柚木城は石川県南東部の山間部に位置する山城です。金沢市ということですが、例によって例の如く金沢市の範囲もかなり広く、ここまでは金沢市街地から車を走らせること約35分。目的地は「直江谷健康の森」でナビを設定しておけば着くことができます。麓にある柚木集落から車を坂道を走らせていくと「直江谷健康の森」の駐車場に到着

「里山公園」として憩いの場となっているので幸い一帯は散策路として整備されています。柚木城は「歴史ゾーン」にあり、そこまでの道は整備されているのです。

さーて「対熊用フル装備」で臨戦態勢で出発!

最近はご時勢を反映してか、人の気配もない秋の紅葉深い健康の森を散策開始。「もりのなかでクマさんにであいませんよーに!」というその念だけで異様な緊張感と共に歩き出します。

 

健康ウォーキングコースだけあって11月の紅葉の時期に歩いていると非常に気持ちよく、また麓の田園風景も非常に綺麗でした。

城跡への入口

ここから先は散策路といってもやはり城跡への道だけあって、他の一帯に比べると傾斜の急な階段を登って上へと登っていきます。

それでも駐車場から歩くこと15分ほどで城跡のエリアに到達!土塁を発見し、この一帯は城跡としての形を保たれています。

思っていたよりも城跡としてはかなり技巧的でこの城が果たして「一向一揆衆の城だったか?」それとも「前田利家が佐々成政との対決の時に改修したのか?」詳細が不明なだけに興味があります。

土塁部

下の段曲輪

空堀跡

下の帯曲輪

主郭への虎口部

主郭到達!

小ぶりながらもなかなかに曲輪が段々状に広がり、かつてはここは国境の城として山奥深くでも臨戦態勢で「敵」に備えた城として構築されたことが窺えました。さて、長居は禁物。主郭まで到達したら脱兎の如く、駐車場まで降りていきます。本来なら先ほどの健康の森の紅葉を楽しみながらゆっくり歩きたいのですが…

最近の山城登りは命がけなのです。

 

〇一向一揆の城?それとも織豊の城?

柚木城は歴史が不明で、案内板ですら「一向一揆の時代か織豊(前田利家)時代の城かは不明としか書かれていません。城は、

二俣越と呼ばれる隣国越中へと通過する道に隣接しており、一向一揆の時代には加賀一向一揆で活躍した二俣本泉寺の衆徒が、後の時代であれば加賀・越中国境で対峙した織豊大名の前田利家VS佐々成政の抗争期に前田方が築いた城の可能性も指摘されています。

 

〇アクセス

JR北陸新幹線金沢駅から車で35分で直江谷健康の森駐車場 そこから徒歩15分で主郭跡

 

「柚木城に狼煙が一本…」