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「目標達成」考察ノート

こんな時代だからこそ自分のやりたいことをやる。それを実現する方法の考察。

さて、前回は立てる目標は明確にしよう!とお伝えしました。今回は、その続きです.





皆さんが立てた目標を拝見していると、その中に「二段構えになっている目標」というものがたまにあります。これは例えば、「今年こそ10キロダイエットする。それが無理なら5キロ!」といったものです。目標が、10キロダイエットと5キロダイエットの二段構えになっているというものです。





この二段構えの目標の達成率はどうか?と言えば、この場合も、まず10キロダイエットの方は達成できません。その理由は前回と同じで、「10キロは最初から無理に決まっている。」と心のどこかで本音として思っているからです。ここでの本音を正確に表現するならば、「今年こそ10キロダイエットできたらラッキー!それが無理なら5キロでもOK。」といったものになるでしょう。





目標を二段構えにしてしまうことは「イメージトレーニング」の観点からもあまりよくありません。詳細はイメージトレーニングのパートでご説明しますが、目標達成率を向上させる1つのテクニックとして、「目標が達成された場面を”鮮明に”イメージしてみる。」というものがあります。この時、イメージは基本的に鮮明であればあるほど目標達成率は上がっていきます。





しかし、二段構えの目標ですとイメージがどっちつかずになってしまいます。今回の例の場合ですと、「10キロダイエットのイメージ」と「5キロダイエットのイメージ」です。結果、どちらのイメージも「ぼやけて」しまうことになります。





イメージトレーニングの効果を最大限に発揮させるためにも、目標の二段構えは避けましょう。





皆さんのイメージは真に達成したいものに絞り込まれていますか?

さて、今回は「明確性」のお話です。




立てただけで終わってしまいやすい目標のトップバッターは、「内容が不明確な目標」です。例えば元旦に、「今年こそ、やせる!」という目標を立てたとします。一見シンプルで力強い目標です。「今年」「やせる」と内容もわかりやすいですしね。しかし、この目標ではまずゴールがどこなのかがわかりません。「やせる」というだけなら、体重がたった1グラム減っても論理上は問題がないわけです。つまり、この目標では、一体何キログラムやせれば達成したといえるのかが抜けています。これは客観的に判断できる「数値」が抜けているというパターンです。




ですが、だから「目標には客観的な数値を入れましょう!」だけではありきたりです。ですので、ここはメンタル的にもう少し掘り下げてみることにします。




数値を入れないというパターンをメンタル的にもう少し掘り下げていくと、興味深いものが見えてきます。それは、数値を入れない人は、「わざと」数値を入れていない場合がある。というものです。数値を入れない人の話をよくよく聞いてみると、「だって、目標数値を入れてしまったら、それを達成しないとストレスがたまるでしょ。」という回答が返ってくることがあります。この回答の背後には、「目標達成なんて最初から無理に決まっている。達成できなくてストレスがたまるくらいなら曖昧にしておこう。」という心理状態が見え隠れしています。




つまり、最初から失敗することを念頭においてしまっているのです。ですから、「今年こそ、やせる!」という目標も、実は「今年こそ、やせたらラッキー!」というのが正確な表現なわけです。「やせればラッキーだけど、別にやせなくてもOKだよ。」と本音では思っているわけですから、これでやせれば本当にラッキーとしか言いようがありませんよね。




このことは、メンタルトレーニングの観点からみると、「(目標の)達成イメージがぼやけている状態」と言えます。別の言い方をすれば「達成イメージが不明確」ということです。




目標をどんどん達成できる人は、この達成イメージが非常に明確です。加えて、自分のイメージの中に、「未達成(=失敗)イメージ」を織りまぜたりなんかしません。貪欲なほど、自分の意識を達成(=成功)イメージで一杯にしています。




さて、今回は目標を「明確」にしよう!というお話でした。この「明確」には2つの意味があります。1つは、客観的な数値を目標に入れるという意味。もう1つは、成功イメージを明確にするという意味です。




皆さんが既に何らかの目標を立てているなら、是非この2つが「明確」になっているかを確認してみてください。特に、達成イメージを明確にするというのは、いわば、目標に「魂」をいれるようなものです。





皆さんの「達成イメージ」は明確になっていますか?

「目標はこれまで何度も立てたけれども、いつも立てただけで終わってしまうんだよね。」という人は多いと思います。そんな時、「俺って本当に、続けるための意志が弱いなあ。」と嘆いていませんか?





