初心者同志 -67ページ目

「HEROES/ヒーローズ」(その6)後編。

「HEROES/ヒーローズ」は、現在、

スーパードラマチャンネルで放送中の海外ドラマ。


前編はこちら。

【「HEROES/ヒーローズ」(その6)前編】


もちろん、ネタバレはしないです宣言。続行中です。



物語の最初から、目まぐるしく動いていく、このドラマ。

そして、その中では、まさにヒーローコミックにある、

悪役と呼べるような存在も登場する。

もちろん、メインキャストたちと同様に、

特別の能力を持っていることに気づいているその彼は、

「サイラー」という名前だけがわかっているだけで、

その他は一切、なにもわからない正体不明の相手。


やがて、それぞれのメインキャストたちは、

そのサイラーとも、様々な形で関わっていくことになるのだけど、

それがどんな影響を与えるかは、

今、私が見終わった第9話までの時点では、わからないままだ。


ただ、サイラーの存在は、

たとえ特別な能力を手に入れても、

それをどう使うかによって、どんな立場にもなり得る、

ということを象徴している。


メインキャストにあたる人たちでさえ、そうだ。


彼らでさえ、まだ、本当にヒーローになるのかどうか、

ドラマの中ではわからない。


その一部は、ようやく自分のできることに気づき始めた。

その一部は、まだ、自分の問題に追われていて、

能力を、ただ自分自身のためだけに使っている。

そしてまた、みんなに、真の使命を伝えようと奔走し、

他の仲間と呼べる人間を探している人もいる。


第9話は、まさにそんな「HEROES/ヒーローズ」の

分岐点になりつつある。


愚直なまでに、それが自分の使命なのだと信じて、

自分のできることをやり遂げようとした一人は、

ついに、探していた自分以外の能力者の一人に

出会って、第9話の最後に言う。


「君を救えば、世界を救える?」


彼らが本当に世界を救う存在になるのかは、

今の時点では、あまりにも不透明だ。


海外ドラマ「HEROES/ヒーローズ」は、

それくらい、先を読むのが難しいドラマになっているからだ。



というわけで、「HEROES/ヒーローズ」と海外ドラマの

魅力を語る特集は、とりあえずここまで。


ドラマの話題を少しお休みしたら、再び、

今度は「HEROES/ヒーローズ」の細かな突っ込み

特集をする予定。


タイトルだけはもう、決まっている。

「HEROES/ヒーローズ」の、ここが変だよ日本人!


アメリカらしい、不思議で、おかしな日本観も、

やっぱり、このドラマの魅力のひとつだと思うんだよな、うん。



HEROES / ヒーローズ Vol.1       2008年2月22日発売予定
HEROES / ヒーローズ DVD-BOX 1   2008年3月20日発売予定
HEROES / ヒーローズ DVD-BOX 2  2008年5月15日発売予定

