釜山のマチュピチュ?!
甘川洞文化村
(カムチョンドンムナマウル)
釜山のマチュピチュと称されるわけ、
それは別名タルトンネ(月の街)とも呼ばれる所にあるためです。
タル(달)は「月」、
トンネ(동네)は「街」で、
タルトンネ「月の街」。
韓国では、小高い丘にある貧民街をタルトンネと呼ぶのだそうです。
名前の由来は、月に届きそうなくらい高いところ、とか、破れた屋根から月が見える、とか諸説あるそうですが………
韓国には経済的に貧しく平地に住めなかった人が多く暮らす貧民街、スラム街ともいえる場所だったのが「タルトンネ」です。
訳すと「月の街」、ロマンティックですが、屋根が破れて家の中から月が見える事などから付けられた名称で、おおよそロマンティックとは程遠い意味を含んでいます。
そんなタルトンネの一つ、釜山の甘川洞文化村に行ってきました。
今はカラフルな家並みにアートが点在し素晴らしい景観を造っています。
観光地としても人々がたくさんやって来ます。
が、もとは観光地としてこの集落が出来たのではないのです。
もともと朝鮮戦争の際に北朝鮮側から戦争を逃れるために逃げてきた避難民たちが住居を求めて集落を作ったことが始まりでした。
小高い山の斜面にバラックを建てて住んだのでしょう。
山肌に沿って家屋が立ち並び、いくつもの歩道も入り組んだ街が形成されています。
なので、街並みが迷路のように入りくんでいます。
この迷路のようにいりくんだ所もマチュピチュと言われている所以でしょう。
しかし、この景色に惹かれた美術家や写真家などが村にアートギャラリーをつくり始めたのです。
2009年から始まった
マチュピチュプロジェクト
これにより、
甘川洞文化村
(カムチョンドンムナマウル)
という新しい観光名所になりました。
すばらしい景観でした!!!
小高い山の上なので景色は最高です。
カフェや雑貨屋などもあり、散歩には楽しい所です。
釜山最後の日にとても素晴らし景色を見ました。
これで今回の旅行は終わります。
明日は日本に帰ります。
次回は10月を予定しています。
数少ない読者の方々、ありがとう。
m(._.)m
めげずに頑張りまーす