でも、ちょっと待ってください。確かに、行動を続けるための意志がもう少し必要だったかもしれません。でも、そもそも、「その目標の立て方」がまずかったという可能性もかなりあります。目標の立て方、つまり目標設定のやり方1つで、目標の達成率はガラリと変わってきます。





目標をどんどん達成できる人を観察したり、インタビューをしたりしてみると、「目標設定のやり方がうまいなあ。」と感心させられることがあります。その一方、目標がいつも立てただけになってしまう人は、やはり「そうなってしまう原因」を見ることができます。





両者の違いを整理していくと、目標設定の上手な人の目標には次の「3つの要素」が含まれています。それは「明確性」「(目標の)魅力度合」「達成可能感」です。





『目標の達成率=明確性×魅力度合×達成可能感』





上記の公式は、目標の達成率を3つの要素(明確性/魅力度合/達成可能感)の掛け算で表わしたものです。次回からは、各要素について1つずつお伝えしていきます。お楽しみに。

さて、前回まで集中力の高め方の基本を5回に分けてお伝えしてきました。今回は、その簡単なおさらいとまとめです。





集中力という目に見えないものを高める方法として基本の5つをご紹介しました。





(集中力の高め方)


その1.好きになる。


その2.邪魔するものを排除する。


その3.エネルギーを回復させる。


その4.体力をアップさせる!


その5.コントロールできるものに集中する。





この5つをさらに3つにまとめるなら、その1とその5は「意識の持ち方」、その2は「環境の整備」、その3と4は「体の整備」となります。





「体が資本!」という言葉がありますが、これは集中力にもあてはまります。今回の場合で言えば、「エネルギーの回復」や「体力アップ」が集中力のベース(基本)となります。集中するためのエネルギーが残っていないのに集中なんてできないですからね。





メンタルトレーニングというと、どうしても、メンタル面「のみ」を鍛えるという発想になってしまいがちです。が、実際には、精神と肉体は密接に繋がっていますし、相互に相当大きな影響を与え合っています。ですので、メンタルトレーニングも常に「心身一体」で考えていく。というのが大原則となります。





心と身体は繋がっているということを表わす言葉に「心身一如」というものがあります。この言葉及び考え方は、今後お伝えするメンタルトレーニングの随所に出てきますので是非覚えておいてください。





さて次回からは、達成率を高める「目標の立て方」についてお伝えしていく予定ですのでお楽しみに。





春です。新しいシーズンの幕開けの季節です。是非、今年こそ自己の立てた目標を達成させましょう!

さて、前回は集中力を高めるために「体力=スタミナをつけよう!」というお話でした。今回は、「コントロールできるものに集中しよう!」というお話です。





仕事において集中力を失っている人を観察していると、その理由には大きく2つのパターンがあります。1つ目は「過去の失敗をいつまでも引きずっているパターン」。2つ目は「他人の評価を過剰に気にしているパターン」。この2つのパターンに共通するのは、「自己がコントロールできないものに意識を囚われすぎている。」という点です。





1つ目の「過去の失敗をいつまでも引きずっているパターン」の中の「過去」、2つ目の「他人の評価を過剰に気にしているパターン」の中の「他人の評価」は、残念ながら自己がコントロールできるものではありません。





この点、「他人の評価はコントロールできるんじゃないかなあ。」と思われるかもしれません。でも、コントロールができるのはあくまで評価の対象となる自己の行動のみです。自己の行動に対して他人がどう評価するかまではやはりコントロールはできません。





では、これらの場合に集中力を回復させるためにはどうしたらいいか?ですが、この場合は何より「自己がコントロールできるものにだけ集中する。」という習慣を身につけることがポイントとなります。





では、自己がコントロールできるものは何か?と言いますと、それは「現在の」「自分の」「思考と行動と感情」となります。過去や未来はコントロールできません。コントロールできるのは「現在」です。また先ほども言いましたように他人もやっぱりコントロールできません。コントロールできるのは「自分」です。





過去や他人の評価に囚われすぎている自分の存在に気が付いたら、是非自分に対してこんな「セルフ・クエスチョン」をしてみて下さい。





①、「”今”、できることは何だろうか?」


②、「”自分が”できることは何だろうか?」


③、「結果を変えるためには、どんな”思考や行動や感情”が必要だろうか?」





もちろん、仕事でミスをした場合、次回同じミスを繰り返さないための「反省」は必要です。しかし、反省をした後は素早く気持ちを切り替え「現在=今」に集中しましょう。





自己がコントロールできるものにだけ集中できるようになるためには、「反復トレーニング」が有効です。トレーニング方法は次のとおり。





①、まずは自己がコントロールできるものが、「現在の」「自分の」「思考と行動と感情」であることを理解しましょう。


②、次に、前述した3つのセルフ・クエスチョンを紙に書いてデスク周りの目に付く場所に置いておきます。


③、そして、自分が過去の失敗や他人の評価に囚われているなと気が付いたときに、その紙をとりだし、3つのセルフクエスチョンのフレーズを心の中で何度も繰り返すようにします。





最初は何度も紙を見なければならないかもしれませんが、徐々になれてくると、紙を見なくても3つのセルフ・クエスチョンが頭に浮かんでくるようになります。





最終的な目標は、自己がコントロールできるものにだけ集中するという「行動習慣」を身につけることです。是非、トライしてみてくださいね。





最後に私の好きなフレーズを紹介します。





「今この瞬間を大切に生きる。」





気持ちを現在に集中させるという単純な行動習慣は、きっと皆さんの人生を変えるだけのパワーを持っていると思います。