「HEROES/ヒーローズ」(その6)前編。

「HEROES/ヒーローズ」は、現在、

スーパードラマチャンネルで放送中の海外ドラマ。


詳しくはこちらから。

【HEROES/ヒーローズ(その1)】

【HEROES/ヒーローズ(その2)】

【HEROES/ヒーローズ(その3)】

【HEROES/ヒーローズ(その4)】

【HEROES/ヒーローズ(その5)】


今回は、「HEROES/ヒーローズ」の物語について、のつづき。

ちなみに、ネタバレはしないです宣言、ずっと続行中です。


物語が始まった当初、日本、インド、アメリカ国内でも、

ニューヨーク、ラスベガス、ロサンゼルス、テキサスと、

まさに、あちこちに散っている状態の主人公たち。


しかも彼らは、最初の段階では一切係わり合いもなくて、

接点もほとんど存在しない。

となると、物語の序盤は、そんな人物たちの紹介と、

お互いの出会いのシーンのみで費やされそうだけど、

「HEROES/ヒーローズ」の場合はそうはならないのだ。


まず、一見係わりあいがないように見えるメインキャストたちは、

物語が始まって早々、さりげなく、それぞれにすれ違い、

見ている私たちは思わずニヤリとさせられる。



たとえば、こんな感じだ。


日本でサラリーマンをするヒロ・ナカムラ(マシ・オカ)の

同僚アンドウは、会社で仕事もしないで、

海外の有料サイトを覗いている。

そのサイトでライブチャットをしながら

服を脱いでいるのはメインキャストの一人、

ニキ・サンダース(アリ・ラーター)だ。


ある男性の在宅介護をする介護士、

ピーター・ペトレリ(ミロ・ベンティミリア)は、

相談をうけてその娘が担当しているという

コミックアーティストに会いに行くけれど、その人物、

アイザック・メンデス(サンティアゴ・カブレラ)は、

自分の持っている不思議な能力に悩んでいる。

やはり二人ともメインキャストで、二人は

知らず知らず、出会うことになる。


まだ、自分の中にある能力にも気づいていないとき、

彼らが、自分以外にも同じ力を持った人間が

他にいるなんて、考えてもいないとき、

彼らは他の仲間たちと、知らず知らず、

少しずつ関わっていく。


本人たちにしてみれば、それは特別に

気にすることのない、ただのすれ違いなのだけど、

見ている私たちは、そんな何気ない関係が、

いつか本格的な出会いに結びついていくのを、

ひそかに楽しむことができるようになっているのだ。


更に、ここにとっておきの人物が加わる。

最初に書いた、日本のサラリーマン、ヒロ・ナカムラだ。

彼はメインキャスト中、唯一、自分の力に気づいたときから、

積極的にその力を使おうとする。

それも、自分の大好きなヒーローコミックの主人公のように

それを使いたい考えるのだ。


その行動力が、第1話の最後で、劇的な結果となって現われる。

そして第2話の最後では、最終的にHEROEとなるために

自分たちが何をしなければいけないか、

その目的を彼は、直接目撃する。


まだ、他のメインキャストたちが、

自分の持っている能力に戸惑っている中、

彼だけはあらゆることを知る立場になるのだ。


にも関わらず、日本の普通のサラリーマンをしている彼は、

英語が喋れない上に、アメリカにも行ったことがない。


様々なことが活発に起きているアメリカに、彼はいない。

日本人の彼が、どうやってアメリカの、

しかも全土のあちこちにいて、まだ自分の問題に追われている

だけの、他の能力者たちと出会うことになるのか。


それは、このドラマ「HEROES/ヒーローズ」の

序盤の最も楽しいところの一つだと思う。


「HEROES/ヒーローズ」(その6)後編。に、つづく。


「HEROES/ヒーローズ」(その5)

