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静岡県静岡市駿河区にある小さな山城の用宗城。ここが記憶に残っているのは

朝日に照らされた富士山の絶景

が余りにも素晴らしいものであったからでした。冒頭写真で見せた通り、ここは駿河湾や静岡平野を一望できる絶景の城であり、なおかつ、まるで東海道の関所のような役割を果たしていました。今ではすっかり内陸に位置していますが、かつては山麓にあったJR東海道線の用宗駅のあたりが水軍の船溜まり場であったとされ、それを考えると静岡…かつての駿府を守る要地であったことが伺えます。もう一つこの城の良い点は

駅の真裏にある駅チカで標高75mという抜群のアクセス性

「ちょっと立ち寄ってみるか」的な気軽な感覚で訪れることができるのがこの城の売り(?)特におすすめは朝方。今からその模様をお届けします。

朝一番に静岡からJR東海道線に乗車して、一路用宗駅に到着。2月とあっては流石に朝方の静岡といえども肌寒い…いやいや日本海側に比べたら、こっちはまだまだ春のようなものです。

流石にこんな時間に下車する客などは私くらい。ラッシュ前とあってホームには静けさが漂います。

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用宗駅自体は時間外は無人。

駅舎を出てあの真裏にある山こそ用宗城です。

駅からみると本当にすぐ真後ろにあるのですが、ただ直線距離にすると僅かなんですが、実は踏切は少し離れた所にあるのでちょっと遠回りしないといけないトラップ。まあそれでも徒歩10分ほどで城山入口に到着します。

城跡乗り義句碑は浅間神社脇の農道

ここから上の方までアスファルト道路があるので非常に歩きやすかった。

手前あたりで流石にここからはジグザグの土の道へと変わる。それでも下から徒歩10分で主郭にゴールイン!

主郭はやはり展望台として地元の方々の憩いの場となっているらしく、非常に綺麗に整備されていました。

そしてここからの景色はなかなかの壮観!折しもちょうど冬場ということもあってか登り切った頃に朝日が一面静岡の地を照らし出し、それが見ていて素晴らしい景観となっていました。

静岡市街

駿河湾

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一番はやはりこの富士山の景観

カメラのレンズを最大望遠で撮影して、見事に写真に収めることに成功!いやこれだけでもこの城を登って良かったと思える成果でした。

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主郭と2郭を隔てる堀切

肝心の2郭の方はこちらはミカン畑となっており、残念ながらあまり遺構らしいものが無かったと言う点が少し残念であった。

かつての用宗城の遺構表示

こうしてみると結構残っているように見えるが、残念ながら遺構の残りは少なく、この辺は惜しい所でした。

 

用宗城の歴史は不明で、「持舟城」とも言われますが、おおまかに今川氏の駿府入府後に築城されたと考えられています。日本坂峠を越える時、この城は関所の役割を果たしていました。また江戸期の古絵図には、城の前面が海に接しており、深い入り江で天然の良港であり、水軍の停泊地となったとも考えられています。

 

〇アクセス

JR東海道本線用宗駅から徒歩10分で登り口そこから徒歩10分で主郭

 

「用宗城に狼煙が一本…」