タイヤマンの攻撃はテリーマンの肉体を激しく傷つけていました。傷口をグロく書くのはやめてほしいと思いました。二世の負の遺産は今すぐ捨ててほしいと思いました。テリーマン渾身のオクラホマ・スタンピートも破られました。ダウンしたかに見えたテリーマンでしたが、不屈の闘志で立ち上がりました。脳内でテキサスブロンコのイントロが流れました。その頃、スペインではバッファローマンの治療が完了していました。
終わり。
すげえ、いやマジすげえよ。バッファローマンがほんの数コマでてきただけでここまでテンション上がるなんて。
思わずバッファローマンのテーマソング歌っちゃったよ。テリーマンが立ち上がった時も「金髪が風にゆれ」って脳内でテリーマンのテーマが流れましたけどね、全部バッファローマンが持ってっちゃったな。
俺思ったんですけど、今回のシリーズは「劇場版キン肉マン」の展開とよく似てるんですよ。というのも、テリーマンは今キン肉マンの代理のポジションですよね、第一話から。つまり、物語のポジション的にもキン肉マンの代わりをしてるんですよ。いつもキン肉マンがやってたことを代わりにやってくれてると。
例えば、劇場版のキン肉マンっていつも他の正義超人は各国バラバラじゃないですか。テリーマンはナツコさんとデートしてて、ロビンは王宮にいたりラグビーしてたり、ウォーズマンはシベリアにいたりとか。
ほいで、キン肉マンはいっつも一人の時に敵に狙われて袋叩きにあったり、一人で闘うも多勢に無勢でピンチになったりして、そこであわやという時に仲間が助けにくるっていうのがパターンだったかなと。
今、まさにテリーマンは「いつものキン肉マン状態」なんですよ。今のテリーマンをキン肉マンに置き換えてみると、全然違和感ないですよ。
そして最初に復活するのがバッファローマンというのも素晴らしい。これがロビンやブロッケンではこの興奮はなかったろう。旧アニメのバッファローマンの頼もしさを感じる。
「ドォードッドドォ~!」
「モンゴル てめぇ」
「これは皮膚が焼ける匂いだな・・いい香りだぁ~」
と言っていた二世での姿はもはやない。あの時は「もうええって、帰れ」としか思わんかったもんなあ。
テンポもほんと良いよね、読者は二世にこれを求めてたんだよ!いつもなら冒頭に
ミート「最初見たときは、巨体をいかしたラフ・ファイターといった印象のマックス・ラジアルだったが・・あ、あのテリー一族の至宝と呼ばれるスピニング・トゥ・ホールドやカーフ・ブランディングをたやすく破るあのテクニック・・」
(ミートの背景に前回テリーがしかけた様子が描かれる)
ジェロ「オ、オラはテリーマン先輩とかつて夢の超人タッグ編においてニューマシンガンズとしてアシュラマン&サンシャインのはぐれ悪魔超人コンビと闘ったからわかる・・テリーマン先輩の技のかかり具合は、キン肉星王位争奪サバイバルマッチからの1年半のブランクを感じさせない完璧なものだったはず・・」
(ジェロニモの背景にアシュラマンやサンシャインと闘うニューマシンガンズの光景)
ダルメシ「ウォンウォンウォン~あんな程度の技が完璧などとはとんだお笑い草だぜ~」
ターボ「なんたってマックス・ラジアルは(以下自慢と回想が数ページにわたって続く)
なーんて意味のない回想をダラダラやってたのにね!テンポが良いって素晴らしい。