昨日、仕事の書類を整理していたとき最も古いファイルを見つけました。
それは何年も前、私が独立開業して最初に依頼を受けた仕事のファイルでした。中身を見ると、メモの一枚一枚からも初々しさが伝わってきます。当時は、相当な緊張感で仕事をしていたことが思い出されます。
と同時に、ふと、ある感覚もよみがえってきました。それは、最初の仕事がとれたときの、何とも誇らしげで、かつ、何とも言えないくすぐったい気持ちです。
最初の打ち合わせの時、私は、「背伸び」をしました。今回の話が、私の独立後の「初の」仕事であることを悟られないようにしました。「それ」を悟られることは、相手に無用な不安感を与えてしまうことに繋がるのではないか・・・。そう考えたからです。
でも、今から思えば、相手の社長さんは「全部お見通し」だったと思います。専門家を名乗ってはいるが、これが初の経験だってことはバレていたと思います。決して報酬も安くはない仕事でした。しかし、それでも、そんなことは全く気にされずに、「宜しくお願いします。」と言って、依頼をして下さいました。
当時、この依頼の言葉を聞いたとき、思わず泣きそうになったのを覚えています。うれしくて、泣きそうになったのを覚えています。自分を「信頼」してもらえたことがうれしくてたまらなかったのを覚えています。
あれから月日が経ちました。
今でも多くの人が私を「信頼」して仕事を与えてくださっています。でも、最近少し、その信頼に「慣れっこ」になっていなかったか。とも思います。
最も古いファイルに触れて改めて思ったこと。それは、「信頼は当たり前のように存在するものではなく、とても貴重でそして尊いものだ。」ということ。
これからも1つ1つ誠実に信頼に応えていく。そう思い返した一日でした。