韓国旅行カヤ国への旅⑬ 画家イ・ジュンソプ | 韓国旅行記

韓国旅行記

歴史、文学、伝承、民話、美術、飲食などを絡ませながら旅します。


釜山に戻って来ました。

さっそくですが、
この映画ご存じでしょうか?



どういう映画かと言いますと

~✌

第二次世界大戦のさなか、

三井財閥企業の役員を父に持つ令嬢・山本方子は日本の美術学校で出会った朝鮮からの留学生イ・ジュンソプと恋に落ちる。

空襲が激化し戦況が最終局面を迎えた
1945年、

方子は命がけで海を渡り、故郷に戻ったジュンソプのもとへ嫁いでいった。

幸せな時を過ごしたのもつかの間、
日本の敗戦後に勃発した朝鮮戦争の戦火と貧困に追われ、再び日本と朝鮮の地で離れ離れに。

それでもふたりの愛は失われず、唯一の通信手段だった手紙は200通以上に及んだ。

アジアの芸術家として初めてニューヨーク近代美術館〈MoMA〉に作品が収蔵され、遺された絵画は今や億の値がつく画家、イ・ジュンソプ。

韓国では知らない者はいないジュンソプは、生前キャンバスも買えないほど貧しく、39歳で息を引き取った。

彼が最後に会いたいと願ったのは、日本人の妻・方子だった。





~✌


さて、この画家イジュンソップ通りが釜山にあるのです。

場所は釜山の現代百貨店の裏で、地図を見ても解りにくい場所です。



探せど探せど見つからず途方にくれました。

そして、またもや発音の悪い韓国語で通りがかりの青年に訪ねました。


「イジュンソップ通り、ご存知ですか?」

青年は

「釜山に生まれ育ったけれど、そんな通りがあるとは知りませんでした。」

私は、青年に地図を見せて、ここに行きたいいんですと言いました。

ちょうど、仕事が早く終わり帰るところなので、もし良かったら案内しますよと言ってくれました。

いつも、現地の人の親切で旅行を乗りきっています。すいません、そしてありがとう✨




スマホで検索してくれてます。





この階段、映画「チング」で、走って逃げるシーンを撮った階段です。



四人の顔がうっすらと~(笑)

ヘエ~、こんな所で撮影したんだ!

この場所に来るのに道ではない道を通って来ました。これは探せないはずだ~(笑)

青年のお陰でイジュンソップ通りを見つけました。ありがとう❤


















通り全体が美術館というコンセプトで壁や、階段などあらゆる所にイジュンソップの絵や言葉がありました。

写真ではよく見えないのですが、階段にイジュンソップの残した色んな言葉が書かれています。

この百階段を上りきった所に小さなオープンカフェがあります。

そこにはイジュンソップの絵のレプリカも売っています。

商売気の無さそうな若いお兄さんが、一人店を守っています。






ここで青年とコーヒーを飲みました。

建物中にはイジュンソップのレプリカの絵や雑貨を売っています。

イジュンソップと言えば、

牛の絵
ですね。

レプリカを買いました。








独特のイジュンソップの牛の絵です。

他の作品も見てみます。




貧しく絵具が買えず、煙草の銀紙に釘で絵を描いたそうです。





階段の言葉には

「どんな困難があっても
     牛のように一歩づつ」

と書かれていました。


私も日本に帰ったら

「牛のように一歩づつ」

ですね✨

ここからは絵画村へと向かいます。

     続く~✌