11月15日が呉服の日だって、ご存知でしたか?
私は、呉服業界で長く仕事をしていますが、つい最近まで知りませんでした(^^;
てっきり、5月29日が529(ゴフク)で呉服の日だと思ってました。
というのも、毎年5月29日には、結構多くの呉服屋サンの案内状やチラシに、
呉服の日にちなんで、¥52,900や¥529,000などの均一セールとかが多かったんですよ。
もちろん、今もよくありますし、私も作ったりしてます。
でも、お客様が着物を買う時に、それが動機付けになったりするのでしょうか!?
例えば、11月22日のいい夫婦の日に婚姻届を出したりするのはあるだろうけど…、
1月5日のいちごの日にいちごを食べたり、
2月29日のニンニクの日にニンニク食べたり、
3月5日のサンゴの日にサンゴを買ったり、
4月10日のヨットの日にヨットを買ったり、
キリがないので、やめます(笑)
多分、そんな事しないでしょうね!?
呉服の日だから呉服を買ってって、
結局売り手側が勝手に考えた強引な販促ですよねー。
呉服業界ではイベントや催事を企画する際に、
「大義名分は…何?」という事をよく耳にします。
本来、大義名分とは崇高な意味だったのですが、
今では表面ヅラだけの隠れ蓑という悪い意味で使われる事も多いみたいです。
そういう意味で一番多いのは、○○を記念して…とかの、記念展。
創業○○年記念、出店○○周年、結社○○周年とかは、
やろうと思えば、1年間に何度もできますよね。
次に多いのは、店じまい、リニューアル、改装オープン。
会員カード発行記念、お客様○○万人突破記念など、
ありとあらゆる記念展が可能です。
お客様を展示会にお誘いする場合、
何か理由付けがある方が、営業としては勧誘しやすいのは確かです。
お誘いする側は話のきっかけだけで、お客様の方も慣れたもので、
何かの記念だからと義理立てて買ってくれる事も少なくなってきたようです。
唯一、店主やスタッフの古希や還暦、後継者の社長就任やスタッフの昇格など
個人記念展は、まだまだ義理買いなども多いようですが。
何れにしても、今後は○○記念という冠催事は少しづつ減ってくるのではないでしょうか?
売る側の売るための大義名分ではなく、
お客様にとっての来場や購入の動機付けを明確に探していく時代になってきましたね。
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店の都合で考えた大義名分で呼ぶ事を考え続けるよりも、
お客様が行きたくなる魅力や独自の価値を見出し打ち出すことが
顧客からの賛同を得て、これから飛躍するヒントになりそうですね。