不登校の親が持っている隠れたメリットの続き(本丸) | まいすとれーじ

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さて、今日は不登校の子供を持っている親御さんには耳の痛い話をします。

 

ズバリ子供が何で不登校になってしまったのかの本丸の話です。

 

 

本来であれば自分で問いかけて自分で気付いて欲しい問題ではありますが、このブログでは出来るだけ早く皆さんの人生が変わって欲しいので、さくっと答えを書きます。

 

 

子供が不登校になっている原因は、

 

「子供が問題児で手のかかる状態であれば、それを利用して親が自分の無価値感を埋めれるから。」

 

です。

 

 

詳しく説明します。

 

子供が不登校になってしまう親が持っている一番の問題は無価値感です。

 

 

無価値感とは、ありのままの自分では価値がないという感覚のことです。

 

そのままの自分では価値がないので、何か外側に“自分が存在している意味”を感じられる価値が欲しいわけです。

 

 

そこで利用出来るのが子供です。

 

例えば、親があえて子供を問題児にして、「私は親としてこんなに大変なのよ!」アピールが出来れば、自分の価値を手っ取り早く作ることが出来ます。

 

 

つまり子供が面倒で手がかかればかかるほど、「私は大変な子供を育てている凄いお母さん」という価値を感じることが出来るわけです。

 

子供の世話を甲斐甲斐しくすることで、それで自分の無価値感を埋めることが出来る。

 


表面上は、うちの子が学校に行かなくなってしまって本当に悩んでいて・・・って言うんだけれど、潜在意識視点から見れば、「あえて子供に問題がある方がいい。面倒な方がいい。むしろ子供の不登校が直ってしまっては困る。」


これが本音だったりするわけです。

 

 

子供をわざわざ不登校にすることによって、親は何の得をしているのか?

 

普通の子供とは違う学校や社会に適応出来ない子供を育てることによって、「不登校の子供と向き合い続ける凄いお母さん」という役割を得ることが出来、それによって自分の無価値感を埋めることが出来るわけです。

 

 

そして、これが最大のメリットなんです。

 

 

例えば、不登校の親御さんの中には、子供が全員不登校だっていう人もいるんです。

 

子供が3人いたら3人とも不登校。

 

 

つまり子供3人全員を使ってまでも、自分の無価値感を埋めたいってことなんです。

子供を3人も利用しているということは、相当無価値感が強い親であることが想像出来ます。

 


心理学では「利得」と言いますが、人はメリットを享受出来るなら、平気で子供を障害児にしたり病気にしたり、不登校にしたり何でもやります。

 

不登校な子が育ってしまったのではなく、自分が必要があってわざわざ不登校な子を存在させているだけです。

 

 

基本的に子供の異常行動や不登校、障害などは100%親が原因です。

 

別の言い方をすれば、子供自ら親の犠牲になって、親の無価値感を埋めるために協力してくれていると言ってもいいと思います。

 

 

人って、無価値感を持ったまま生きるのってとても辛いんです。

だから、ありのままの自分には価値がないという感覚を消したい。

 

 

そこで利用されるのが子供です。

 

子供が不登校、病気、障害者でいてくれれば、その子供の世話を甲斐甲斐しくする立派なお母さんという価値が得られる。

 

 

子供の世話をしている時だけは、無価値感を感じなくても済む。

 

つまり手っ取り早く子供を使って、自分の存在意義を作り出しているだけなんです。



だからもし、子供の不登校が直ってしまうと、子供の問題を使って自分の無価値感を埋めるという技が使えなくなるし、子供を利用することで何とか保っていた自分の存在意義もなくなってしまうので、困ることになるんです。

親としては、自分の無価値感を埋め続けるために、ずっと問題のある手のかかる子供でいて欲しい。(これが潜在意識の本音)


この本丸に私は何で気付いたかというと、私が中学生の頃に不登校になった時の記憶を整理していたら、ある事を思い出したんです。

 

それは私が不登校になった後、母親が「うちの子、急に学校に行かなくなっちゃって大変なのよ!」と親戚中に電話していたことを思い出したからです。

 


で、電話口で「あなたも大変ね!苦労が絶えないわね!」と言われた時、母親が満足そうな顔をしていた記憶を思い出したからなんです。

子供側からすれば、自分が不登校であることを他人に一切喋ってほしくないし、そんなもの世の中に晒してくれるな!と思っています。

 

 

だって親の犠牲者になって、本当に苦しいのは子供の方なんですから。

だけど、親は子供が不登校であることにメリットがあるから、他人に言わずにはいられない。


表面上は「どうしたら学校へ行ってくれるか本当に悩んでいるの。」と言っていますが、

 

子供側からすれば「不登校になった子供の問題を一生懸命乗り越えようとしている私って凄いでしょ。そんな私を認めて!」にしか聞こえない。

 

 

その承認が欲しいから、色々な所で子供が不登校であることを喋りまくる。

 

 

私はこれに気付いた時、母親に対してずっと怒りが止まりませんでした。

 

子供を利用して自分の無価値感を埋めるのはやめてくれ!と。

 

 

子供の不登校に悩んでいる親御さんがたくさんいるのは知っています。

 

そして私自身、自分がかつて不登校だった子供側です。

 

 

その立場から言います。

 

 

子供は普通に学校に行きたいです。

 

友達と遊びたいです。

 

恋愛もしたいです。

 

何より勉強がしたいです。

 

 

自分の無価値感を子供を使って埋めないでください。

 

子供をわざわざ問題児にして、「私は大変な子供を育てている凄いお母さん」という存在意義を得て、それで自分の価値を証明しないでください。

 

 

この問題を抱えている親御さんがやるべきことは、自己受容が出来る自分になることです。

 

 

ただここに存在しているだけで自分は価値がある

 

ありのままの自分でここに居てもいい

 

 

この感覚がちゃんと腑に落ちて、自分の存在を心から愛しく思えるまで、自分と向き合い続けてください。

 

親がちゃんと自己受容が出来るようになり、子供を使って自分の価値を埋めるということをしなくなれば、子供は勝手に学校へ行きます。

 

 

親のためにやっていた不登校という役割を降りて、子供側もやっと自分の人生を生きれるようになるからです。

 

 

無価値感の強い人が自己受容が出来るようになるには、相当な努力が必要です。

 

私もかつては自己否定の塊で、自己受容なんて全く出来る気がしませんでした。

 

 

でも何年もかけてようやく自己受容が出来るようになりました。

 

親が自分を受容出来ないと、子供を使って受容するしかなくなります。

 

 

もちろん、不登校の問題は幅広いので、今回書いた本丸が当てはまらない人もいると思います。

 

 

私は自己受容出来てるけど、子供が学校に行かないのよ!

 

私は子供を使って自分の無価値感なんて埋めてないわ!

 

 

そういう人はまた別のメリットを得ている可能性があります。

 

そんな時は、「何のために私は子供が学校へ行く機会を奪っているのか?」と問いかけてみてください。

 

 

そしてこの話にはまだ続きがありますので、それはまた次回書きたいと思います。

 

 

※記事の中で「私は大変な子供を育てている凄いお母さん」という書き方をしていますが、これはお父さんでも同じです。

 

要は両親のどちらか、もしくは両方が無価値感が強いと、子供が問題児になる可能性が高いということです。