**コティの在庫部屋** -25ページ目

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映画+音楽+本+雑貨+ご飯+お酒+「おべんきう」=私。

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そういうものが気になっているうちは、大物にはなれんのかも知れん。



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「ザ・プロデューサー」

Swimming with Sharks

The Buddy Factor


この、若かりし頃のデルトロが出演したふっるい映画を、久々に見たくなったのには訳がある。

おべんきうをするために時々チャリで2分の県立図書館へ行くのだが、化粧室に行く途中に文庫のコーナーがある。

いい加減思考が鈍ってきた時などにここを覗くと、たまに「おっ」と声を上げたくなるような本が入っている。

例えばこんなの。


ご遺体 (光文社古典新訳文庫)/イーヴリン ウォー
¥920
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厚さもないので2日もあればさくっと読み終わってしまうとはいえ、おべんきうの合間にこいつを先日つい借りてしまうw

ハリウッドの映画界を前半の舞台に置いたこの小説は、予想通りブラック・ダーク・ビターな面白さだった。

で、ラストの惨劇(?)を読みながらふと思い出したのがこの映画。あらら、なんかちょーっとだけ似てない?と。

んで、この記念すべきケヴィンちゃま第1回製作作品を、何年振りかで見直してみた。


一言で言うなればこの映画は「あまちゃん(♂)都会編・無修正ハードコアバージョン」www

ケヴィンちゃまが出ている業界の裏幕を描いた映画は他にもあるけど、これは自身は製作してるだけあって凄い。

迫力も違うし見せつけ方も違う。なもんで、人によっては嫌悪感抱く場合もあろうかと思うので、その辺ご注意を。


ワンマンで傲慢で悪名ガチ高な映画会社重役・バディの新しい助手になった大学出たてのあんちゃん、ガイ。

1日目からこき使われて蔑まれて苛められて虐げられてバカにされてコケにされて挙句の果てに1年後「お前はクビだ!」

ブチ切れたガイは勝手知ったるバディの瀟洒な自宅へ潜入。バディの家でバディを相手にバディの銃をぶっ放し、

ニヤリと笑ってガイは言う。「さあ、1年分の贖罪だ。俺に謝って貰おうかな」


ガイの反旗の翻し方=拷問の仕方が極端過ぎるため、何もそこまでしなくても、と見る側は多少思うかもしれない。

特に椅子に縛り付けたままバディ=ケヴィンちゃまの髪の毛をむんずと引っ張るあのシーンは涙なくして見られないw

ケヴィンちゃまが言った「ああ髪がっ!」ってのは果たして台詞だったのかそうじゃなかったのかw


え?デルトロ?出てますとも勿論。この映画で我らが兄貴演じるのは、ガイの前任者、つまりケヴィンちゃまの元助手。

1日目のガイに仕事の手解きをする兄貴のまあゴージャスな事と言ったら!若いしお肌もピチピチよ(はぁと)。

業界に長けてる役なので、いつもの兄貴よりずっと早口で喋るのも特徴。ただ声は相変わらず小さいけど。

多分これは作戦だな。バディより目立っちゃいけない訳だし。そんなバディ=ケヴィンちゃまは元助手レックスの事を

「このサル」(字幕)と呼ぶ。サル呼ばわりすんな!

と怒ってはいけない。バディは自分の助手の事を全部「このサル」って呼ぶから安心して。←なんで安心なんだ


という訳で行ってみよう、レックスの麗しき姿。



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そうです。何とこの映画で兄貴は初のオールバックに挑戦!

若いので何をやっても可愛く見えるのはワタクシだけでしょうかwwwww

もういっこ。兄貴について語るケヴィンちゃまの台詞の中にdog boyってのがある。これは字幕通りの意味もあるが、

デルトロのデビューの役柄が本当にdog boyだったってのもあるんじゃないでしょうか。

ちなみにこれはケヴィンちゃまと兄貴が初共演したユージュアル・サスペクツより後の作品。だからさ。


拷問シーンがどぎつい、という事で途中で断念する人もいるかもだけど(でも昨今のホラーとかより全然甘いよw)、

この映画、真のテーマは後半半分から3分の1以降にあるので出来れば頑張って見て頂きたい。

虐げられてバカにされて、仕舞には自分の女までコイツのせいで裏切りやがって(ここは勘違い)怒り心頭のガイ。

の筈だが、バディは伊達や道楽でここまで上り詰めた訳じゃない。25歳のイマドキ小僧、ガイの事をちゃんと知ってる。

ガイの、仕事をサボる事を覚え、見栄を張る事を覚え、傲慢を身につけ、不満を募らせて行く様を、バディは見ている。

1年耐えただと?バカ言うんじゃない。俺は10年耐え抜いたんだよ。お前らみたいなMTV世代は忍耐が足りない。

そうさ、なあ、良く考えろ。お前の望みは何なんだ。(What do you really want?) お前は一体どうしたいんだ?

