ハンスジマーが好きでたまらない@映画 | 絵本読みたがり屋けんちゃんの 絵本あれこれ日記

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絵本のことや、保育園での仕事のことや、映画のことや、芝居のことや、気が向いた時に書きたいことをブラブラと書いています。

【素晴らしき映画音楽たち】

僕は映画が大好きで、

映画音楽も大好きなんです。

 

生まれて初めて買ったCDは、

スポーンという映画のサントラ。

 

つい最近

「素晴らしき映画音楽たち」

という、映画音楽にフォーカスをあてた

ドキュンタリーを観て大興奮しました。

 

映画史に残る名作の音楽はどう生まれたのか。

どう作られるのか。

音楽を作る人たちは何を考えてるのか。

 

映画音楽大好きっ子の僕は、

よだれが出っ放しでしたよ。

改めて、

映画には音楽が欠かせない

と思いましたよね。

 

映像に音楽がつくことで、

物語や登場人物たちに厚みが生まれる。

だから、観ている人は感動したり興奮したり

ドキドキワクワクしたりする。

 

【愛してやまないハンス・ジマー】

僕はハンス・ジマーが特に好き。

この人は、そうそうたる大ヒット映画の音楽を

作り続けてきた。

 

ライオンキング

ダークナイトシリーズ

パイレーツオブカリビアン

グラディエーター

 

上にのせたウィキを見てもらうと分かるけど、

誰もが知っている、観たことがある作品の

音楽を作り続けてる。

 

 

そんな人が、

「素晴らしき映画音楽たち」

の中でこんな感じのことを言ってました。

 

電話で依頼があり受け、

電話を切った後に”どうしよう!”と

逃げ出したくなる。

 

超大御所なのに、そう感じるのかと新鮮だった。

同時に、僕には理解できないほどの

プレッシャーと闘い続けながら

名曲たちは生み出されていたことを知った。

 

「素晴らしき映画音楽たち」を観たら、

ハンス・ジマーの好きさについて

書きたくてウズウズしてきたわけです。

 

【音楽の凄さを初めて感じた映画】

僕が初めてえっ!?何これ!!と感じた

映画はコチラ。

 

北野武監督作品で、

目ん玉が飛び出るほど感動した映画。

なんでこんなに気持ちがムズムズするの?

と表現の凄さを肌で感じた。

わけも分からず気持ちが揺れ動いた作品なのだが、

音楽からもの凄い影響を受けた。

 

エンドロール前のラストシーンから音楽が少しづつ入るのだが、

音楽を通して

言葉にできない何かが僕の中に入ってくる

呆然としつつ目と耳は画面から離せない。

いま思うと、映画音楽の凄さを初めて体験したのが

この作品なんだろうな。

その場面がコチラ↓

 

 

【エンニオ・モリコーネとエリック・セラ】

久石譲の次に僕の心を掴んだのは、

エンニオ・モリコーネとエリック・セラ。

 

エンニオ・モリコーネといえば、

ニューシネマパラダイス。

この音楽に、耳と気持ちは大喜び。

 

そしてエリック・セラというと、

グランブルーとフィフスエレメント。

 

グランブルーの音楽といっていいのか分からないような、

不思議な旋律。

かと思えば、フィフスエレメントでは

信じられないようなはっちゃけた世界観を

見せてきた。

 

音楽一つでここまで感じ方が変わるのかと驚いた。

 

 

【ハンス・ジマーとの違い】

僕が感じた話になるけど、

久石譲

エンニオ・モリコーネ

エリック・セラは

どこか作品から一歩前に立つ音楽を

作る人たちだなと思ってる。

 

我の強い音楽

 

時に映像や物語より、

音楽の方がいい意味で目立つ。

 

じゃあ、ハンス・ジマーはどうなの?

ハンス・ジマーは職人だと思ってる。

徹底的に映画に寄り添う音楽を作る。

映画が表現したいものを補填したり、

より強調するための音楽づくりをしていると感じる。

 

 

【ハンス・ジマーの世界】

例えばダークナイトシリーズ

 

この音楽を聴いてると、

物語がもつ暗さ・不安・影・忍び寄る・激情が

増幅されて届いてくる。

 

インセプションでは、

囚われた場所から解放されたのかを疑い、

そして我が子を抱きしめた時に感じた

「いまここに間違いなく自分はいる」という安堵。

 

グラディエーターの、

全てが終わり苦難から解き放たれ

愛する妻のもとに旅立てることの喜び。

 

パイレーツオブカリビアンの、

血生臭さを感じないが、

壮大な冒険活劇を感じさせるワクワクさせる音楽。

 

どの音楽も、

徹底的に作品に寄り添ってる。

ホント職人だよな、と思う。

 

そんなハンス・ジマー大好き人間な僕だけど、

決定的に好きになった音楽がある。

それは、アメイジングスパイダーマン2

この音楽。↓

 

 

 

こればかりは理屈じゃない。

好きだわぁーー

と雷に打たれたように思った。

もともと凄く気になってたけど、

この曲でドップリですよ。

 

【Aurora】

ハンス・ジマーが作った曲で、

「Aurora」というのがある。

この曲は特別な気持ちが込められているようで、

作ったきっかけをライブでこう語った。

 

「そして何年か経ってクリストファー監督が来てジョーカーの話をした。無秩序な社会の世界観や、パンクの要素を加えた音楽や演技について。私が監督に「誰がジョーカー役をやるのか」と尋ねたら、彼は「ヒース・レジャー」と答えた。ヒースは素晴らしかった。常に大胆不敵で極限の演技を見せた。毎日彼の演技を見て圧倒された。撮影が完了する少し前に知らせが届いた。ヒースが亡くなったと。作っていた曲がやり過ぎに感じて、抑えめにしようかと悩んだが、考え直した。ヒースと彼の演技に真の敬意を表するには、鋭さを保つべきだと。カミソリの刃や割れたガラスのような鋭さを。さらに数年後監督が言った。「3部作を完結させよう」と。ダークナイトライジングが生まれた。再び懐かしい遊び心や挑戦心が蘇った。映画が完成してプレミアも大成功。翌朝飛行機に乗り、夜明け前にロンドンに到着して自宅へ帰った。その時記者から電話が来て知らされた。コロラド州のオーロラという小さな町の映画館で我々のバットマンを上映中に銃乱射事件が起こったと。「打ちのめされた」。それが最初に浮かんだ言葉だ。誰もが同じだった。でも私は言葉は使わない。言葉は私の表現方法ではない。そして一日中被害者や遺族の事、そして彼らの孤独さを考えていた。なのでその夜仲間に電話した。「言葉ではない音楽で何か出来ないだろうか。腕を伸ばすように海の向こうの小さな町に届く音楽を作ろう」と。遺族が孤独を感じないように。僕らの思いが伝わるように。でも、今でも世界は少しも良くなっていない。だから私達は今夜ここプラハで舞台の上から手を伸ばし心を込めてお届けします。それでは聴いてください。”Aurora”。」

 

この曲は確か、

インターステラーで使われていたような気がする。

 

まあ今日のブログで何が言いたかったかというと、

ハンス・ジマーが大好きです

ということでした!

その格好良さを堪能できるのが、

こちらです。