気づいてくれた嬉しさ@絵本「えきのひ」 | 絵本読みたがり屋けんちゃんの 絵本あれこれ日記

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絵本のことや、保育園での仕事のことや、映画のことや、芝居のことや、気が向いた時に書きたいことをブラブラと書いています。

【やっぱり面白い子どもとの読み】

今週から認可保育園の園長職に就き、

毎日事務仕事の嵐。

絵本を読みたくてウズウズウズウズ・・・・。

 

夕方、

集中力が切れた僕は

絵本を持ち幼児クラスの保育室へ。

ウクレレと絵本を数冊手にして入り、

イスを手元に引き寄せ座る。

 

なにが始まるんだ・・・

と興味津々の目を向ける子どもたち。

保育士が「けん先生の読み聞かせみーよおっと!」

と抜群のサポートをしてくれる。

 

子どもたちはワラワラと集まりだし、

この風景久しびりだわぁーー

と嬉しい気持ちになりホクホクした気持ちになる。

 

絵本を4冊くらい読み、

また一緒に読もーねー

語りかけると子どもたちは

絵本の時間終わりかーと気づき解散。

各々好きな遊びに戻る。

 

やっぱ楽しーわー

絵本読むの。

 

【えきのひ】

ブログに何回も登場してる

常連絵本の1冊に

「えきのひ」というのがある。

 

言葉が物語を紡ぎ、

絵が迷子になった2人の子どもの

気持ちを語る僕的名作絵本。

 

1歳から楽しめる絵本で、

独特の心地よい緊張感と安心感が

味わえる大好きな作品。

 

この絵本を読み終えた時、

子どもが発した呟きに

僕は大喜びしました。

 

 

【迷子は子どもだけじゃない】

ザックリとあらすじを紹介すると、

大きな駅で母親からはぐれ

迷子になった2人の物語。

 

最終的に母親と再会をして

めでたしめでたしなのだが、

実は物語の終わりに

もう一つの物語が

始まるという終わり方をしてる。

 

表紙を見て分かるように、

弟ちゃんが人形を手にしてる。

この人形の手を、

弟ちゃんが途中で離して

今度は人形が迷子になるんです。

 

たーだ!

 

テキストでの説明はなく、

絵がその事実を伝えている。

読み終え、裏表紙を見ると

そこに一人ぼっちの人形が

描かれてるんです。

 

今まで何回も何回もこの絵本を

読んできたけど、

そのことに気づき

教えてくれる子どもと出会った

ことがなかった。

(気づいてるけど、言葉にしていないだけかもしれないけど)

 

【子どもの一言】

そんな仕掛けがあるもんだから、

人形がいなくなる前の場面と

いなくなった場面をジックリと

子どもに見せたくなる。

 

今回も同じくその読みをし、

最後に裏表紙を子どもの目の前に

広げると

 

​​​​​​​あっ!人形が迷子になってる!!

 

と教えてくれる女の子がいたんです。

その言葉を受け僕は

 

うおぁー!!

気づいてくれた!!

 

と大喜びですよ。

もーニッコニコしながら

保育室を後にしましたよね。

 

こだわりの部分や、

好きなところに気づいてくれると、

嬉しいですね〜。

 

新作絵本紹介動画公開中でーす!

 

そして今週末には、

絵本とは関係のない

特別企画動画を公開予定。

 

夏の終わりに、

夏らしさを感じる、

都○伝○検証動画。

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