髪を切られ、抜かれ、顔を傷付けられたバディは割れた鏡を見ながら不敵に笑い続ける。


この「お前の望みはなんだ」という問いが話の核になっている。

耐えられない、苦しい、もう嫌だ。だったら逃げればいいじゃないか。簡単な事だ。なのに何故逃げない。

お前の望みは、一体何なんだ。

語りかけるバディには、誰よりも、勿論本人よりも、今のガイの望みが解っている。

寧ろ今、バディはそれを利用しようとしてさえいる。それがバディのここまで伸し上がれた所以なのだ。


ラスト、ガイの恋人でありバディとも関係のあった、野心家のプロデューサー、ドーンが駆けつけてからが本番だ。

なあ、良く見ろ。俺達はこの女みたいに、身体で出世する事は出来ない。やるかやられるか、それしかないんだ。

切り刻まれた顔を真っ赤にしてバディがガイに叫ぶ。いいか、お前が男になるなら今しかない。さあ殺れ。その銃で撃て。

必死になって止めるドーンを振り切ってバディは叫び続ける。撃てなきゃお前は一生そのままだぞ。さあ!


最初の場面がここに繋がり、観客はあっと声を上げる。

そうであれば、次に待つシーンの衝撃は更に濃厚になる。


イーヴリン・ウォーの「ご遺体」はもっとドライで笑いを誘う。後味が不思議と悪くない。(訳文の巧さもあるのだろう)

この映画は決して後味は良くない。が、何故か不思議と納得が行ってしまう。

それは多分ケヴィンちゃまの演技力と、ガイという青年の異方向のイニシエーション・ストーリーであるという点と、

ここは「ご遺体」もそうだが、多かれ少なかれ、現実ってこんなもんなんだろうなという我々の憶測が、

あながち間違っていない事を、我々自身が知ってしまっているせいなのかもしれない。


まああの、とにかく、兄貴は可愛いですw 見どころのひとつに添えてやって下さいwww


まさか自分がこれ程までに

なんて思ってやしないだろうな?

全部自分で望んでいたくせに。


*****


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年間何本観たら「映画好き」だと思う? ブログネタ:年間何本観たら「映画好き」だと思う? 参加中







3カ月振りに借りたDVDがこれというのは、

映画好きなのか文学好きなのか、

ただのひねくれ者なのか。



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「もうひとりのシェイクスピア」

Anonymous


ホント、3か月借りてなかったんですよ、DVD。あんまり久し振りでツタヤディスカスの仕組み忘れちゃったよw

でもね、これは出たら速攻借りて見ようと心に決めていたので、速攻借りました、文字通り。

こんな日はおべんきうなんかしてられませんwww

(いつもコメントありがとうございます。嬉しくて嬉々として拝読しています。お返事遅れていつもスミマセン!)


