南斗紅鶴拳奥義 血粧嘴といえば、断己相殺拳と並び幻の奥義と言われている技である。といっても断己相殺拳はアニメで拳王様がイメージを描いてくれており、旧劇場版でも構えはみることができる。しかし血粧嘴はアニメでもどんな技なのかわかっていない。一応PS2の格ゲーではサイコクラッシャーぽい技になっており、天の覇王では拳王様に披露してはいるが・・
この血粧嘴のシーンはアニメ第56話とレイが死ぬ57話、そしてユダの総集編でみることができるが、56話と57話では描き方が異なっている。
56話ではユダが「南斗紅鶴拳奥義!血粧嘴!!」と叫んだ瞬間、レイのカットインが入る。原作の構え絵はない。
しかし、57話のレイの回想では左の画像のように、ちゃんと原作のように構えまで描かれているのだ。
「南斗紅鶴拳奥義 血粧嘴!!」シャキン!!!
とご丁寧に効果音までつけてくれている。
また、この57話はどういうわけか56話とは細部に違いがある。
例えば、この血粧嘴から飛翔白麗のシーンにおいて、まずレイが跳躍する時点から56話ではBGMが入るが、57話では無音である。
そして、飛翔白麗の炸裂シーンだがこの二つを見比べてみると・・
そしてマミヤの目の前で、レイの肩当が吹っ飛ぶシーンでは、
背景が違っている。
ぶっちゃけどうでもいいことなんですけどね。まあ北斗トリビアということで。
余談だが、このレイの肩当が吹き飛ぶシーンは、個人的にアニメ北斗の名場面TOP10に入る。DVDボックスが発売されるまでは、殆どアニメ北斗は幻の作品となりつつあった。再放送もとうにやらなくなり、10年以上アニメ北斗から遠ざかっていた俺だが、この水鳥の羽が四散して肩当が落ちるシーンは、ずーっと忘れずに覚えていた。この56話はアニメ北斗でもボロ泣きの回と思う。
「トキ・・世話になった。ケン、生き続けろ!死ぬなよ!今の時代・・この不幸な時代にお前の北斗神拳が必要なんだ!涙を笑顔に変えるために・・!!アイリよ・・先に逝く兄さんを許せ・・さらばだ!」
まあ今更言ってもなんだが、
このレイの最期の台詞を全カットした北斗無双のスタッフの神経が俺には理解できません。