やっと言えた | 「不登校・ひきこもり」と向きあった日々

「不登校・ひきこもり」と向きあった日々

私たちは不登校・ひきこもりを体験した子どもたちをもつ保護者の集まりです。
「先の見えない不安や苦しさ」「相談できない孤独」「わかってもらえない悲しさ」 このような中で自分と向きあってきた日々をつづります。

私は息子が不登校になって

谷口英子先生の講演会に参加した時は

主人に正直に「行って来る」

と話して出かけた



しかしその後、カウンセリングに通ったのも

ワークショップに参加したのも

主人には内緒にして

全く話さなかった



それは

事あるごとに主人が学校へ行けない息子を

批判、否定することや

それまでの主人の行動から

私のすることも理解してもらえないだろう、

と思ったから



そんな遠くまで時間とお金をかけて行って

息子が学校へ行けるようになるのか? 

ちっとも動かないじゃないか!

等と言われたら

当時の私の精神状態は

もたなかったと思う



息子もそんな父親のことを避けて

話をしなかったし、

私も変に息子に関わらないで欲しくて

息子の良いところだけを

主人には伝え続けた



でも暫くすると

主人は自ら気づいて


家族それぞれの生き方を

尊重してくれるように変わってくれたので

今では息子や私とも良好な関係にある



そして先日の谷口先生の講演会、

私は初めて主人に

「講演会のお手伝いに行ってくる」

と言えた



これまで何回も講演会のお手伝いに

参加してきたが

1回も正直に話したことはなかった



でも、息子が不登校になったあの時から

早10年



内緒にしていたのも

もう時効だろう



天災や事故で

いつ何が起こるか分からないこのご時世で

あの時正直に話せば良かった、と

後悔したくない



そして何よりも

今の主人なら私のことを

理解してもらえる、と思ったので

今回初めて正直に言ってみた



主人はあれこれ訊くことはせず

快く送り出してくれた



駅まで車で送ってくれもした



息子が不登校の時に

このようにしてもらえたら

私はどんなに楽だったろうとは思う



でもそれは過ぎたことだし

今、こうして分かり合えるようになったことが

ありがたいと感じた



講演会で谷口先生が

「男性は結果をすぐ求めるが、

  女性は過程を大切にする」

とお話されていた



あ〜、本当にそうだな

うちは正にこれだったわ



どちらが良い悪いではなく

違うだけなんだなぁ



今はその違いもお互い認め合えるようになり、

私もやっと正直に言えて

嬉しい1日となった



by   カフェラテ



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