先に言っておくと、この映画、シェイクスピアアディクトにはお薦めできませんヽ(;´Д`)ノ

シェイクスピアという「劇作家」はこの世にいなくて、他の人間が書いたんだよというスタンスの話は他にもあるけど

これは凄い。てか他と違う。この話最初、ローランド・エメリッヒ監督的にはもっと前、つまり恋に落ちた彼の映画が

巷で噂になってた頃に撮りたかったらしいんだけど、いやあこれは確かに撮れないねwww まづいでしょ。

よくこれ何処からも苦情が来なかったなあって思ったもん、見ながら。まあその辺が海外の芸術に対する心の広さ

なんだろうけど。でもそれにしても凄いよ。うーんと、この話の中で、勿論シェイクスピアは生きてるのよ、役者として。

ってだけならいいけど、何あの狡猾さはwww シェイクスピアもう、ペテン師過ぎるwww

こんなに賤しく描いていいのかなあって、崇拝者じゃない私でさえ思ったもんね。

でもさあ、その思いきった感が意外にも(っつったら失礼だけど)受けてるのか、ツタヤのレビューじゃ評判上々でね。

確かに話としちゃ大変面白く描けてると思う。若干スキャンダラスではあるけど、まあそのくらいじゃないとねえ。

だから、そこんところにこだわりがないって人だったら、史実とか知らなくても是非見て欲しいと思う。


なんて言っときながらも一応文学的話をしておくと、ベン・ジョンソン(詩人だよ)ってイメージとしては全然地味だけど

考えたらイギリス最初の桂冠詩人なんだよね。だから彼にスポットを当ててくれたってのは画期的でいいよね。

それとさあ、クリストファー・マーロウってのはどうしていつもあんな役回りなのかなあ(苦笑。いいのかなあ。

人魚の絵のターバンって、今風に考えるとスタバっぽいけど、あの当時ってあったんだっけ、人魚の絵の店って。

なんか聞いた気もするし、勝手に頭ん中ででっち上げてる気もするけどw

ロミジュリがほぼ弱強五歩格ってのには今更ながらに感心した。ああ、そう言えばそうだったっけね。

久し振りの映画ってのに加えて、以前の知識がかなり遠のいていたもんで、文学史のテキスト紐解いちゃったよw


イントロからラストへの案内役のデレク・ジャコビは若かりしケネスのおっちゃんの「ヘンリー五世」を思い出して感涙。

この人いつ見てもカッコいいよねえ。年輪重ねて更に渋くていい感じよ。

主人公のオックスフォード伯エドワード・ド・ヴィア役のリス・エヴァンス、横顔が痩せたハビハビバルデムっぽくw、

イギリスにしちゃあ特徴的なのが逆によかった。この人も巧いねえ。でもね、私、なんつっても巧いと感心したのが

大悪役デヴィッド・シューリス演じるウィリアム・セシルの息子役、ロバート・セシル役のエドワード・ホッグよ。

陰湿で(シェイクスピアより)狡猾で腹の内の解らぬ男のクライマックスでの告白が凄かった。ほほう、そう来るのか。

実は中盤で解るこの映画の大きな「秘密」がね、公式ページ見ちゃうと全部解っちゃうのね(苦笑。

なんでこんなとこで種明かししてもいいのかなーと思っていると、ラスト30分にどんでん返しがあるんだよねーという。

登場人物の関係が若干解りにくいので、公式ページ見るという方はお気をつけあそばせ。

若かりし頃の主人公を演じたジェイミー・キャンベル・バウアーのキラキラっぷりも見事w はりぽただけでなく、

ディオールのショウなんかにも出てるんだって。さすが美形。

お芝居のシーンだけでなくそこかしこに張られた伏線内のシェイクスピアネタも見どころ。割と解り易いのでご安心を。


貴族サイドと芝居サイドの両側から語られるこの話が実にリアルなのもいい。

貴族であるオックスフォード伯が、ジョンソンの芝居の才能を多少認めていながらも、数段下に見ているのもキモ。

影武者をやらせるには丁度いい格好の人物だったという訳で、つまりジョンソンに取ったらある意味侮辱。

だけどオク伯の描いた作品の、その凄さに誰よりも気付いているから、彼は影武者を続けようとする。

この芝居、埋もれさせてなるものか、なんて彼が思ったかどうかまでは書かれてないけどね。寧ろもしかしたら、

彼自身がオク伯作品の一番のファンだったのかもしれない。凄いものを凄いと認める事が出来るのって、

私はそれだって才能だと思うけどね。それに引き換え何、あのシェイクスピアの根性の卑しさは(苦笑。

そこを対照的に描くってのもまあ、目的だったんだろうけどさ。


たとえ私を裏切っても、君は私の言葉を裏切りはしない。

これは、共に言葉を操り、言葉を探り、言葉を発しようとする者から者への、最高の讃美だったと思う。


あなたを守るんじゃない。

あなただけを守るんじゃない。

あなたの時代を、僕は守るんです。永遠に。


*****


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付き合ってからだって不可能だから。



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「華麗なるギャツビー」

