
五十肩は加齢が原因ではない事実
山根です。
今回は
「五十肩の本当の原因と痛み軽減セルフエクササイズ」
についてお伝えします。
正式名称を“肩関節周囲炎“と言い、
肩周りの炎症を表します。
50代前後で頻発するため五十肩と呼ばれます。
年齢が名称になっているためややこしいですが、
根本的な原因は「加齢」ではなく「炎症」です。
炎症の改善には「血流を高める」事が大切ですが、
方は他の部位と比べて血流量が多くありません。
そのため、症状改善までに時間がかかります。
今回はそんな、長く続く辛い方の痛みに対する
セルフエクササイズをご紹介しますので
数年、数ヶ月と続く五十肩でお悩みの方は
ぜひ最後までご覧ください。
連動性の要、肩甲骨の問題
結論から言いますと、五十肩は
腕と肩甲骨の連動性が失われた結果です。
こちらの図を見て頂くと分かりやすいです。
正面から見た図の右腕です。
①「理想的な動き」
腕の骨と一緒に肩甲骨が連動する
これを肩甲上腕リズムといいます。
②「五十肩の動き」
腕の骨だけが動き、肩甲骨が連動しない
関節での衝突を繰り返すことで炎症を起こす
→五十肩が発症する
という流れです。
五十肩は「炎症のケア」と「動きのケア」で改善
五十肩の改善にはこの2つがポイントです。
あなたのその辛い五十肩ですが、
改善のポイントは
・炎症のケア
・肩甲骨の連動性を取り戻す
の大きく2点になります。
まずは炎症部位のケアです。
基本的に長く続く症状(1週間以上)は
温めます。
怪我した直後は急性の炎症なので冷やしますが、
基本的に慢性症状は温めて血流を高める必要があります。
ですが、多くの方がやってしまいがちな失敗が
・ずっと冷やしている
・安静にしている
・湿布をずっと貼っている
これは全て治癒を遅らせる行為です。
なぜなら、これらは全て血流を阻害しているためです。
冷やす、安静にすることで
受傷直後の悪化は防げますが、
それ以降は回復が遅くなるだけです。
積極的に温めて動かしましょう。
こちらの記事でもまとめています。
↓
次に、肩甲骨の連動性です。
スタジオルーツ宮古の施術で行うのはこちらのアプローチです。
日頃の不良姿勢や体への負担により、
肩甲骨周囲の筋肉が凝り固まっていると
徐々に連動性が失われてきます。
炎症自体は時間をかけて改善していくのですが、
動きの連動性を変えるだけでも方の負担は大幅に減少するため、
一回の施術でも変化を体感される方が多いです。
施術を1度受けて頂くのが手っ取り早いのですが、
今回は自宅でできるセルフケアをご紹介します。
3ステップで終わる30秒肩甲骨エクササイズ
さっそくエクササイズをご紹介します。
①床に体育座り、またはあぐらで座り、
手は指先を後ろへ向けたまま肘を伸ばします。
②その状態で、肩甲骨を中心に寄せます。
③肩甲骨を寄せたまま、
首を長く保つイメージでお尻を浮かせます。
この3ステップを30秒間続けます。
肩甲骨を寄せる事ができない方は
寄せようとするだけで十分。
お尻に関しても同様です。
腕を上げる動作ではないため、
五十肩でも痛みなく行う事ができます。
30秒でも十分ですが、
時間を見つけて10セット、じっくり行ってみてください。
まとめ
・加齢だけが五十肩の原因ではない
・肩回りが固まりやすいデスクワーカーは要注意
・上腕骨と肩甲骨の連動性が改善の要
一度経験された方は、
もう2度と同じ思いをしたくないと
おっしゃるほど辛い五十肩。
日頃から肩甲骨の動きを維持することで
方のトラブルを回避しましょう。
他にも連動性を失うことで生じる関節のトラブルは
椎間板ヘルニア、腰痛、首痛、膝痛など多岐に渡ります。
長引くほど症状は複雑化し
改善しにくくなります。
複雑化を防ぐためにも、
早めの対処が改善のポイントです。
痛みのケアには
適切なケアが欠かせません。
特に今回ご紹介した「連動性の問題」は
一度専門家に任せるのが得策です。
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