ドラゴンボール改 第97話 さようなら戦士たち | 極星十字相殺拳

極星十字相殺拳

北斗の拳やキン肉マン、ドラゴンボールについて普通「どうでもいいやろ」と思うことを真剣に自由きままに考える、そんなブログです。

自分の少年時代に、作品を通じて愛と友情と正義を教えてくれた製作者の皆様に、心から敬意と感謝申し上げます。

2年間続いたドラゴンボール改もついに感動の最終回です。毎週書いた俺の改感想も取りあえずこれで最終回です。人造人間編は一応全話書いたことになるかな、さすがに少し達成感ありますね。

でも今日観てて思ったんですが・・・

展開早!

なんかさーーーーーーっと終わってしまった感じ。これでマジで終わり?みたいな。悟空とかむっちゃ早口やったし。まあ本当は最終回じゃないんですもんね、局が強引にうち切っただけですもんね。


・神龍登場時のBGMが変。神龍といえば定番のBGMあるだろうが。

・チチが泣き崩れてるところに「ドッカンドッカン♫」はないと思うなあ・・・・

・「新しい明日へ出発!」はカットしてほしかった。

・クリリンの「ありがとう・・!ヤムチャさん」はいれてほしかった。


正直これぐらいしか思いませんでした。

しかし最終レビューがこれで終わりなのはちょっと虚しいんで、この後の展開を少し紹介します。

今回カットされたのか、それとも幻の98話に入ってるのかはわかりませんが、Zではトランクスが未来に帰ったあと、サタンがTVに出演して瓦割り(またかよ)をしています。そのときのウーロンの一言が秀逸。

「地球最強の詐欺師じゃねえか」

身も蓋もなさすぎて笑えます。


そんなサタンをあの世から悟空と界王様が観ています。
極星十字相殺拳・別館-fs~0x01045070kdfcPRIVATEAUDFD_PAPA0_0263.jpg 極星十字相殺拳・別館-fs~0x01045070kdfcPRIVATEAUDFD_PAPA0_0126.jpg
悟空「ミスターサタンもなかなかの役者だな、界王様!」

界王「ああいう男はどこにでも一人はいるもんだ」

悟空「まっいっか。オラもう関係ねえもんな」

界王「そういうことじゃ、そうじゃ悟空。ワシらもそろそろ家を建てて落ち着かんとな」

悟空「そうだな・・けど界王様。あの世じゃ大工さんてどこにいるんだ?」

界王「ここにおる!」

悟空「い?あ!なんだバブルスが建てんのか!?・・・界王様け?」

界王「ワシとお前の二人で建てるんじゃよ!!!」


極星十字相殺拳・別館-fs~0x01045070kdfcPRIVATEAUDFD_PAPA0_0128.jpg 悟空「そういうことか・・けど界王様、オラ壊すのは得意だけど作るのはあんましうまくねえぞ」

界王「あてにはしとらんよ。お、ここがいい!ここに建てよう」

その後、界王様はこの場所に一戸建てを建てますが、悟空が軽く叩いたことで崩壊します。「もう一度建てる元気はない・・」と意気消沈する界王様に、悟空は「あの世の達人のところへ行こうよ~」と蛇の道を歩いていきます。そしてあの世一武道会でパイクーハンと激闘を繰り広げる・・・とこんな展開です。多分改では蛇の道を歩くシーンで終わりかな。


ちなみに悟空と界王様がここで暮らしている場面は劇場版で観ることができます。ボージャックのやつね。


そして今回はカットされましたが、本当はこの後に時空を超えるトランクスのシーンがあります。
極星十字相殺拳・別館-fs~0x01045070kdfcPRIVATEAUDFD_PAPA0_0127.jpg 極星十字相殺拳・別館-fs~0x01045070kdfcPRIVATEAUDFD_PAPA0_0129.jpg
17号と18号、そしてセルを倒し未来に平和を取り戻すのは承知のとおりです。内山ですが。


○改の総評

・原作準拠という割に原作の台詞をカットしている

・けど明らかに不要なアニオリは残す

・そのくせ良いアニオリはカット

・さらに無意味に台詞を改変する

・BGMと選曲に問題大有り

・ギニュー特戦隊とナッパとザーボンとドドリアの声が違う

・編集にセンスを感じない

・HDリマスターのため、画質はすごい。これだけはZより上。


まとめてみると、だいたい上記かなあ。他のはまあ許せるけど、ギニュー特戦隊の声が全員違うというのはもう本当にダメ。これだけは無理。だからナメック星に着いてからギニュー特戦隊全滅までは一切観てないし、観る気もしない。けど、改ならではの良いところもありました。各話の感想でふれましたので割愛しますが。


一番良かったのはこうして毎週放送されたことで、ドラゴンボールが「まだ続いてる生きている作品」として世間にPRでき、Z放映当時まだ生まれていなかった子どもたちに知ってもらえたことでしょう。漫画・アニメ作品にとって、「世間から忘れられる」というのは作品の死も同然と思いますし。この改をきっかけに原作やZをみてもらえたら、リアルタイム世代の俺としては感無量です。

DRAGON BALL Z #33 [DVD]/野沢雅子,鶴ひろみ,宮内幸平