The Great Gatsby


いやあ、結局見に行っちゃいましたよw 映画好きがあまりにも映画を切らすと精神的によくないねwww

公開2週目でもお客の入りは悪くなくて、プリオ効果もあるだろうし、昨今の洋画回帰もあるのかなーと。

まあ、ファンに取っちゃあ嬉しい限りだけどね。


最初これを3Dってのはどうなのよって思ってたの。だから2Dで十分だろうという気でいたら、時間が合わなくて。

だから致し方なく3D観賞したんだけど、これが思いのほか良かったんだよね。だから是非とは言わないけど、

お金の余裕と時間の余裕と興味があったら、3Dで見とくのも悪くないと思います。


「狂言回しの物語」というのは数限りなくあるだろうが、ギャツはその中でもかなり有名な筈だ。
ニックという語り手=狂言回しがいればこその小説であり、彼の視点があるからこそ、ギャツの存在が光る。
ギャツの、ためてためてためてどっかーん的な登場の仕方が効果的なのは、全てニックの語りの効果だろう。
だからこそ、我々にもその彼の感じるどっかーんが同じように衝撃的に圧し掛かってくるのだ。
(その点、ニック役にトビー君をしたがえたのはドンピシャ。ニックは狂言回しであると同時に影の主人公でもある。
ギャツが日食中の太陽なら、ニックは満月。方や狂ったような明るさを湛えた暗黒。方や漆黒の空に輝く光。
そんな豊かさを表現できるのは、文学作品かなりこなしてるトビー君クラスでないとね。

ニックの語りの工夫も効いてていい。セラピストに勧められて、物書きワナビーだった彼が書くという。

つまりは、ニックはこの映画の中ではフィッツジェラルドの視点も持ってる事になるので見てる側は解り易い。)


かといって、ニックがただの狂言回しだけの役割かと言えばそうではなく、実はニックは従妹の旦那ブキャ男

(ブキャナン=ブキャ男って事で)、「いつまでも外にいないで中に入ってこいよ」と言われるシーンがある。

傍観者でいるなと言われているのである。ニックもそうありたいと願っているのだが、結局中に入ったつもりでも

実は外ばかりを回っている存在に過ぎない。その事に何処か自覚があるからこそ、彼は時々寂しそうな目をする。

観客(読者)にしてみれば彼の寂しさこそが唯一の客観性であり、唯一の良心であるのだが。


狂言回しの小説といえば、私としては漱石の「彼岸過迄」だ。あれは、確か後書きにもあったが(当時の角川文庫ね。

今はどうなってるか解らないけど)、狂言回しである敬太郎が結局、主人公たる二人の男女に結局絡めないまま、
ずっと二人の周りをぐるぐると回ったきりで終わる小説である。
主人公と相まみえないって事は、ニックの感じたどっかーんもない訳で、つまりは燻ったままなのである。
狂言回しが狂言回しのまま終わる。そういう意味では、漱石の方が、フィッツジェラルドよりも現代の我々に

近い感覚の小説を書いたって事だろうと。少なくとも私には「彼岸過迄」の方が近く感じる。
(だからだろうか、小説内にギャツが登場する「ライ麦」も、ギャツもライ麦も好きで両方の翻訳までしちゃった
某ビッグ村上の書く小説も、私の肌には合わないんだよなあ(苦笑))


考えるとニックと敬太郎ってのは実によく似ていて、二人とも高学歴だけど、人生に対してまだ意味を見出してない、

そんな若者だ。で、ニックはギャツを通じて何らかの意味を見出して終わるんだけど、敬太郎は多分それもないまま

小説は幕を閉じるんだよね。その辺の救いのなさっていうか、それこそが漱石の味であり、日本的なものなんだろう。

その点フィッツジェラルドはまだ希望がある、というか、あの小説はきっと、アメリカへの希望なんだろうな。

だからニックよりも敬太郎の方が、もっと脇役っぽいポジションになってしまってるんだろう。


ところでさっき「少なくとも私には」、って書いたけど、今の我々だってやぱし同じなんじゃないの?
部活をやめた桐島のあれさ、あれなんか、どっかんどころか出て来ないじゃん、桐島w
全員が全員、桐島にとっちゃあ狂言回しでしかない訳で、その狂言回しだけで話が進んで行くって事はさ、
現代って時代には、どっかーんと現れてくれる魅力ある人物が、本当は不在だって事なんじゃないのかね。
清濁併せ持ったヒーロー不在の、つまらない時代だとも言える。だからこそどっかんギャツが映画化になったと。
なんてね。


さて、この映画本国ではイマイチ受けが悪かったらしいのだが、ひとつの理由に美術のゴテゴテっぷりがあると聞く。

確かにゴテゴテはしていたw なんつってもロミジュリ撮ったバズ・ラーマン監督ですからあの勢いで行く訳よ。

ギャツの屋敷でのぱーちーシーンなんてエレクトリカルパレードか東京ドーム版ジュリアナかって位の派手さw

でもねえ、パンフでも図らずも同じ様な事言ってたけど、あの下世話で下品な享楽を描くにはあのくらいでないと。

音楽も、20年代のジャズ・エイジがラップ・ミュージックになってもそんなに違和感なかったよ私は。

とにかく、余り上品でないってとこがこの話のポイントだと思うんだよね。勢いのある時代ってどの国もそうじゃない?

