雨で流れた旅程を掘り起こした、甲府輪行旅 DAY3 甲府市内を巡る | 毎日輪行日記

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リカンベントトライクGekko fxでの輪行の旅の記録

 前回甲府に来たとき全くスルーしてしまっていたもののなかに信玄堤があります。信玄が優れた治水事業をした、というのはかなり有名であったのに、全く手をつけていませんでした。

 甲府駅前から西へと向かい、御勅使川、釜無川流域にある聖牛と呼ばれる治水装置を見に行きました。

 信玄は御勅使川、釜無川の流れを替えたり、流れを弱めたり、流れの方向を変えるために高岩と呼ばれる河岸段丘に流れを当たるようにしてそれより東に水が行かないようにしています。

 途中、山梨県立美術館でミレーの落ち穂拾い、夏を愛でてから甲府駅前に戻ります。さらに東光寺へ。

 ここに信玄の嫡男義信の墓所と、

 妹婿であり諏訪大社の大祝、諏訪頼重の墓所があります。以前にも訪れたはずでしたが、墓所の位置はすっかり失念していました。

 甲斐善光寺です。

 武田家が滅ぼされ、最後に勝頼を裏切った小山田信茂の墓所です。甲斐に乗り込んだ信長に降伏し助命を嘆願するも斬首されました。場所は一般民家のしかも葡萄の木の下にあり、たまたま家人がいらっしゃいましたので声をかけさせていただき中を見学させていただきました。

 甲斐を治めることになったが本能寺の変で信長が斃れるとたちまち一揆が起こって領民に殺され、井戸に逆さ吊りされたと伝わる河尻塚です。

 現在武田信玄の遺骸は恵林寺にありますが、遺言により3年間死を秘されていたときに墓所とされていた所です。

 最後に武田神社、躑躅ヶ崎館跡をじっくり散策して宿へと戻りました。