「失敗から学べ!」
とはよく聞くフレーズです。
が、失敗から学ぶとは一体どうすることなのか?どうすれば失敗から学べるのか?
については、実はほとんど聞いたことがありません。
これに関しては「教訓帰納」というテクニックがあります。
文字通り、失敗から得た教訓を自分に帰納(フィードバック)するものです。
この教訓帰納には2つのポイントがあります。
1)教訓は、「言語化」、「文章化」すること
2)教訓には「具体的な行動目標」をいれること
これに関しては、ミスをしたらそれをノートに付ける人がいます。
それ自身は大変素晴らしいものだと思います。
が、そのノートの記載レベルは下記のどれでしょうか?
①、○月○日;ミスをして怒られた。今後は注意したい。
↓
②、○月○日;ミスをして怒られた。書類のチェックが甘いとのこと。今後はしっかりとチェックをしていきたい。
↓
③、○月○日;ミスをして怒られた。書類のチェックが甘いとのこと。今後はしっかりとチェックをしていきたい。この書類では、ここの部分のチェックがおろそかになる傾向があるので、特に注意したい。
案外②レベルで止まっていることはないでしょうか?
・チェックが甘い⇒今後はしっかりチェックすること
一見、失敗から学んでいるようです。
でもよく考えるととても「抽象的」です。
この書き方だと「どこの部分を」とか「どのように」がありません。
すると、次回の書類チェック時には、こんなことになってしまうことがあります。
表題から、日付、氏名、本文、あとがきまで、一言一句もらさずチェックをかける・・・。
もちろん、しらみつぶしなやり方も、書類が一枚二枚程度ならありかもしれません。
しかし、チェックすべき書類が何十枚もあったらどうでしょうか?
おそらく、途中でふっと集中力が途切れてしまう可能性は十分あります。
そんな時に限って、そこがチェックすべき重要箇所だったりして・・・。
このやり方でまたミスをしてしまうと結構ダメージは深かったりします。
特に、集中力が途中で途切れていたという”自覚がない”場合。
この場合には、「一言一句全てチェックしたのになぜなのだ?」という失望感だけが募ってしまいかねません。
自己が出来ることと、出来ないことを分ける。
そして、出来ないことに自己の行動エネルギーを傾ける。
既に十分出来ることにまで同じだけエネルギーをかけると、当然、出来ない部分にかける量が減ってしまいます。
一言でいえば「メリハリ」ですが、失敗から学ぶとは、この「メリハリ」を付けることだと思います。
次回は、具体的にはどこに自己の行動エネルギーを重点配分すればよいのか?
それを言語化、文章化すること。
今日は、失敗から学ぶを考えてみました。