エイジ736年生まれ。孫悟空の親友。ヤムチャ曰く純粋地球人としてはナンバー1。結婚願望が強いが、勇敢で仲間思い。栽培マンを3匹まとめて拡散弾で倒し、ナッパ相手にもピッコロと組んだり、また一人でも善戦。べジータとの戦闘にも参入し、悟空から託された元気玉を完成させ、悟飯との連携で見事に命中させた。
戦いが終わったあとブルマ達に、ナメック星にドラゴンボールがあることを聞いたと伝え、ナッパの宇宙船を利用するためリモコンを拾っていた。その後、西の都の病院に3日間入院した。
大全集によればナッパ戦で戦闘力1770。
サイヤ人編では一番の幸運の持ち主かもしれない。ラディッツにも殺されなかったし、ナッパ戦でもとどめをさされる瞬間にピッコロが目覚めて助けてもらえたし、べジータにも殺されなかったしね。ピッコロが悟飯を連れ去ったあと、亀仙人から「チチに事情を説明して」と言われるクリリンだが、アニメではちゃんと家に行っている。結局肝心なことは言えず帰ってくるのがなんともクリリンらしい。
アニメではピッコロとはこのサイヤ人編からブウ編まで全シリーズ通して特になんというか、妙な関係で・・仲いいというか・・妙な友情パワーがあるよね。クリリンとピッコロの関係がとても好き。ピッコロに憧れてるんかな。劇場版ではコスプレしてるし、ブウ編ではフュージョンしてるしね、ポーズだけだが。
それにしてもこのサイヤ人編、特にZ25話以降観ているとものすごくクリリンが頼りがいがあるように思える。
かつてこれほどまでクリリンが戦力として計算されたことがあっただろうか。ピッコロと肩を並べて闘っているのである。しかもアニメではナッパと原作以上の激しい闘いを繰り広げている。
それもなんとピッコロのように3人に分裂して。
最初は残像拳だと言い切ろうと思ったのだが、ナッパはこの3人のクリリンに実際に攻撃を与えて地に叩きつけている。そして二つの分身がクリリンの背中に落ちてきてひとつに戻ったのだ。明らかに残像拳ではない。
見よう見真似の四身の拳か?ブロッケンjrより凄いかもしれん。
この激闘も「Z恒例の時間稼ぎじゃん」「原作のナッパの強さが半減される」などと批判されることもあるかもしれない。実際これがGTのような迫力や爽快感のカケラもない演出なら俺も切り捨てていたかもしれん。しかしこれがもうマジで凄いのよ。もうこれは観てくれとしかいいようがない。よくこれだけの闘いを描いてくれたと思う。西尾大介氏はまさに神。
そして実際クリリンがここまでナッパといい勝負ができているのも原作と比較しても決して矛盾はしていない。クリリンがナッパに与えた攻撃はいずれもそれなりにダメージを与えていたし、ベジータの「よけろー!」がなければナッパは気円斬で両断されていたであろうからだ。
そして極めつけは「悟空から元気玉を託される」という超おいしい役回りである。さらに界王様から「お前のその一撃で全てが決まる!その元気玉は地球中の願いを込めた玉だいうことを知れ!」との助言!
クリリンが地球の運命を背負った瞬間である。
後にも先にもまさにこの時だけだろう。悟飯と並んでもはや準主役級の扱い。これはフリーザ編にも続いていくことになる。それだけに人造人間編以降の戦力外扱いが悲しい。サイヤ人編が面白いのはこのクリリンの他に天津飯やヤムチャがしっかりとZ戦士の一員として戦力になっていることも大きいと思う。
性格もほんといいと思う。1番人間臭いし。我々視聴者が悟空・悟飯以外で一番聞いているのはクリリンの声だし、一番観ているのもクリリンの姿だろう。だからすごく親近感がある。仲間が死んだ時、好きな女が吸収された時に泣き、怒り、強い敵が出てきた時ビビるクリリンが俺は好きだ。
余談だが右下に天下一武道会のアナが、クリリンの右腕の後ろにはドラゴンクエストアベル伝説のティアラがいる。