ドラゴンボール改 第94話 追い詰められたセル | 極星十字相殺拳

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北斗の拳やキン肉マン、ドラゴンボールについて普通「どうでもいいやろ」と思うことを真剣に自由きままに考える、そんなブログです。

自分の少年時代に、作品を通じて愛と友情と正義を教えてくれた製作者の皆様に、心から敬意と感謝申し上げます。

二週間ぶりの改ですが、すごくテンポよかったですね。やっぱ改はこれがウリだなあと思いました。最近ダラダラダラダラ引き伸ばしばっかりでしたが、改は今回ぐらいのペースでいいと思う。


冒頭のセルのフルパワーシーンが大幅カットされてよかった。Zだと長かったんですよ、しかも内山でしょ。ダルいにもほどがあると。ほいでBGMも何故か「極限バトル!三大超サイヤ人」の元気玉作るシーンの曲なんですよ。なんか違和感が拭えなかったものです。


あとは恒例のZと改の変更シーンですが、

○気円斬のシーンで「気円斬!」の台詞追加

悟空戦でも追加されてたし、改のスタッフは気円斬に何か思い入れでもあるのだろうか?


○セルの台詞変更

Z「私こそが全ての頂点に立つ究極の戦士なのだ!!」

改「私こそが全ての頂点に立つ究極の生命体なのだ!」

ふむ・・まあ別にいいけど。どちらかといえば改のほうがらしいといえばらしいが・・


○セルの恐怖シーン変更
極星十字相殺拳・別館 ここが一番大きな変更シーン。セルが恐怖に怯えひきつってしまうシーンですが、改ではセルが「こんなヤツがこの世に存在するとは・・この私のパワーが完全に負けている・・・!これが恐怖というものか・・!」と発言しました。しかしZでは、ナレーションが解説していたのです。

「この時セルは、はっきりと恐怖を感じた!そして後悔した・・面白半分に孫悟飯を怒らせ、真の力を引き出してしまったことを!」

Zと同じことしても意味ないし、これはOKと思います。しかしどうせ変えるなら何故原作の「だが・・勝敗は別だぞ!」を入れないのか。上昇する絵の時にでも入れたらよかったのに・・


悟空が悟飯の潜在パワーを目の当たりにするシーンも残っててよかった。これは必要なシーンだ。
極星十字相殺拳・別館 極星十字相殺拳・別館
自分を遥かに超えた悟飯の姿をみたからこそ悟飯を送り出したのだと、悟空の行動に説得力が増す。

まあどう怒らせればいいのかわかっていなかったので、悟空が浅はかだったことには変わらないのだが、このシーンがアニメで描かれたことで少し悟空がフォローされた気がします。


そして一気にセルが膨らむところまで進みましたが、Zでは膨らむまで長かった・・

もう悟飯がセルをいじめるいじめる。谷底に蹴落としたりね。
極星十字相殺拳・別館 極星十字相殺拳・別館
悟空「悟飯ー!とどめだ!すぐにとどめをさせー!!」

ピッコロ「今だー!一気に攻めるんだ!!」

悟空「悟飯ー!!遊ぶなー!!すぐにセルを倒すんだ~!!」

なんかこのせいで悟飯の「やっちゃった感」が原作より倍増されてた気がします。改ではだいぶカットされてました。


それと個人的にZで好きなシーンがあったのでついでに紹介。サタンが悟飯を「わしの一番弟子にする!わしが鍛えればさらに強くなる!」と豪語する時間稼ぎシーンがありましたが、ここでカメラマンの意外な一面が。


極星十字相殺拳・別館 サタンを汚物かのようにみるこの顔。

もう見るからに

「アホが」

と顔に書いてありますね。この後無言でカメラの修理を始めるカメラマン、プロの鏡と思います。さすがにこのシーンではあのアナウンサーすら、「失礼ですがミスターサタンよりあの少年のほうが上かのように思えるのですが・・」と言っていました。そのうちこのアナウンサーとカメラマンについても語ってみたい。俺はこの二人はもっと評価すべきと考えています。


関東の来週の予告、よかったですねー。最後の「波!」でみんなが声揃えてたのがたまらん。これで内山でさえなければ・・いやもう言うまい。


それと気づいた人も多いと思いますが、今回スタッフひとつポカをしてるんですね。これはZ当時のミスなんですが、原作では悟飯はセルの頭部に回し蹴りを炸裂させて、それが大ダメージとなって18号を吐き出しました。

しかし、Zでは顔面に蹴りを入れて、さらに腹部にも蹴りを入れるという二段攻撃になっています。しかし18号を吐いたあとのセルの頭部には原作どおりにヒビが・・・・

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