日本のバブル期みたいにさ。だからあれくらいかましちゃっても全然OKだと。


んで、プリオなんですが。

プリオ、見事だった。今までのどのプリオより全然いい。マジで。

コティさんがこれだけ褒めるんですから本当に凄いんですよ今回のプリオはwww

プリオはさあ、恋する男を演じさせたら右に出るものはいないね、本当に。

あの、デイジーといよいよ再会ってシーンの可愛らしさは一体何?!!しかめっ面で弱気でテンション高くて、

でも嬉しくて嬉しくて堪らないから、お前は花屋かってくらいの花をケータリングFrom隣の自宅からwww

落ち着かなくて、待てなくて、約束の時間2分前に「遅い!帰る!」ってお前は小2かw

これまでどうもハードボイルドワナビーなプリオだったじゃない?悪くはなかったけど、どうも無理があった。

それがどうよ今回は!いやあもうギャツにしか見えなかったよ。恋してるシーンも狂気の沙汰も天晴だった。


本来ならかなりいけ好かない役のデイジーを演じたキャリマリちゃんも天晴だったと思う。

だってキャリマリちゃんのデイジーさ、あんまり悪い女に見えないんだもん。つまらない女でもないし。

ここに彼女を起用したのは正解だったねー。ロミジュリでジュリエットを演じたクレア・デーンズも良かったし、

ラーマン監督女優選ぶのは巧い気がする。マートル役のアイラ・フィッシャーも出番少ないながら印象的だったし。


こんなにいい感じだったっつーのに、1点だけ気に入らなかったのが、デイジーの夫である前出のブキャ男。

あのさあ、幾ら悪役でも、もちょっと魅力ある俳優いたでしょ?なんでこいつなんだよーと泣きたくなる程

全っ然合ってなかった、てか合ってたかもしれないけど小物過ぎだろジョエル・エドガートン(暴言)。

プリオと女を取りっこするんだぜ?!幾ら金持ちのいけ好かない野郎だってもっといい男にしないと!

で、ちょこっと調べてみたらこの役最初ベンアフにオファーが行ってたらしい。アルゴ忙しくて断ったらしいけど。
うーん見たかったベンアフで!!!きっと巧かったと思うなあ。しかも魅力あるヒールになったと思うのよ。
でもなあ、今となっちゃベンアフがヒールってのもちょっと勿体ないかも。アルゴで一躍ヒーローだもんね。
監督としても、役者としても、今のベンアフには昔のあのバカップルベンアフの面影はないしねwww

