セルジュニアについて語ってみた | 極星十字相殺拳

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北斗の拳やキン肉マン、ドラゴンボールについて普通「どうでもいいやろ」と思うことを真剣に自由きままに考える、そんなブログです。

自分の少年時代に、作品を通じて愛と友情と正義を教えてくれた製作者の皆様に、心から敬意と感謝申し上げます。

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セルが孫悟飯の怒りを引き出すために生み出した本人曰く「子どもたち」。孫悟空、ピッコロ、ベジータ、トランクス、クリリン、ヤムチャ、天津飯の7人に襲いかかり、地獄を味わわせた。

しかし、怒りのパワーをみせた悟飯の前にかめはめ波や魔貫光殺砲などで対抗するも全員粉砕された。


原作・アニメともにたった3話で全滅したセルジュニアたちであるが、その恐ろしさは充分我々に知らしめたといってもよい。その実力はベジータやトランクス、ピッコロでなんとか渡り合うのがやっとのほどであり、なんといってもついさっきまでセルと闘っていたあの悟空が「お、恐ろしく強いぞ!こいつら!!」と焦燥し、ボコボコにされたというのが大きかった。もし悟空がベジータたちと同じようにそこそこいい勝負をしていたら、これほど強いという印象がなかったかもしれない。孫悟空を苦しめた敵ランキングなら正直セルより上である。それに「ベジータやトランクスでやっと互角の闘い」といっても、それは1匹1匹の強さのことであり、それが7匹もいるのだからセルの言う「無駄だ、絶対に勝てはせん」というのはハッタリでもなんでもない。山室御大の回で振り回されるベジータや首を締められる悟空はまさに「セルジュニアの地獄」そのものであった。あのまま悟飯がキレずに闘いが続いていれば間違いなくZ戦士は全滅していただろう。


さて、セルジュニアの強さを語るのにはあのシーンを避けるわけにはいかないだろう。そう、改でもカットされずに残ってしまった「ファイナルフラッシュをはじき飛ばした」ことである。

「セルが半身吹っ飛ばされたのに」

「アニメスタッフやりすぎ。」

「アニオリ糞」

などとボロクソに言われているこの件だが、一応俺のブログでは「アニメで描かれたシーンは肯定する」というスタンスなので、これについても真剣に考えることにする。

だが、正直言って個人的にはそこまでボロクソに言わんでも・・という気がせんでもない。というのもセルがくらったファイナルフラッシュとセルジュニアがはじいたファイナルフラッシュが全く同等の威力とは限らないからだ。


まず、ベジータがセルに放ったときを思い返してみると、Zでも改でもベジータは相当気を集中させていた。Zでは前半パートの大半を使ったくらいだ。編集された改でも長いと感じた人は多いだろう。しかしセルジュニア戦では、「はあああ!この俺がザコども相手にいつまでもてこずっていられるかー!消えてなくなれ!!」とものの数秒で放っている。つまりセルに放った時より気の量が少なく、100%ではなかったのではないかと。
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そしてもうひとつ。セルはベジータの挑発にのり、最初から「全身で受け止める」つもりで立っていた。無形の位、ノーガードだ。しかしセルジュニアは発射されたファイナルフラッシュをみて両手をだして防御体制をとっている。そして両手で受け止め、止まったファイナルフラッシュを蹴り飛ばしたのである。
描写をみていると断言はできないが、セルジュニアはファイナルフラッシュがぶつかる直前、手から衝撃波をだして直撃を防いだのではないだろうか。または気の障壁、バリアでもはっていたか。もしセルジュニアが防御せずまともにくらっていたら、セルのように吹っ飛ばされていただろう。


しかしここまで考えたあと、嫌なことに気づいてしまった。

ベジータは精神と時の部屋にもう一回入ったあとなのだ。

つまりセル戦よりも大幅にパワーアップしているはずであり・・・

・・・もうこの件については、

「気のチャージ時間が短かったため、セルに撃った時より威力が少なかった」

「セルジュニアのガードがすごかった」

で結論づけておこう。

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