「HEROES/ヒーローズ」は、現在、

スーパードラマチャンネルで放送中の海外ドラマだ。


詳しくはこちらから。

【HEROES/ヒーローズ(その1)】

【HEROES/ヒーローズ(その2)】

【HEROES/ヒーローズ(その3)】

【HEROES/ヒーローズ(その4)】


今回は、「HEROES/ヒーローズ」の物語について。


12月3日現在、「HEROES/ヒーローズ」は、

日本では第9話までが放送を終了している。

第1シーズンが全23話であることを考えると、

ストーリーはまだまだ序盤といったところなはずだけど、

物語の進展はすこぶる早い。


メインの登場人物たちの前には、

休む間もなく、次から次へと新しい問題が降りかかってきて、

ストーリーはテンポよく、どんどんと進んでいく。


「HEROES/ヒーローズ」が、

特別な能力を持っていることに気づいた人たちの物語で、

本人たちは、自分に身についた不思議な能力のことを、

よく理解していない状態からはじまることを思うと、

それは、意外ともいえるほどのテンポのよさだ。


しかも、メインキャストとなる人たちは全部で

10人ほどいるのだけど、彼らは物語が始まった当初、

日本やインドにまでいて、アメリカ国内でも、

ニューヨーク、ラスベガス、ロサンゼルス、テキサスと、

まさに、あちこちに散っている状態だ。


気が付いたら特別な能力を手に入れていた、というくらいで、

他に、これといった接点もなく、もちろん、

知り合いでもない彼らが、それぞれの場所で、

それぞれの問題に巻き込まれながら進んでいく、この物語は、

では、なぜ、そんなにテンポよくなるのだろう。


まず、大きいのは、このドラマの製作者が、

それを意図的にしていることだと思う。


ドラマの製作総指揮と原案を勤めるティム・クリングは


「他のドラマを教訓にして、視聴者を焦らすことをやめるようにした」


とインタビューで語っている。


確かに、「HEROES/ヒーローズ」では、

いったい、これはどういうことなんだ?と、

一つのことに、いつまでも頭を悩まされることはない。


気になる謎を登場させて、それを何度も象徴的に

繰り返したりはしないし、

理由のわからない出来事を突きつけて、

それをいつまでも引っ張ったりもしない。


確かに明らかにされないままの問題はあるけど、

それは頭の片隅においておき、ふと思い出して考えると、

より物語を楽しく見えてくる、というくらいの要素で、

そのことで頭をずっと悩ませることにはならない。


世界のあちこちで行動を開始する主人公たちの前には、

とにかく目まぐるしいくらいに

次々と色々なことが起きるから、

それを追いかけるだけで、ただ楽しいのだ。


しかも、その結末は、決して先送りされない。


彼らは各地で、それぞれの問題、それぞれの悩みに

遭遇するけれど、それらと出会って2、3話の間には、

自ら解決したり、真実と出会うことになる。


どうせ、最後までこの問題は引っ張るんでしょう、なんて

これまでの海外ドラマのつもりで穿った見方をしていると、

見事解決して、まさか、こんなことが真実だったなんて!