なのでまあ、仕方ないかとも思うけど、でもでも他にもいたでしょ監督ー!オージー俳優ばっかし使わないでよー。


とまあ役者の話はこれくらいにして。デイジーの揺れ方、若い頃は理解できなかったけど、今だと少し解るんだよね。

そうそう、女って、男が思ってる以上に、ずっと狡くて、ずっと賢くて、ずっと強かな生き物なんだよね。

デイジーはそれだけじゃなく、そういう女の毒の部分を儚さに包んで登場する訳よ。惚れた男は堪らんよねw

まさにファム・ファタルやなあ。そんな運命の女の、旦那の浮気相手に対しての落とし前の付け方が巧いよね。

この辺はまさに小説の妙。彼女は決してそうなることなど望んでいなかった形で愛人に決着をつける。

それが災いして、彼女の最愛の人の命を狙うんだけどさ。愛する人の命を奪う女。ほらね、ファム・ファタルでしょ。

そんな彼女を愛するギャツの純粋という名の狂気。ニックはそれを希望を見出す才能って言ってるけど、それは

厳しい現実と対峙するのを拒んでいるとも取れるよね。ただギャツの才能はそんな憶測を遥かに凌いでいて、

てかそこ=現実という壁を既に通り越したところにギャツの思いはあると。決して消えないアメリカンドリームのように。


とまあカッコつけて言っても、要するにこのお話は、妄想の物語なんである。

一人の男の夢、と言えば聞こえはいいけど、夢もあそこまで行っちゃうと完全に妄想モード突入よ。

多分男性は皆「あいたたた」と古傷を抉られるような気分になり、女性は皆「痛いなー」と引き加減になるというねw

ロマンスなんてぇのは結局は、双方の妄想の作り上げた産物でしかなく、だからこそ美しく儚いんである。

そこに現実問題を持ち込む=現実と折り合いをつけようとする、となるとそら無理があるってもんで。

だからデイジーはクライマックスのホテルのシーンで真実を述べてしまう。あなた、欲張り過ぎよって台詞は多分

愛してるってだけで奇跡なんだからそれでよしとしてよ、という意味にも取れる。だがなあ。ギャツの気持ちも解る。


過去には戻れないよ、とニックは言う。ギャツは戻れるに決まってると言う。過去は消せないとデイジーは言う。

ギャツの言うように過去に戻れるのであれば、当然デイジーの言うように過去は消せない事になる。

デイジーの、消せない過去までひっくるめて、ギャツはデイジーを包まなきゃいけなかったのに。

ギャツにとって過去とは、デイジーと幸せだった頃の事だけを指している。しかしデイジーには違う過去がある。

ギャツにはそれが信じられない。受け入れられない。あり得ない。だからニックは言う。君の言う過去には戻れない。


菊の御紋のようなJGのイニシャル入りのギャツのマーク。あれはデイジー=雛菊を象ったもんだったんだね。

もう、どうしてもどうしても、欲しくて欲しくて堪らない。それが手に入らなければ、自分の人生に意味がない程に。

家紋にしちゃう程愛するってのは、一体どんな程度のもんなんだろうね。


Jay-Z絡みの音楽がなかなかいい。サントラ買ってもいいかも知んない。ロミジュリよりエッジが効いてます。

ラプソディ・イン・ブルーが効果的に使われていて、ああまさに狂詩曲だなあと思わずにはいられない。


何もかも信じられないこの時代に、

君だけは信じてもいいと思った。

正直な嘘だらけの君を。


******


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字がキレイ、絵が上手、どっちが魅力的? ブログネタ:字がキレイ、絵が上手、どっちが魅力的? 参加中







どっちも(切実)。






皆様、ご無沙汰しております。お変わりございませんか?コティでございます。生きてますからご安心をw


皆様ご存知のように、コティはここ数カ月ずっと、帰宅後はおべんきうに勤しむという日々を送っております。

映画のDVDを数か月まるっきり見てないってのはここ数年なかった事ですので、かなり寂しくはあるのですが

それでも、おべんきうのサイトにろくせんえんも払っちゃったもんで、やらざるを得ないというね(苦笑。

人間、カネがかかると気合いが違うwww


ろくせんえんで何が出来るかというと、サイトオリジナルの練習問題解きまくりになるのですが、その数何と1600問

それを、サイト運営者の先生がおっしゃるには、少なくとも3回は回して欲しいと。

コティさんが無事に全過去問(約900題)を解き終わったのが5月の終わり。←去年までなんて10月までかかってたw

試験は11月頭。1600問×3回を10月中に終わらせるには、1日40問ずつ解かなければならない事が判明。

現在、早くも挫折。

ああもう、一生受からないかもしれない。。。


それでもコティさんは諦めません。それを取ったからって給与が増える訳でもオマケが付いてくる訳でもありませんが

頑張っていればきっといい事があるに違いない!(てかあった(後述))と信じて邁進する所存でございます。


こちらがノート。A5判。いやあもう、字も絵も不得意なもんで、せめてどっちかキレイになりたい。。。



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今現在、ワタクシのモチベーションが上がるグッズ。実は両方とも100均で発見。



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特にポーチ=ペンケースがお気に入り。それまではキャ○の細長いのを使ってたんだが余りにも入らなさ過ぎてw

これはいい。付箋もUSBも何でも入る。図書館に行っておべんきうする時は、iPod nanoも眼薬もリップクリームもイン。


そんなこんなで今日も頑張ります。


映画は見てませんが、音楽は相当聞いてまして。おべんきうのお供になるのでその辺はモチベーションのためにもね。

以下、ここ数カ月で聞いた音楽をランダムにご紹介。ご興味があったら是非チェックを。


クァルテット・ヒューマン/ボブ・ジェームス&デヴィッド・サンボーン
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まずはこちら。かなり久し振りの共演だそうです。

