こんにちは。
ＢＤＳパーソナルトレーナーの今野（イマノ）です。
梅雨らしいジメジメした日が続いておりますね。
気温も寒暖差が大きく体調を崩される方も多いようです。
空調や服装で小まめな体温調整を心がけてまいりましょう。
さて、これから夏本番となり気を付けていきたいのが熱中症ですね。
水分をしっかり摂っていくことと、よくテレビなどでも注意喚起されておりますが、今回はそのあたりの意外な盲点をお話したいと思います。
「低ナトリウム血症」という症例をご存じでしょうか。
水分の極度な過剰摂取や大量の発汗による体内の塩分不足によって起こるのですが、実は健康にしっかりと気を使っておられる方が多く発症される傾向にあるのですね。
代表的な症状としては
＜軽～中度＞
・全身の倦怠感
・吐き気
・筋肉がつる
＜重度＞
・呼吸困難
・意識障害
などが挙げられます。
塩分（ナトリウム）は摂り過ぎると高血圧や動脈硬化などの様々な生活習慣病の原因となり、醤油や味噌等といった塩分の高い調味料を頻繁に使用する日本人は「塩分過多には気を付けましょう」という風潮が根付いています。
しかしながらこのナトリウム、必須ミネラルとして筋肉や神経の働きを正常に保ったり、カリウムと共に細胞の浸透圧を調整したりと体内には非常に重要な役割を担っています。
健康に気を配っている方は当然食事での塩分過多にならぬよう意識されていると思いますが、気温が高いこれからの季節は発汗により体内のナトリウム濃度が低くなりがちにもなります。
加えて炎天下でのジョギングやサッカーなどの運動による激しい発汗と大量の水分補給が重なると、上に挙げたような症状が出やすくなってまいります。
「低ナトリウム血症」あまり聞き慣れない症状ですが、特に健康志向の強い方は頭の片隅に置いておくと良いかと思います。
栄養バランス、水分バランス、しっかりと整えてこれからの季節も元気に乗り切ってまいりましょう。
ＢＤＳパーソナルトレーナー 今野善久