と驚かされることになる。


たとえるなら「24 -TWENTY FOUR」が、

5話目くらいで全てのテロリストを逮捕して

事件を解決してしまうような感じなのだ。


普通なら、早すぎるっ!と思うかも知れない。

そんなのありえないっ!とさえ、思うかも知れない。


でも「HEROES/ヒーローズ」では、そんなことを思うことはない。

なぜなら、このドラマの登場人物たちはみんな、

特別な能力を持った人たちだからだ。


普通なら、絶対起きるはずのないことも、

この「HEROES/ヒーローズ」では起きないとは言えない。

それどころか、まったく予想できないときに、

とつぜんそんなことが起きたりする。


ちょっと想像してみる。

もし、ジャック・バウアーに人の心を読む力があったら・・・・・・。


誰が裏切り者で、誰が味方が全てわかる。

テロリストが隠しているテロ計画もすべて丸裸だ。


うーん、第5話どころか、3話もあれば、事件は

すべて解決するかも知れない。


「HEROES/ヒーローズ」は、つまり、そんな、

意外性が常にあり続ける物語なのだ。


ただし、このドラマの中にいる特別な能力者は、

決して、メインキャストだけではない。

それが、いったいどう物語に影響するか・・・・・・。


次回は更にそんな話。





HEROES / ヒーローズ Vol.1        2008年2月22日発売予定

HEROES / ヒーローズ DVD-BOX 1   2008年3月20日発売予定

HEROES / ヒーローズ DVD-BOX 2   2008年5月15日発売予定



「HEROES/ヒーローズ」/海外ドラマのこれから。

激しい視聴率戦争が行われている

アメリカのテレビ界で、視聴者を獲得するための

決定的なコンテンツとして製作される、テレビドラマ。

それだけに、ときには、満足のいかない状況でも

作り続けることが優先されて、そのことが、

「LOST」や「24 -TWENTY FOUR」のように

シーズンによって大きく完成度が変わる事態を

引き起こすことがある。


というのが、前回までの話。

詳しくはこちらから。

【「LOST」/海外ドラマが作られる背景(その1)】

【「LOST」/海外ドラマが作られる背景(その2)】



この象徴的な例として、「ER」というドラマがある。


「ER」は94年に始まった、救急病院を舞台にしたドラマ。

過去には、あのジョージ・クルーニーというスターを

生み出したことでも有名で、アメリカでは現在までに

第13シーズンまで続いている長い作品。


なのだけど、実は第1シーズンのときに出演していた

メインキャストは、今では誰も残っていなくて、

しかも、長くつづけてきたことで、開始当初は、

「ここまでリアルな医療現場を再現したドラマは他になかった!」

なんて絶賛された物語も、新鮮味が薄れ、

最近は物足りない平凡な、もしくは奇をてらいすぎた

展開が多くなってきている。


私にとっては、まさにこの「ER」の

第1シーズンを見たことが、海外ドラマにハマル

きっかけとなっただけに、この現実はとても寂しいのだけど、

普通であれば、すでに打ち切り、

もしくは円満に終了していてもおかしくない

この「ER」が、今もなお続いているのは、

まさにアメリカのテレビ事情を象徴していると言えるのだ。


つまり、簡単にその代わりを務められるような

人気ドラマが誕生しない、という現実と、

展開がマンネリ化しているとはいえ、すでに固定化した

ファンがついていて、視聴率が、打ち切るほどの数字まで

落ちていない、という事実。

その二つが「ER」を終わらせたくても、終わらせられない

事態を招いているのだ。


それは、人気作品に育ってしまったが故の弊害、とも

いえるのかも知れない。


では、海外ドラマはみんな、そんな状況になるものなのか、

といえば、そうではない。


たとえば「LOST」が、まだ第3シーズンまでしか

終了していない今の段階で、残り42話、全6シーズンで

この作品を終わらせる、と語ったのは、

そうした、ドラマがいつ終わるのかわからない、という

視聴者の迷いを断ち切る、とてもいい手段となったと思うし、

「フレンズ」のように、高視聴率を取りつづけた状態のまま、

オリジナルキャストも維持しつづけて、番組を円満に

終了させた例も過去にはある。

(ただし、こういうことはかなり珍しい。大抵の場合、

人気ドラマが終わるのは、人気がなくなってきたから、か、

あるいは視聴率が落ちてきて、打ち切りになるか、だからだ)


