「メメント」
Memento
解りにくいと聞いてはいたが実はそうでもない。
「21g」の方がある意味もっと解りにくかった。あの辺に慣れてればOK。
ただし決して解りやすい映画ではない。
1本の時間軸が適当なところでぶつ切りにされ、後ろから順に見せて行く
出来上がったパズルのピースを1つずつ外しているみたいな感じだ。
妻を殺されたショックから、昔の記憶はある癖に今は体験した事の記憶を
10分しか覚えていられない男が、犯人を見つけようとする。
怪しい人間が彼に近付く。男、女、どんな関係なのか、見ているこっちも
彼と同じ様に関係を追って行くしかない。
だから最後の場面、つまり時間軸で言うならこのストーリーの
始まりとなる部分が、この映画中最も恐ろしいクライマックスだと解る。
記憶をなくした人の危うさ。記憶があると思っている人の傲慢さ。
記憶の曖昧さ、人の曖昧さ。曖昧さの恐ろしさ。
ベージュのスーツにブルーのシャツを着たガイ・ピアースが頭を駆ける。
