つい先日まで30度を超えていたというのに
一気に寒くなってきましたね
夏からそのまま冬になってしまうんでしょうか
日本もそのうち四季の移り変わりがなくるかもですね
さて、前回はサプリなどの実験をするときの思い込みについて・・
特に実験者側の思い込み・先入観などについて書きました
今回は逆に実験される側の思い込みについてです
こんな話は聞いたことないでしょうか?
お腹が痛いという人に、小麦粉を丸めたものを
「すごく高い腹痛に効く薬だ」
といって飲ませると腹痛が治ったというたとえ話
もしくは、もっと実体験として身近にある例で、
怪我をした子供にお母さんが
「痛いの痛いの飛んでいけ~!」
と言いながらさすってあげると、子供が痛がらなくなるというもの
先の薬の例は『偽薬』といって、実際の医療でも使われることもあるらしいです。
もちろん患者さんにはばれないように・・・
こういったことからも分かるように、
ヒトには心理的なものが作用して体が変化を起こすことがあるのです。
こういった現象を『プラセボ』『プラシーボ』
あるいは『プラセボ効果』と呼びます
「病は気から」
といった言葉もこのあたりからきているのでしょうね。
ただし、
病気が治るのならこういった思い込みも歓迎ですが、
サプリや薬などを検証する実験でこういった効果が入ってしまっては困ります
ですので、そういう実験や検証をする場合には
こういう思い込みを排除してしまう工夫が必要となります。
その方法を『二重盲検法(にじゅうもうけんほう)』といって、
前回書いたような実験者側の思い込み(バイアス)や
今回書いた実験される側の思い込み(プラシーボ)による影響を受けない方法なんです
その説明については、
今流行りのアレ(笑)を検証したニュース(動画)を参考にしながら
次回にしていきたいと思います