では、ずっと私が押しつづけている、

「HEROES/ヒーローズ」はどうかというと、

こうしたアメリカのテレビ事情を鑑みてなのか、

少し面白い取り組みを実施することが、すでに発表されている。


現在、アメリカでは第2シーズンが放送中の

「HEROES/ヒーローズ」だけど、実は、来年は

新シーズンが放送されないことがすでに決定しているのだ。


これって、実はかなり前代未聞の出来事だ。


最初に紹介した、13シーズンも続く「ER」でさえ、

第1シーズンが放送されて以降、新しいシリーズが

作られなかった年は一度もない。

たった1年でも休んでしまえば、一度つかんだ視聴者を

手放す原因になりかねないからだ。


では、「HEROES/ヒーローズ」はなぜ、

そんなことをするのだろう。


実は、「HEROES/ヒーローズ」が放送されない

来年の冬シーズンには、「HEROES/ヒーローズ」のスピンオフ作品、

「ヒーローズ:オリジンズ」が放送されることになっている。


これは、「HEROES/ヒーローズ」のストーリーには

直接関わらないものの、毎回、特別な能力をもった

人物たちが登場する全6話の物語で、

放送終了後にインターネット投票を行い、

1番人気のあった能力者は、その翌年の

「HEROES/ヒーローズ」第3シーズンの

レギュラーに加わる予定なのだそうだ。


「HEROES/ヒーローズ」が、最終的に何シーズンまで

つづくドラマになるのかは、わからないけれど、

こうして今の段階から、先を見据えて作るというのは、

これまでのアメリカのドラマ業界では、なかったやり方だ。


私はまだ、第1シーズンの途中を見ているところ

ではあるけれど、この「HEROES/ヒーローズ」という作品は、

本当に楽しい作品となっているだけに、

この試みが成功することを心から願っている。


のだけど、果たして、どうなるだろうか。


ということで、次回からは、

改めて、その「HEROES/ヒーローズ」の

魅力を語る記事に戻って、前回のつづき、

なぜ、この作品はとてもテンポのいいストーリーになっているのか、

について書く予定。



「LOST」/海外ドラマが作られる背景(その2)。

今回は、私の大好きなアメリカのテレビドラマ界の

深刻なある事情について。


第1回目はこちら。

【「LOST」/海外ドラマが作られる背景(その1)】



前回、エミー賞の作品賞まで獲ったドラマ「LOST」が、

第2シーズン以降、迷走してしまったことについて、

どうしてこんな状況になったのだろう、

と書いたけど、これには、競争が厳しいアメリカの

テレビドラマ界の事情が関係している、というのが、

ズバリ!私の考えなのだ。


アメリカという国は、大きい。

つまり、面積がとても広い。

そのため、電波の受信ができない場所も多いという現実があって、

ケーブルテレビに加入している人たちが非常に多い。


最近の調査では、アメリカに住む全世帯の70パーセント近くが

ケーブルテレビに加入しているという。


ケーブルテレビは有料チャンネルだから、

加入する人が多ければ、当然、テレビ局側の収入も増える。

つまり、製作する番組にかけられる資金も、自然と多くなる、ということだ。


加入者が増え始めたほんの20年くらい前から、

いずれケーブルテレビは、地上波の放送を飲み込むのでは!?

なんて、アメリカでは、言われていたという。


でも、実際には、そうはならなかった。

ケーブルテレビの加入者は確かに、それからも加速度的に

増えつづけたのだけど、地上波放送も、視聴者の数を

維持しつづけたのだ。


その結果、どういうことが起きたのかというと、

アメリカのテレビ界では、無料で見られる地上波と、

有料のケーブルテレビとによる、他の国では類を見ないほどの

激しい視聴者の奪いあいが始まったのだ。


とはいえ、無数に存在するケーブルテレビは例外としても、

地上波放送をするテレビ局では、他の放送局との違いをつけるのは

とても難しいことだった。


そこで、他局から視聴者を奪う、もっとも強いコンテンツ

として期待されるようになったのが、テレビドラマだったのだ。


だからこそ、アメリカでは、テレビドラマが他のどの番組よりも

力をいれて製作されている。

日本では考えられないような予算がつぎ込まれたり、

映画並みのスタッフの数や、製作期間がかけられたりするのには、

そんな背景があるからなのだ。


それは一見、視聴者からすると、とてもいいことのように思える。

のだけど、実はこれにも、功罪がある。


それは、人気の出たドラマは、終われない、という宿命だ。


視聴者を獲得するための決定的なコンテンツとして

製作されるテレビドラマだけに、その成功基準は

とても厳しい。

アメリカでは、なんとたった1話が放送されただけで、

視聴率がよくなかったから、と打ち切りになった

ドラマさえあるくらいなのだ。


他にも、アメリカでは、突然、ドラマの放送時間が変更になったり、

放送される曜日まで変わってしまうことがある。


これには、他局で放送されている番組が関係している。


同じ時間帯に、あまりに人気のあるドラマが

放送されていたりすると、それを避ける時間に変更にしたり、

逆に数字があまりとれていないドラマが放送されている場合には、

自分たちの局で人気のあるドラマを、敢えてぶつけることで、

その時間帯の視聴率を奪おうとするのだ。


なんだか、マフィアの縄張り争いのような苛烈さだけど、

それくらい、アメリカのテレビ界は厳しい世界なんだ

ということなんだと思う。


それだけに、常に高視聴率をとれるテレビドラマを制作することは、

どのテレビ局にとっても重要な課題となっていて、

見事、ヒットしようものなら、テレビ局は絶対にそれを離さない。

視聴率が極端に落ちるようなことでもない限り、

簡単には終わらせたりはしないのだ。


とはいえ、無尽蔵に予算や、製作時間や、スタッフが

注ぎ込まれるというわけではないので、

結果、つづけることが、ときには作品の質の低下を招いたりする。


そして、それは規模なの大きな作品であればあるほど、

顕著に表れるようだ。


「LOST」や、そして「24 -TWENTY FOUR」などで

見られる、シーズンによって激しく完成度が変わってしまう事態が、

まさにそのいい例だと、言えるかも知れない。


では、これまでに書いてきた私のお気に入りドラマ、

「HEROES/ヒーローズ」においても、

この問題とは、やはり例外ではいられないのだろうか。


ということで、次回はもう少しだけ、番外編。


「HEROES/ヒーローズ」と、海外ドラマのこれから。


について、書こうと思う。