ピックアップの高さで音が変わるか？

ギターのピックアップの高さで音が変わる？

良く解説されてる気がしますね。それゆえに高さ調節は重要であると！音量も変わるし。

じゃどのくらい変わるんか？

あまり具体的なことを示している説明も動画もなかったのでちょっと実際に

検証してみました！

ピックアップの高さで音がどう変わるか！？動画

ギターはGibson Les Paul Customでおこないました。

弦とポールピースの距離が1mm, 2mm, 3mm, 5mmとしています。

ピックアップはフロントがダンカンのSH-1, リアはBare knuckleのJuggernautです。

音量は相当変わりますね。おおよそではありますが

距離1mm: 0dBを基準にして比較した場合

距離2mm: -4.5dB

距離3mm: -7.5dB

距離5mm: -12dB

1mm距離変化させるだけで3~4dB変わると。おそらく0.5mmでも1～2dBは確実に変わるでしょう。

だいぶシビアに音量変化することがわかりました。

音量を同じくらいにして、どのくらい音自体が変わるかを比較しました。

実は一番変化期待した部分だったのですが・・・

結論として「ほぼ変化なし」といえるんじゃないかなと。

若干低音が差があるかなぁ程度ですが、弾き方によるかもしれません。注意して録音はしたんですがね。

距離1mm と5mm そうとう音量差はありますが、周波数特性やアタック（ダイナミクス）という音質観点では

変化ないですね。

・ちょっと高さ変化するだけで音量は相当変わる

・音質は実はほぼ変わらない

これが結論ですね。距離が近いと音が太くなるとかないですね。また距離遠くて細いなんてこともない。

実際調整するときはアンプとつないで音を聞きながらの作業になると思いますが、

音量差によって歪み量が変化することで音が変化したと感じるのでしょう。

距離変えた分ゲイン調整すれば出てくる音は変わらないです。

ダンカンのサイトにも上記のように音がFATだTHINが書いてありましたが、まぁ勘違いですね。

ピックアップの高さでアタックが・・・変わりません。

高域や低域が・・・ほぼ変わりません。

音量が変わっただけです。トーンの変化ではなく気分が変わっただけです。

弾き方の差のほうが全然大きいです。

音量がだいぶ差があるということは距離を近づければSNが改善するということなわけで。

ノイズはピックアップが外部からひろう電磁波によるものが主なので、弦との距離とノイズのレベルは関係なく、ある環境下で一定です。が、ピックアップと弦の距離を近づけることでシグナルのレベルが大きくなりSNの改善にはだいぶ役立つと思います。数dB違いますからね1mmで。相当ですよこれは。

この画像はピックアップの高さによる音量差をなくしていますので顕著に差があらわれました。

動画でも高域のところ、弦とピックアップの距離が遠い5mmの時はノイズ成分の差がおおきく実際見えています。

最初「なんで音は変わらんのに高域の波形に差が出てしまうんだろ」と思いましたが、ノイズか、と。

ギターのノイズが大きい！と悩んでいる方はまずピックアップを弦に近づけてみてはどうでしょう？

確実に変わりますよ！