやすく直ぐに黄色く変色してしまいます。この為、新しい容器は酸素バリア性の高い容器にかわり、保存できる、期間が伸びました。

 

2.主剤の入った容器はそのままにして、計りのメモリをゼロにします。
ゼロにしてから、硬化剤をはかります。
硬化剤 8g を 主剤の上から入れます。
硬化剤はさらさらの液体なので、入りすぎに注意してください。ゆっくりと入れてください。

<<注意ポイント>>
0.1gモードができるはかりの場合は、0.1gモードで正確に行うと、未硬化を防げます。
デジタルの計りがない場合は最低でも30gは作ってください。
誤差が大きいと未硬化の原因につながります。


冬になると気温が下がります。レジンも気温が下がると粘度が高くなり、扱いにくくなります。
この場合は湯煎をして温めてから利用すると扱いやすいです。
冬場は室温20度以上にして作業する事をお勧めします。夏場も冷房は控えめに(^^)。


主剤と硬化剤を入れて直ぐは主剤と硬化剤の境目が見えます。混合すると一瞬白くなって、更に攪拌を続けると透明になっていきます。

「気泡が出ないように混ぜてください。。。。」って説明をよく見るのですが、それ、無理です(^^;)。
気泡を気にするよりも、よく混ぜる方に重点を置いてくださいませ。

デコレジーナのエポキシ樹脂は気泡が自然に抜けてくれるので、攪拌が終わった後に放置しておけばどんどん気泡が抜けて透明になります。

ポリエチレン製のモールドを使いました。


レジンを用意している型に流し込みます。
1回目は型の3分の1ぐらいまで入れます。

型に利用できるのは、シリコン製の物か、PP(ポリエチレン)PE(ポリプロピレン)製の物が可能です。

市販のシリコーンモールドを使わなくてもかわいい形のおかしの包装や、ゼリーカップや。。アイスキューブなどを作るシリコントレーなど、身の回りの物でも作れますよ!

 

アイストレーを使いました

 

オリジナルのシリコーン型を作る事もできます。

 

レジンの中に封入したい物を入れていきます。
不透明な物が扱いやすいです。
高価な物は使わないように。。。例えば本真珠とか💦

エポキシ樹脂は要するにプラスチックの仲間ですので。。。高価な物は安く見えるようになってしまう可能性が大きいです。注意してくださいね。逆に安い物でも作品の仕上げ具合ではとっても素敵になりますので、ぜひ、イマジネーション働かせて作ってみてください。

スワロフスキークリスタルは色の濃い物ならば大丈夫ですが、クリスタルやアクアマリンなど、色の薄い物はほとんど、見えなくなってしまいますので、封入するのはもったいないです。光の屈折具合のため、水に入れて見えにくくなる物は透明なレジンに入れても同じ現象が起こります。台座がついたラインストーンや特殊可能が表面に施されている物は透明なレジンに入れても見えると思います。


今回はスワロフスキーのクリスタルパールを利用しています。重さがあるので、しっかりと封入できます。アクリルパールなど、軽いパールは時間がたつと浮いてきてしまう場合があります。

$透明樹脂・レジンで作るアクセサリー-動かす
封入物を入れ終わったら、封入物が隠れるまでエポキシ樹脂を流し込みます。

$透明樹脂・レジンで作るアクセサリー-仕上げる
ここで、封入した物の配置を変える事も可能です。
また、封入した物の間に空気が入っていたりするので、注意して気泡を抜くようにしましょう。

大きな気泡はつぶしていきます。

<<注意ポイント>>
レジンは目に見えないですが、流動しています。軽いものなどは動きやすく、せっかく配置しても数時間たってみたら、微妙に動いていたり。。。それが、難しいところでもあり、おもしろいところでもあります。
封入するものによっては、気泡が出やすい物もありますので、注意してください。

 

また、金属の塗装が剥げて色がエポキシ樹脂に移ってしまい、黄色く見えてしまう場合やプリザーブドフラワーの色が抜けてしまったり、封入物に問題が発生してしまう事もありますので注意が必要です。

気泡をつぶして、配置も決まったら、あとは待つだけです。
気温24度で24時間ぐらいで硬化します。よって、冬場など気温が低い部屋ではそれ以上に硬化時間がかかるという点を注意してください。

固まったら。。。。
ワックワクの瞬間のお待ちかねです!!!

型からパッコ~ンっと取り出しちゃってください~いо(ж>▽<)y ☆

$透明樹脂・レジンで作るアクセサリー-パール封入
オリジナルパーツの完成~!!

この後ははみでたバリと言われる部分を削って、穴をあけて、ヒートンを差し込んでパーツとして仕上げます。ここから後の作業はすでにブログに書いていますので、ググッて見てくださいませ。

 

更に艶を出したい時は、エポキシ樹脂は削ったり、磨いたりできます。さらにはレジンコーティングを使って艶やかにする事もできます。UVレジンなどよりも、艶やかに輝きを持たせ、硬さが欲しいなどの時はエポキシ樹脂の方がお勧めです。また大きな物を作成する場合も価格的にエポキシ樹脂がお勧めです。

ぜ~んぜん、難しくないでしょ(^^)。
封入する物を変えたり、型をいろいろ探してみるととっても奥が深いです。
今回は、初心者様への登竜門。透明なレジンをそのまま使う方法をご案内しました。
この後は、皆さんのイメージでいろいろと楽しい作品を作ってくださいませ。

エポキシ樹脂の扱いはそんなに難しくないです。
計って混ぜるだけ(^^)。

完成までに時間がかかるのも、また、酔狂なものです(^^)。
ぜひ、楽しんでください。

 

 

 
 

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