前回のPET検査結果はちょっと判断つきにくい怪しい影がある。けれど血液検査はCRなど炎症度は上がっていない。なので一旦寛解継続とはするが3ケ月後CTを撮って欲しい、という何とも玉蟲色の診断を下されまして本日早朝からCTを撮りに来ております。




で今入院中にも良く来ていたイートインで一服☕️


ますます体調自体は良くなってきております。その秘密を今日お伝えします。


それはこの病院の通院とは別に血液検査で栄養解析をして貰ったのですね。その結果はビタミンEとタンパク質が不足しているとの事。ちゃんと食事を摂ってるのでえ〜って感じですが4月くらいからサプリとプロテインを摂ると身体が激変しました。その結果は以下の通りです。↓↓



抗がん剤の後遺症は目に見えない形で体のエネルギー、栄養の代謝に影響を与えるもの。それを可視化していくのは残念ながらお医者さんはやってくれない。自分でリテラシーを持って試行錯誤するしかない。


世の中にある健康論は一般化され過ぎている。それは殆ど役にたたなくて、じゃあどうすれば良いかと思えば自分の個別性に向き合うしかない。


出会って命を救ってくれたお医者さんや看護師さん、リハビリの先生には感謝しかないが医療の世界も必ずしも一人一人に向けて統合されている訳ではないという事。


結構癌サバイバーの人に勧めたりもするのですが皆んなやらないんだよね、何故だろう?


少なくともアクションに繋がらないがん検診よりはおすすめですよ?

何とも久しぶりな投稿です。

今でも見てくれている人いるんだろうか。


4年前に自分の気持ちを残しておきたくてフラフラになりながらこのブログを開設しました。寛解、再発しながら寛解2年継続を出来そうな勢いです。


今改めて思う事。それは病気と健康って地続きなんですよ。多くの自分の事を健康と思っている人は病気の人を可哀想とか弱者と思って「自分とは違う人」と思ってしまうんですよね。それはとても病気の人を傷つけるのです。


このブログを凄く書いていた頃は不幸自慢をしていた部分もあったと思います。でも自分の事を弱者と思いすぎるのも強者と思いすぎるのもどちらも弊害があると思います。


強者と弱者

ポジティブとネガティヴ

自由とコントロール


その双極のあわいでこれからも生き続けます。それが1番幸せで自分を進化させてくれるものと信じています。


3月22日はPET-CTでした。これは都合多分7回目のPET-CTです。

再発発覚した2年半前、寛解した2年前のPETを受けた記憶が蘇ります。その2回どちらとも違う感覚で今生きています。




今回はあのドーナツ型の機械から出てくる電磁波を感じる事が出来ました。PET検査自体放射線被曝するもので身体には良くないものですからね。


来週は検査結果です。


あと最近はnoteに映画感想とか書いています。良かったらこちらも見てください↓↓





先月の21日CT検査及び血液検査でした。

28日に検査結果を聞きにいった所寛解継続してました。そして血液回復具合はCD4が200くらいまで復活でまだ通常の人の半分くらいの数値になっております。


とりあえず何とか寛解継続1年です。

思えば1回目の癌寛解した後再発したのが丁度1年なのでこの寛解継続1年は地味に嬉しい。俺にとってはこの1年寛解と次の2年寛解が重要でそこに人生がかかっています。


まだまだ普通の身体には戻れてないけど前回の寛解継続より伸びたという事は身体がまだ生きようとしているという事だしね。


それはさておき癌患者にとって寛解後の立ち振る舞いが難しかったりします。何故なら病気を治すという事が目的になり過ぎてそれ以降の目的を見失うからです。今まさに自分がその状態にあります。


こういう病気は0か100じゃないです。体力や顔色それ以外にリスクが付き纏います。それを周りと共有するのがとても難しい。これを乗り越える為には自分は心と身体の全人格的な成長をするしかないのかなと感じています。


最近直木賞作家の西加奈子さんが書かれた「くもをさがす」という本を読みました。


https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B0BYRQ6VYH/ref=tmm_kin_swatch_0?ie=UTF8&qid=1683262196&sr=8-1


癌になるというのはとても深刻な話だけどそれが全てではない、という事なのですよね。癌サバイバーは自分の弱さを自覚します、傷も感じます。でもその弱さが自分の全てではない。弱さと癒着しない、自己同一化しない、執着しないというのが大切なのではないか。


西加奈子さんは平易な言葉で丁寧に感情を主観的に時には俯瞰した包括的な目線で見ておられていてとても救われる良い本でした。


こんな感じで今はインドアで映画や本を沢山観て、身体と心の勉強もしてコツコツと生き抜いていきます。来年以降はもう少し前面に出て行く動きをします。


他人や他人の評価はもう関係ない。自分自身の為に今の人生を生き抜いていきます。


最近思う事は「感じる事」「空白」「余剰」の大切さです。病気前の自分はそれらを全てなえがしろにして生きて来ました。「行動する事」「気合」「目先の欲」それらを優先してきた自分はそうとしか生きられなかったので後悔はないのだけれど今現時点では「余白」を大切にして自分の内部にも他人とも丁寧に距離を感じる事。距離と距離感を履き違えない事。それらを大事にした事で違う世界が見えて来た気はしています。


ミクロでは繋がっていてマクロでは分断されているその両輪を。


「欲を持って可能性を信じて行動する」事と「足るを知る」事の両輪を大切にして生きていきます。