こんばんは!!
BDSトレーナーの山口です。
先日、熱中症予防に関する記事を書かせて頂きました。
熱中症には水分だけでなく塩分も大切なるのですが、今回はその塩分に関する記事になります。
塩分の役割
1.細胞を正常に保つ
塩分は人間の体の血液や消化液などの体液に溶け込んでいます。
そして、細胞の内側と外側との体液の圧力(浸透圧)を調整し、バランスを一定に保つ働きを担っています。
このバランスが栄養素吸収する為にとても重要です。
どちらに傾いてしまっても体内に栄養を取りこめなくなってしまうのです。
なので、塩分が正しく摂取出来ていないと、血圧の低下や脱水症状、循環不全、立ちくらみや浮腫みなどに繋がります。
2.神経や筋肉の働きの調整
人間が体を動かす時、脳からの命令が神経細胞を伝わってきます。
この脳からの命令を伝達する役割を担っているのが塩の成分であるナトリウムイオンです。
塩が不足するとこの伝達がうまくいかなくなるので、体調不良などを引き起こしてしまいます。
3.食欲や味覚を正常にする
適切な塩味は食欲を増進させ、塩味の刺激によって、美味しさを感じる正常な味覚が保たれています。
あまりにも塩気のない食事を続けていると、ナトリウムの不足によって引き起こされる上記の問題に加え、味覚も鈍ってしまい食欲不振やそれに伴う体力の低下にも繋がります。
4.消化を正常にする
塩は胃酸や胆汁の成分や殺菌作用などもあり、腸で栄養の分解や吸収を助ける効果があります。
過剰に摂取すると
腎臓の負担が大きくなる
塩を過剰に摂取すると摂取した塩分を排出する為に腎臓の働きが強まり、過度の負担がかかります。
これによって、腎臓病や腎不全などに繋がります。
高血圧や浮腫みの原因に
人間の体のには塩分濃度を一定に保つ働きが備わっており、塩分を取り過ぎると血液中の塩分濃度が高くなり、それを下げる為に多くの水分を溜めこもうとします。
その結果血液量が増え血管が膨張し血管壁という部分に高い圧力が加わります。
これが高血圧になるということです。そして動脈硬化などに繋がります。
塩は摂り過ぎてもいけませんが不足も体にマイナスです。
バランスが大切になりますので大体8gほどを目安に摂取してみてください。
BDS 山口 壱平