こんにちは。
BDSパーソナルトレーナーの今野(イマノ)です。
年が明け、年男と呼ばれるようになりました!
午年らしく今年も走り続けてまいりたいと思いますので、本年も宜しくお願い致します。
2014年最初のブログなので、何を書こうか考えていたのですが、今回はフードマイスターらしく栄養について少し書かせていただきたいと思います。
最近、お客様のお食事を分析していくと、大半の方が不足しがちな栄養素というのが見えてまいります。
今回のお題は、「日本人が不足しがちな栄養素の代表」カルシウムです。
カルシウムと聞くと、骨や歯の材料というイメージが強いですが、実は筋肉の収縮に働きかけるトレーニングやシェイプアップにとって非常に重要な栄養素なんですね。
最近の研究では脂質の吸収を抑制する働きも注目されてきています。
体脂肪を減らしたい方へも筋肉量を増やしていきたい方へもオススメしたいミネラルなのですけど...
しかしながら、成人の推奨摂取量650~850mgに対し、日本人の平均摂取量は以下の通りです。
男性:515mg
女性:497mg
(平成21年 国民健康・栄養調査調べ)
日本の土壌にはカルシウムの含有が少なく、食材から摂取する量が少ないという事もありますが、カルシウムが豊富な食材が日本の食卓から離れがちになっているというのも要因のひとつかもしれません。
カルシウムを多く含む食材は
①乳製品
②小魚・小エビ
③大豆製品
④海藻類(ひじき等)
等が挙げられますが、ファーストフードやコンビニ食が多い現代人にとってはどうしても不足しがちなものが多いですね。
特に糖質制限をされておられるお客様へは牛乳はオススメしておりません(糖質量が多いため)ので、「じゃあ、何を食べたらいいの?」と良くご質問を受けます。
その方の食生活やライフスタイルに合わせて、ご提案させていただいてますが、シラスや小エビなどは使い勝手が良い半面、量が少なくなってしまうので困りもの...
何か糖質脂質が少なく良い食材はないかとスーパーを散策したら...ありました!
「骨にカルシウムが多いんであれば、骨食べたらいいじゃん!!」
という、簡単な答えだったんですけど(苦笑)
どちらも一缶あたり2000mg程のカルシウムが含まれているので、卵焼きに混ぜたり、サラダの上に乗せたりすることで、カルシウム不足は大分改善されると思います。
それ以外にも、KENTAI製のプロテインではカルシウムリッチというラインナップも販売しています。
一回につき300mg程度のカルシウムが補給できますね。
ただ、カルシウムは過剰摂取すると腎結石や尿路結石になりやすいということもありますので、厚生労働省が定める上限値2,300mgは極力超えないようにすることも大事です。
(一般に食材の含有量全てが体内に吸収される事はないので、厳密に計算することは難しいですが)
カルシウムは人間の身体に一番多く含まれるミネラルです。
身体の基盤を担っている栄養素、これからも意識して摂っていきたいものですね。
BDSパーソナルトレーナー 今野善久