あのころと真逆 | 「不登校・ひきこもり」と向きあった日々

「不登校・ひきこもり」と向きあった日々

私たちは不登校・ひきこもりを体験した子どもたちをもつ保護者の集まりです。
「先の見えない不安や苦しさ」「相談できない孤独」「わかってもらえない悲しさ」 このような中で自分と向きあってきた日々をつづります。

もう10数年前になるのだろうか

・・・

 

あのころは音楽活動をしている

息子とだけ同居していた。

 

息子は音楽活動が自分の望むよう

に行かず、思い悩んでいる様子だ

った。

 

自分の部屋にこもることが増えて、

息子を訪ねて来た人に居留守を使

うようになって、食事を夫と私と

一緒には食べなくなっていた。

 

家の中の空気はどんよりとしてい

た。

 

娘達(妹ふたり)はそれぞれ実家

を出て自活していた。

 

 

 

 

5月の連休中に、久しぶりに長女

が心配して泊まりで遊びに来てく

れた。

 

お天気に誘われて、庭でバーベキ

ューをしようかということになり

息子にも声をかけてみた。

 

しばらくすると、しぶしぶ息子も

部屋から出て来て参加した。

 

夫と私は、娘と息子と一緒にバー

ベキューを出来ることが嬉しくて

嬉しくて、携帯で写真を撮った。

 

後で写真を見直した時に、愕然と

した。

 

長女のにこやかな笑顔の隣で・・

息子の痩せこけた蒼白い無表情な

顔が写っていた。

 

あの時の息子の顔は、10数年も

経った今でもハッキリ覚えている。

 

 

 

 

あのころから10数年の月日を経

た今の息子は・・・

 

もう1つの好きなことの映像関係

の仕事に就いて、自活している。

 

「ここに来て、またちょっと太っ

たかなあ?なかなか痩せないなあ」

と、たまたま実家に立ち寄った時

に言った。

 

(仕事の時間が不規則のせいなの

か、年齢的なものなのか分かりま

せんが・・・??)

 

息子は今、あのころと真逆だ。

 

ふっくらした身体で血色も良くて

満面の笑顔で話しをしている。

 

 

by   かすみ草

 

 

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