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「目標達成」考察ノート

こんな時代だからこそ自分のやりたいことをやる。それを実現する方法の考察。

さて前回は、マイルストーンの設置を「自己を賞賛しモチベーションを高める機会としよう!」というお話でした。今回は、途中評価は「行動の結果」だけでなく「過程の行動自体」も重視しよう!というお話です。





各チェックポイントにおいてそれまでの経過を評価する場合には、「結果」だけでなく、「過程における行動」にも是非焦点をあてましょう。そうしないと、せっかく頑張っているのに失望感が湧いてくる危険性があるからです。





わかりやすい例としてダイエットを挙げます。ダイエット経験者の方ならご存知だと思いますが、運動や栄養に気をつけてしっかり頑張っていても体重が落ちない期間が必ずやってきます。これは実は、身体が防衛本能を働かせて一時的に体重が落ちないように調整しているからです。





しかし、減量という「結果」だけを見てしまうと、この場合「結果」は出ていないということになります。このような時、結果のみを重視していると、「あんなに努力しているのに、ちっとも体重が落ちない。」とモチベーションは低下してしまいます。





しかし、この場合はしっかりダイエット行動を行ってきたわけですから、「今はきっと、調整期なんだ。」と割り切り、行動に焦点を当てて大いに賞賛して良いわけです。





ちなみに、結果を重視した目標設定のことを「結果目標」、ある特定の結果を出すために必要な具体的行動を重視した目標設定を「行動目標」と言います。





ともすると、目標設定は「結果目標」だけになってしまいがちです。そのため、意識して過程の行動にも賞賛の焦点をあてていく必要があります。





皆さんは、短期的な「結果」ばかりに気をとられていませんか?

さて前回は、「マイルストーンを設置して、努力の方向性が正しいか否かを確かめよう。」というお話でした。今回は、マイルストーンの設置を「自己を賞賛しモチベーションを高める機会としよう」というお話です。





マイルストーンの各チェックポイントは、自己にフィードバックを与える場だけでなく、それまでの頑張りに対する賞賛を自己に与える場でもあります。





各チェックポイントにおいては、少しでも進歩が見られるならば、「自己を大いに賞賛するクセ」をつけてみましょう。途中の賞賛なしで長い期間モチベーションを維持できる人はごくごく少数です。自分にとても厳しいと言われるメジャーリーグのイチロー選手なんかでも、ヒット一本一本が毎回飛び上がるくらいうれしいと語っています。





小さな勝利に喜ぶクセを是非身につけてみましょう。1つ1つはたとえ小さな勝利であっても、それをコツコツと積み重ねていけば、それはやがて大きな成果となって現れてきます。





この時、「他人」と比較することはやめるべきです。比較すべきは昨日の自分。昨日の自分よりも今日の自分の方が少しでも進歩していたならば、大いに賞賛しましょう。





皆さんは普段、自分自身の努力を褒めていますか?

さて、前回までは「目標設定法」のお話でした。今回は立てた目標をマネジメントするお話です。




目標は一朝一夕では達成できません。とすると、目標を達成するまでの「過程」をどうマネジメントするのかも重要になってきます。この目標達成までの過程をマネジメントする手法として、「マイルストーンの設置」と呼ばれるものがあります。これは、最終目標までの間にいくつかチェックポイントを設けておいて、そのチェックポイントのところまできたら進捗状況を確認する。というものです。




例えば、「3ヶ月間で新規の受注を20件獲得する。」という目標を設定した場合。この場合、毎月月末にその月の受注件数をチェックし目標達成に向けた進捗状況を把握するというものです。




このマイルストーンの設置にはポイントが3つあります。




1)自己にフィードバックを与える機会とすること


2)自己を賞賛しモチベーションを高める機会とすること


3)評価では結果だけでなく過程も重視すること




この内、今日は1つ目の「自己にフィードバックを与える機会とすること」をご説明します。





さて、そもそもなぜマイルストーンを設置するのでしょう?それは、「今のやり方で果たして最終目標を達成することができるのか否かを”見極めるため”」です。




効果が全く出ていないならば、やり方自体が間違っているという可能性もあります。「努力」は目標を達成するために非常に大切なものです。しかし、その努力は「効果の出る正しい努力」でなければなりません。効果の出ない努力は、疲労感とともに自信喪失にもなってしまいますから。





というわけで、今のやり方(=努力の方向性)が正しいのか否かを早期に見極め、仮に現状効果が薄いならば効果が出るように努力の方向性を修正する。そのための機会がマイルストーンの各チェックポイントです。





ということは、今のやり方で「効果」が出ているのか否かが客観的に測定できることが重要になってきます。目標設定では客観的に判断できる数値を盛り込むことがポイントでしたが、それはフィードバックでも同じく重要なポイントとなります。




皆さんの今のやり方は効果が出ていますか?効果が出ていない場合、それは努力が足りないのではなく、努力の方向性が間違っているのかもしれません。その見極めが大切です。

さて、前回までは目標達成率を高める2つの要素である「目標の魅力度合」と「目標の達成可能感」のお話をしてきました。今回は、そのまとめです。




まず目標の魅力度合のポイントは大きく2つありました。




①、直感的に大きな達成感という快感を得られそうだとわかると、目標達成のモチベーションはぐんと高まり、目標達成率も高まる!快感を得られる目標を設定しよう!