私はサンボーンのアルバムだったら持ってるのですが、ボブ・ジェームスとの共演物は初めて。

落ち着いた、大人のアルバムで、夜に聴くとまた味がグッと深まります。

いい感じに緊張感のある、それでいてリラックスできるというね、そんな感じの1枚。



タイム・スレッド/小曽根真&ゲイリー・バートン
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小曽根さんと小曽根さんの師匠、ゲイリー・バートンとの久し振りの共演もの。

前の「Virtuosi」はグラミー候補だったけど、あれよりはもちょっと力の抜けた雰囲気がまたよい。

小曽根さんとバートン師匠との思い出を元に、小曽根さんんが曲を書いた作品だからかもね。

これも、聴きごたえもあるけど、リラックスタイムにお薦め。



ジャズィ・カンヴァセイション/Victor
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ジャズ好きだと明言しておきながら、実はこの方=Soil & "pimp" Sessionsの曲を聞いたのは初めて。

いやあカッコいい。特にこの、ライムスターとの共演は堪らないねえ。暫くリピートしっ放しで聞いてました。

是非ご一聴を。シングルですし、どうぞ気軽に。



夜の恋人たち/リオン・ウェア
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ラジオで聞いて、うおおカッコいいなと。ちょっと聴くと湿度高めなのに実は爽やかといった体で、大変心地よい。

かなり古いアルバムのようだが、こういう掘り出し物に出会えるのがラジオのいいところ。

コミュニティFMの入る皆様、ウィークデイ夜9時(場所によっては10時)の「大西貴文のTHE NITE」は必聴。



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そして本命のこちらwww 

25周年記念ベスト盤は何と、これまでの全てのPVがオマケでついてくるという太っ腹さ加減が天晴!

とにかくですね、これは美味し過ぎます。毎日ちょっとずつ見てますが、一向に飽きませんw

昔のいなばの可愛らしさと言ったらもう、筆舌に尽くし難いものがありますなぁwww あれは人気出るわなw

まあワタクシもあの頃はいなばのが好きだと思ってたんですが、実はまっちゃんファンだった気付いた、

ってな話は以前も書いたんでこの辺でやめますw



そんな訳で毎日毎日地道に頑張ってるコティさんですが、映画に行けなくとも行きますよ、B'zのライブには。

8月のエアロスミス共演&9月の日産スタジアム

どっちもチケット取れちゃったもんねー!

これを心の頼みにして、一層頑張ろうと心に誓うのでした。ふははははは。



最後に、5月のGWに、母と叔母と行った初島での写真をどうぞ。



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いいところでしたよー。熱海からフェリーで行くんです。滞在時間2時間半でしたけどねwww


皆様のブログはいつも楽しく拝見しております。今後ともどうぞ宜しゅうお頼もうします。



健康? ブログネタ:健康? 参加中







病んでる。大分。

国がね。

(ジャッキー・コーガンさん アメリカ在住 年齢不詳)



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「ジャッキー・コーガン」

Killing Them Softly


先日LAコンフィ…じゃなくてLAギャングと共に見たのがこれ。野蛮なもんばっかし見てるわなーw

しかしさあ、これとかLAギャングがうちの街で公開になってんのにどうして「野蛮なやつら」は来ない訳?

