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兵庫県淡路島…ここは関西在住の私からすると近いようでいて実は遠い。理由は言わずもがな島であること。当然ながら今の淡路島を行こうとすると高速バスを使うか、それとも船で行くかの二つに一つ。そして全社は物凄い料金が高く、後者は現在では今や明石港~島北部の岩屋港を結ぶジェノバラインしか船が航行していません。当然ここからの移動になると路線バスしかないのでなかなか自由に散策するのがキツイのですね。過去には一回行っているのですが、洲本城を登ってトンボ帰りするのがやっとでした。明石海峡大橋を通行すると高コストにならざるを得ない淡路島行。何とか格安で行ける方法は無いか模索したところ

4月から11月初頭までの土日休日限定で大阪側の深日港から洲本までの船便が出ていることが判明。とはいえこれは正式なものではなく、あくまでも運航社会実験なので一応今は毎年先の期間限定で運航していますが、来年もあるかは保証の限りではありません。そういうわけで今回乗ってみることにしました。

南海本線でなんばから一路泉南のみさき公園まで。私の記憶ではここはかつてはみさき遊園地があって、入場客でごった返ししていたのですが、今となっては閉園していつのまにかだいぶ寂しい状態になっていました。

ここから南海本線の支線である多奈川線に乗車します。ここも1時間に1本だけなのでちょっと利用する時は要注意。

 

深日港駅、ここから歩いて5分ほどの位置に

洲本深日ライナーの船が待機。片道1800円ほど、更に南海との共通券を買えば、往復運賃と南海電車のフリー切符3900円ほどで洲本まで行けます。

深日港は今では釣り客とかぐらいしかおらず今の定期船便はこの臨時客船のみ

この船、上部のデッキには上がれないので、乗客は船内の座席で着席するしかありません。ただ最近の猛暑もひどいので多分これは涼む貴重な時間です。

一番最前席からは船首方向が一望できる格好の座席。ここから紀淡海峡への航行旅開始です。

40分ほどして洲本港が見えてまいりました。

そして洲本港と町を見下ろす形で淡路を代表する名城の洲本城が見えてきます。

40分というのは長いようで短い、そんな船旅でした。

それでは洲本の町並みを歩きながら北上していきます。

 

矩口海岸は洲本から川を渡ってすぐのところにある漁港。そこの道路の脇にかつて矩口台場の遺構がありました。

淡路水産センターの裏手にかつての台場遺構の土塁と海岸部に敷き詰められた石垣が残されています。

 

現在ではこの石垣がかつてここが矩口台場であったことを教えてくれる貴重な遺構。

ただいかんせん今は住宅地の敷地となっているので近づくことができないのが残念。
 

 

この近くにはかつて戦国期に矩口城という山城がありました。

その登り口は矩口八幡神社となっています。

その登り口…しかしそこはもはや草ぼうぼうで道がどこかなど分からない状態…残念ですが断念せざるを得ませんでした。

 

矩口台場は黒船来航の後、幕末に大阪湾近辺に海防のために台場構築が急がれました。ここ淡路島は徳島藩蜂須賀家の所領で、家老の稲田氏が実質的統治にあたっていました。徳島藩からの命を受けた稲田氏が築いたのが矩口台場でした。

 

〇アクセス

洲本港から徒歩10分

 

「矩口台場に狼煙が一本…」