自分らしく | 「不登校・ひきこもり」と向きあった日々

「不登校・ひきこもり」と向きあった日々

私たちは不登校・ひきこもりを体験した子どもたちをもつ保護者の集まりです。
「先の見えない不安や苦しさ」「相談できない孤独」「わかってもらえない悲しさ」 このような中で自分と向きあってきた日々をつづります。

長男はまわりをじっくり観察してから

動くタイプでした。

人の輪にすぐに入らずよく観察して

自分が仲良くやれそうなところに

入っていっていました。

 

それに加えて1人遊びが好きで、

特にレゴブロック、工作が大好きで、

何かを作り始めると

何時間でもやっていました。

 

なので幼稚園が終わっても

あまり友達と遊びたがらず

家で過ごすことがおおかったです。

 

これでは人とうまくやっていけない

のではと心配になり

担任の先生に相談したこともありました。

 

長男の担任の先生は

ベテランの先生だったのですが、

笑いながら

「大丈夫ですよ。

積極的ですぐに人の輪に入れることが

いいとは限りません、

すぐに人の輪に入っていくぶん、

ケンカやいざこざもおおいんですよ。

その点長男くんはよくまわりを

みてるのでお友達の輪に入っても

上手に仲良く遊んでますよ。」

と言ってくださいました。

 

子供の良いところをみてくれる

とてもよい担任の先生だったと

思います。

 

ただその頃の私は

担任の先生の言葉を肯定する気持ちと

そうはいってもと否定する気持ちの

両方の気持ちがありました。

 

その時は否定的な気持ちと向き合うなんて

考えたこともなく、

 

長男は私と性格が似ていて

そういうところが駄目だと思いながら

私自身大人になり、

私のようにはなっては駄目と

思う気持ちがあり、

だんだん否定的な気持ちが強くなり

なんとかしなくてはと

公園に連れていったり

お友達を家に呼んだりしていました。

 

その時はそれなりに

楽しそうに遊んでいたのですが、

私の気持ちを思い

無理していたかもしれないなと思います。

 

引きこもりだし引越しをきっかけに

バイトを始めた時も

公共交通機関がなく

自転車で30分ぐらいかかるところや

何度も乗り換えしなければいけないとろ

など長く通うことが

難しい場所で働いていました。

 

すぐにやめてしまい

また引きこもりの生活になりました。

 

2度目の引きこもりから2年ほど

すぎた頃、

バイトを始めるからお金を貸して欲しい

といわれました。

 

今度のバイトは

家から歩いて通えるところ、

週2、3日、

1人でモクモクとやる仕事でした。

 

以前とは違う何かを感じました。

 

バイトを始めて3年ほど

たった頃、

今のバイトをやめて

正社員になるといい、

正社員になり働いています。

 

正社員の仕事も

会社の借り上げ住宅に入り

すぐに通えるところ、

車の免許がいらないところ、

そして小さい頃大好きだった

物作りの仕事です。

 

今の自分を観察して

じっくり考えて

自分のやれそうなところを

選んだのだと思います。

 

自分の良いところをいかして

生きていこうとしている長男を

嬉しく思う気持ちがあったのと同時に、

長男の良いところをつぶしかけていた

ことに対して申し訳ない気持ちにも

なりました。

 

息子達には

自分達の良いところをいかして

自分を大切にして

生きていってくれればと思っています。

 

私も今自分のことが大好きです!

 

 

by   たんぽぽ

 

 

 

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