今日は5時前に起きて早朝から野球をしてきました
開幕第1試合目なので気合を入れて頑張るつもりだったのですが・・・
やってしまいました
けっこう悲惨な画像でしょ
思いっきり捻挫してしまいました。
しかも試合開始早々の1回の裏に
もちろん次のイニングには交代です。。。
せっかく準備万端でコンディショニングもバッチリやったのに
ベンチ横に水道があったので、凍るような冷たい流水でしばらくアイシングして、ベンチで足を高い所において大人しくしてました。
心も体もむちゃくちゃ寒かったです
とにもかくにも、昼からは仕事なので早めに店に出てまずは自分の治療から
炎症を起こしている部位に電気を当てて・・・
薬よりも「抗炎症効果」のあるエミューオイルを塗ってサランラップでグルグル巻いて・・・
↑宣伝(笑)
あとはバンテージで固めて2~3時間おきにこれを繰り返すといった感じです
ついでにスライディングで擦りむいた足もオイルを塗ってラップでグルグル。
こうするとかさぶたも出来ず早く治るんです
自分がこういう仕事をしていてある意味助かりました
すぐに万全の治療が受けられますから…しかもタダで(笑)
これで明日になっても腫れが収まる気配がなければ病院へGoです
骨や靭帯の大きな損傷があるかもしれないので・・・
さて。
せっかくこんなことがあったので、ちょっと応急処置の小話でもしましょうか(笑)
ちょっと長くなるかもですが、興味のある方は是非
今回僕がしたような捻挫は「急性の傷害(怪我)」といいます。
これに対して、普段から腰が痛かったり肩が凝ったりというのを「慢性の傷害(症状)」といいます。
今からお話しするのは「急性の傷害」についてです。
例えばスポーツなどをしていて、捻挫・打撲・肉離れなどをした場合、病院などへ行くまでにしておくべきこと応急処置があります。
一般的には、よく【RICE(ライス)処置】などと言われたりします。
これは、
・Rest(レスト)→安静
・Ice(アイス)→冷却
・Compression(コンプレッション)→圧迫
・Elevation(エレベーション)→挙上
をしなさいという処置方法のことです。
つまり、『患部を動かさないようにしてよくアイシングし、軽く圧迫をしてできれば心臓より高い位置に置いておく』ということです。
この処置は受傷後早ければ早いほど効果が高いです。
受傷後15分以内に行えれば理想で、そこから15分遅れるごとに治るのが数日間ずつ伸びていくとも言われています。
今回の僕の場合は近くに水道があったこと、そして寒いため水温が低かったこと、代わりの選手がいたこと、などが幸いして、RICE処置の圧迫以外はすることができました。
よくアイシングの代わりに湿布ではダメかと聞かれるのですが、湿布ではアイシングの代わりにはなりません。
ヒトには「触られた」「冷たい」「熱い」「痛い」などといった感覚を感じるためのセンサー(神経)があります。
怪我をするとセンサーが脳に「痛い」と伝えるわけですが、湿布を貼るとそれよりも先にセンサーが「(冷湿布の場合)冷たい」「(温湿布の場合)熱い」と脳に伝えるのです。
湿布を貼ることによって痛み(炎症)が消えたわけではなく、ある意味センサーのスピード差を利用して痛みをごまかしている訳です。
アイシングの目的というのは損傷した組織の炎症反応を抑えるために患部を冷やすことであって、脳に「冷たい」と伝えることではありません。
冷水や氷などを使ってしっかりと患部そのものを冷却することが大事なんです。
缶コーヒーに冷湿布を貼っても缶コーヒーは冷えませんし温湿布を貼ってもあったかくならないですよね。
患部を軽く圧迫したり高いところに置いておくというのも、組織液が集まりすぎて炎症反応(腫れ)が過剰に起こらないようにする、という冷却と同様の目的なんです。
怪我はしないのが一番ですが、してしまったら1日でも早く治すために1分でも早く適切な応急処置をすることが大事です。
※別の考え方として、「炎症反応=体が損傷を治そうとする反応」だから、その反応を妨げるアイシングはよくないという考えもあります。炎症が起こっても温めも冷やしもせず、そのまま体に任せるといったものです。このあたりの考え方については研究者や治療家の間でも意見が分かれているところではあります。ただ、やはりアイシングをするというのが圧倒的に一般的であるという事実と、僕が自分で経験したり見てきた感じでは、少なくとも強い受傷をした初期にはアイシングをした方が治りが早く無難であると考えています。