それはもともと人に備わる | スッカラカ~ンと♪いつも青空

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輝くいのち
その静かな喜び

タオの詩
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第百六回

    土(EARTH)

一、至心(真実心) 

至心とは、私たちの心の最も奥深いところに隠れている、真実の感情です。

そしてこれを自らの内に発見し、目覚めさせるのは、並大抵のことではありません。

ほとんどの人は、この感情を眠らせたままこの世を去っていきます。

しかし私たちの本当の人生は、この至心に目覚めた瞬間から始まるのだと言っても

過言ではありません。

  第一段階 

自分の心を内観し、まず認識するのは何でしょう?

瞬間ごとに感じる身体感覚に他なりません。

それは毎瞬変化し、そしてからだ全体として起きていることです。

雑事に追われて忙しい日常の意識では、これを認識することは困難です。

私たちが、自らの心をよく見えていないのは、このためです。
    

  第二段階 

先の段階で感じる全身的な身体感覚より、さらに奥にある自らの心を見るならば、

そこに多くの抑圧された感情が溜めこまれていることがわかります。

孤独、恐れ、悲しみ、無力感、取り残された気持ち、怒り、絶望などです。
    

  第三段階 

怒りとは何でしょう?

それは、理解されないことへの悲しみであり、

絶望的なまでに理解されたいという感情の転化したものです。

悲しみとは?

それは、充分な世話を受けていないことに対する痛みです。

恐れとは、生きるに値しない、価値なき存在として、

捨ておかれることへの不安です。

抑圧された心の、さらに内部に存在するこれらの感情を一言で表現するならば、

ただ〝泣きたい!〟ということでしょう。

そうです。何の言葉もなく、ただ泣きたいのです。

私たちは、心の奥深いところでは、いつも、いつも〝泣いて〟いるのです。

  第四段階 

この泣きたいという感情は一体なんでしょう?

この奥には、一体どんな気持ちが隠れているのでしょう?


それは、強い強い「願い」です。

今、自分の味わっているこの痛みを、誰にも、与えたくないという「願い」です。

  第五段階 

そして、さらにこの奥には、溢れるような強い心が躍動しています。

すべての人に対して、

痛いほどに与えたいという、悲しいまでに与えたいという心が。

安らぎを与えたい

喜びを与えたい

愛を与えたい

気づかいを与えたい

幸せを与えたい

なんであれ、人生の良きことを・・・。

そしてこれこそが、あなたの隠された真実の心なのです。

本当の人生の目的なのです。

生まれてきた理由(使命)なのです。

これによって、あなたは気づかされることでしょう。

痛みを伴う過去の悲しい体験は、自らの生まれてきた理由と、

人生において果たすべき使命を、目覚めさせるためであったということを・・・。
















喨及さんの愛の分析は

いつも

青のこころを素直に

あああそうだったと気づかせてくれます


泣きたいがどこから来るのかを


言葉に変えられなかったもどかしさが

今は懐かしい