「隠された日記 母たち、娘たち」
Meres et Filles
いやあ参った。
これは凄い。
昨日に引き続き、ひと時たりとも目が離せなかった。こう言うと何だが、掘り出し物だ。
正直、途中までは、
どうしてわざわざ仲がうまく行ってない母親の傷口に塩を擦り込むような真似するんだろうなあと
その娘の行動に納得が行かなかったのだが、それに対しての父親のあの的確な反応!
脚本が非常に優れいるので見応え抜群。
更にその後のあの急展開!
きっと呼ばれてたのね、娘は。若かりし頃の祖母の魂に。だから執着せざるを得なかったんだろう。
きゃとぅりひーぬ様がとにかく素晴らしい。
人間のどうしようもなくつっぱらかった表面の裏に隠れた優しさや弱さを見事に体現していた。
あの煙草、あれは苦いだろうなと、吸ってないこちらにまで煙を感じさせる演技たるや。
そしてあのエッフェル塔のドレスwww
腹を割って欲しければ、こちらから割らなければ、相手は決して割ってはくれない。
他人だろうが身内だろうがそれは同じだ。
ただ、身内は腹なんか割らなくても相手の事が解ってしまう。悲しい程にね。
途中で出てくるフランス語に訳された日本の俳句、
「短夜や乳ぜり泣く児を須可捨焉乎(すてつちまをか)」
は、竹下しづの女作との事。
そんな風にして育てた子供を、女は決して忘れる事はない。それが女なんだ。