②、目標は他でもない自分自身が達成したいと思うことが重要。自律性の感じられる目標設定をしよう!




次に目標の達成可能感のポイントです。




目標は理想があまりにも高すぎても、達成可能性を感じられずモチベーションが低下してしまう。また、何度も目標未達成を繰り返していると、「しらけ」や「自信喪失」状態になってしまう危険性もある。目標レベルは最大でも現状10%向上くらいにとどめ、何度も達成感を味わうようにしよう。それがやがて自信や有能感に繋がり、そして次の目標達成のモチベーションへと繋がっていく。




さて、ここでまで目標達成率を上げる3つの要素についてご説明してきました。ここで最後に1つ重要なポイントをお伝えします。 それは、「目標設定にもっと意識を向けて、エネルギーを使ってみましょう!」ということです。




おそらく今まではあまり深く考えずに目標を立てていた方が多いと思います。しかし、目標設定を真剣にやろうとすると、自分自身の「心に問いかける」ことも必要になってきます。実はここが重要です。なぜなら、目標を達成するために必要なモチベーションなどは自分の心の中にあるのですから。心の声を反映した目標を設定できれば、達成率はグンとアップするでしょう。




皆さんは、自分の心の声が聞こえていますか?

さて、前回までは「目標の魅力度合」のお話でした。今回は、目標達成率を高める最後の要素である「目標の達成可能感」のお話です。





(目標達成率を高める公式)


『目標の達成率=明確性×魅力度合×達成可能感』




前回、「簡単に達成できてしまうような低い目標では、達成感が小さいのでモチベーションは上がらない。」とお伝えしました。今回はその逆です。非常に理想の高い目標の場合のお話です。





結論から言いますと、「目標が高すぎる場合、モチベーションは急激に低下してしまう。」という結果がスポーツ心理学において報告されています。(下記図参照)




目標とモチベーション


目標が高すぎる場合、今度は「直感的に達成可能性はない。」と脳は考えます。達成可能性がないということは、達成感という快感を味わうことはできないということですから、達成へのモチベーションは低下してしまうというわけです。





目標が不適切に高すぎる場合の弊害は他にもあります。例えば、「1ヶ月で10キロやせる」というような無茶なダイエット目標を設定したような場合。このように生理的に負担の大きな目標を設定してしまうと、仮に頑張ってしまった場合、「摂食障害」などのような副作用まで引き起こしてしまう危険性があります。営業マンなら、過剰なノルマを短期的に達成できても、その無理が原因で健康を損なっては元も子もないということです。





さらに、「高すぎる目標設定⇒目標未達成」を何度も繰り返していると、「目標は達成できなくてもいいんだよ。」(しらけ)という状態になってしまったり、「自分はどうせ目標なんか達成できない人間なんだ。」(自信喪失・挫折感/自己卑下)という状態に陥る危険性もあります。





それでは、このような弊害を避けるためにも一体どれくらいの高さの目標を設定すべきでしょうか。私は、イメージ的には現状より「最大10%程度向上」でよいのではないかと考えています。例えば、マラソンで例えるならば、現状フルマラソンの完走に5時間かかっているのならば、目標は「10%短縮の4時間30分での完走を目指す。」といったイメージです。





この場合、重要なポイントは「目標は達成できたらまたそこで新たな目標を設定すればよい。」という点です。目標の設定は一度きりしかできないわけではないですから、「設定⇒達成⇒再設定⇒達成・・・」をどんどん繰り返していけばよいわけです。





コツコツと達成を積み重ねていけば、「自分はできる人間なんだ。」という「自信」「有能感」を感じられるようになってきます。そして、この「自信」と「有能感」が、次の目標にチャレンジするモチベーションへと繋がっていきます。





皆さんは、自己が立てた目標に「達成可能感」がありますか?冷静になって考えてみたら、全然達成可能感がないな。という場合には、ちょっと目標を下げてみましょう。すると達成に向けて「動き出せる」かもしれません。





目標は行動を起こさないと絶対に達成できません。だからこそ、行動の意欲に結びつく目標レベルが大切です。