なんでなの?そんなに野蛮だったの?w 逆に見たくて堪らないんだけどwww まあDVDまで我慢ですね(泣。


これはねえ、初めっからキャスト目的で見ましたw あ、ブラピじゃないよ、ジェンキンおやじとかそっちの方だよ。

そういう意味では裏切りはなかったねえ。安定の凄さ。渋さ。面白さ。役者が揃うとはまさにこの事だねえ。


話の筋はムチャクチャ簡単。というか、ちっちぇえ話なんだw 公開して暫く経つから語ってもいいよね。


数年前、ある町の賭場に強盗が入って客は全員カネを巻き上げられたんだけど、実は犯人は賭場のオーナーで、

チンピラ雇ってわざと自分の店を襲わせて大儲けしたって話をオーナー自らが語っちまったもんだから、

それを聞いた街にうろつくチンピラどもは黙ってる訳がなく、じゃあ今度は俺が襲ってやろうって気になると。

要するにまあ、「狼が来たぞー」と今度本当に叫んでも、どうせ今回も狂言だろうと言われるに決まってるから、

誰も真犯人捜しなんてする訳がない。だったら誰かにやられる前に早くやっちまわないと、と思い立ったとある親玉が

若いのを使って賭場を襲わせようとする。んで、その若いのにもう一人相棒を連れて来いと言ったらこれがまた、

誰がどう考えても信用できないようなジャンキーを連れてきちゃって。で、最終的に強盗は成功するんだけど、

そうなると街の裏方の実力派の皆様が困ると。賭場が襲われたんでは裏方の皆様の商売も上がったりなもんで。

で、雇われるのがブラピ演じる殺しのプロ、ジャッキー・コーガン。ココの組織とはどうやらかなり懇ろなようで。


案の定あっさりと実行犯のチンピラ2名の名が挙がり、始末をつけてくれという組織の橋渡し役ジェンキンおやじ。

ところがコーガンは、賭場のオーナーを生かしたままにしちゃあ街の連中が黙っちゃいないと言って聞かない。

しかも、実行犯を使った親玉には顔を知られているから自分は手出しできない。その代わりもう一人呼ぶからと言って

わざわざ呼びよせた腕利きの殺し屋…が今では飲んで飲んで飲まれて飲んで飲んで飲み潰れて以下略。


しゃーねえなあ、俺が全部やるしかねえか。と。まあこんな話でねw


実行犯2名が穴だらけでスッカスカでどうしようもないような連中なもんで、これじゃあやられるのも仕方ないよねと

無理なく思える辺りが果たしていいのかな、と思えなくもないがw、だからこそこのうちの1名がばんばんばんと

駐車場でやられちゃうシーンはそれなりのカタルシスがあった。あんだけビクついて小心もんじゃあ、ねえ。

小心者じゃないけど、賭場のオーナーも結局(それもかなり早い段階で)コーガンにカタをつけられるのも無理もない。

だって狂言だったんだもんね、最初は。しかもそれをぺらぺらと喋っちまうんだもの。そらやられるわ。

要するにこの映画、狡猾な悪者というより頭の軽ーいワルがどんどん成敗されて行くという爽快感があるんだよね。

(勿論そんな連中だからといってそんなにばんばんやられていいのかってのはまた別の範疇の話ね。)

ちなみにその早い段階で殺される賭場のオーナーを演じるのはレイ・リオッタ。どうよ、適役でしょう?wwwww

更に前出の、殺し屋の癖に飲んで飲んで飲まれて以下略はガンドルフィーニおとっつぁん。これも適役。


この映画のカタルシスはしかしながら、ラストシーンにあると言ってもいい。

映画全体を通して、2008年の大統領選挙の様子がテレビやラジオで何度も流れ、同時にその当時のアメリカ、

つまりリーマンショックや労働の問題などが同じくメディアを通じてこちらに伝えられるのだけど(この辺巧いよね)、

当時の新大統領がYes, we can.と演説をするこちら側ではブラピ演じるコーガンが橋渡しジェンキンおやじに言う。

「アメリカって国に生まれた以上、頼りになるのは自分しかねえんだよ。」くぅ、堪らんなあこの社会派な感じ。

ただのチンピラ始末譚ではない訳ですよこの映画は。コーガンは続ける。

「アメリカってのはイコールビジネスなんだ。さあ、きっちり支払いして貰おうじゃないか


きっちりといい仕事をするきっちりといい男は、金額もきっちりとお高め。それを支払ってでも守らなければならない

裏社会のルール、メンツ、歴史。それはつまり、生のアメリカの内臓でもある。

ちっちぇえ話がいつの間にかでかい話にシンクロしているその豊かな驚き。


楽しい映画ではないし、原作通りのやや冗漫とも取れる与太話(でもこれが原作の味らしい)も結構出てくるので

好き嫌いは分かれるだろうけど(パンフにはこの多めの与太話のテイストがタラちゃんぽいと書かれてあったけど

タラちゃんみたいに機関銃ではない=テンポが緩めなので、私にはタラちゃんには思えなかったなー)、

少なくとも私には、前回の「LAギャングストーリー」よりはインパクトもあったし趣も感じられる作品だった。

オヤジ好きなら楽しめる作品の筈。あ、でもサム・シェパードは完全に客寄せパンダになってるんで気をつけてw


このご時世だからこそ

仕事の差が価値の差になるんじゃないか。

なあ、そうだろ?


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