海の家組合長の夏ブログ -74ページ目
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媒体化

このところ、海の家は媒体化してきている。


7月・8月の2ヶ月で100万人が来る海水浴場は、月50万部売る月刊誌並みの媒体?

当海水浴場では例年、60本を超えるロケを在京キー局が行っている。媒体効果としては100万人×?乗になるのかもしれない。

当然、広告の出稿も多く、海の家の場合は店舗への冠協賛や短期のイベント、セールスプロモーションと言った形で広告料収入に近い性質の売上が立つ。これがないとやって行けない巨大店舗も多いと思われる。


時代は大きく変わったね!衣類・貴重品を預かって、ラーメン、カレーを売って、浮き輪貸して・・・・・の時代から、宣伝媒体?

に成ったとは・・・・。その予兆があったのは15年くらい前かな?20年前に「とんねるずハウス」ってのがあったかな?大型のモデルは広告代理店D社が家電メーカーP社の浮島を作った江ノ島東浜かな?そろそろ僕の記憶も怪しくなってきた。


僕の仕事も多様化し、出店の申請や海水浴場の管理運営業務より、取材を受ける時間・現地コーディネート・広告代理店さんとの打ち合わせ等の時間が遙かに多い。


そうそう、最近多いのはIPOで成功の第一歩を人生に記した経営者から『海の家、買いたいんだけど!』CALL。これに対応する時間がやたら多い。ヒルズじゃなくてビーチなんだけど。

組織

海の家の経営者は必ず 組織 に属している。

と言っても、安全・健全な任意組合組織である。


なぜなら、夏の間、海岸で営業する為には数々の許認可が必要で、

それを受け付ける関係機関は個人での申請をNGとするからである。


だから、組織 に属している。


その名称は、ほぼ○○海浜組合や××ボート組合と言った組合ドメとなる。

神奈川県内の組合は連合会を組織しています。web がありますから見に行ってね!





きっかけ

 私が海の家に関する営業権を取得したのは20年前の春だった。

当時、KAWASAKI社が発売していたジェットスキーで遊ぶゲレンデが

欲しかったからである。バブルの中程だった記憶があるが、安かった!

当時のお金で400万円ほどの取得費用を友人2人と用意した。

 

何かに、記憶を書き記しておかないと、全てを忘れてしまいそうな年齢

になったので、ブログを立てようと決めた。


 夏になると湘南の海は海水浴場が設置される。そうなると国の財産

である海岸は一時的に海岸法 や神奈川県水浴場等に関する条例に

認められた一部利権者に占有される。

これが俗に言う「海の家」、正確に表現すると「海の家」の組合である。

この利権はかなり強く砂浜に及んでいた。

当時、ジェットスキーを砂浜からエントリーするには利権者のOKをいた

だかないとNG!レベルの勢いであった。

なら、『海の家、買っちゃおう!』が「海の家」デビューのきっかけであった。



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