Sea Breeze Season8 -49ページ目

まもなく!!


6月最後の週末。

月曜日はいよいよ7月。

7月1日は海開き。

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梅雨入り



2013年


今年は5月のうちに梅雨入りした。


いつもより早い梅雨入り。


でも梅雨明けの時期は変わらないらしい。


それでも夏が見えてきた。


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今日は夏のような一日だった。

思い出話4:FENDIの彼女



もう何年も前のことになる。



このビーチには、



アイス売りのアルバイトがあった。



肩からクーラーボックスを下げ、鐘を鳴らしながらアイスを売っていた。



福引きで、大当りが出ると鳴らすあの鐘だ。



鐘をカランカラン鳴らしながら、ビーチにいる海水浴客にアイスを売り歩く。



それが、いつの頃からか、無くなってしまった。



その頃の話。



そのアルバイトというのは、



アイスを1個売ると、その何パーセントかがバイト代になるという方式。



いわゆる、歩合制だ。


だから、売れば売るほどバイト代がもらえる。



売れなければ、バイト代は微々たるものだ。



バイトをしているのは、ほとんどが若いオニーチャンやオネーチャン達。



クーラーボックスを肩から下げ、鐘を鳴らしながら、ビーチを端から端まで何往復もする。


真夏の炎天下ではキツい仕事だ。


当然、かわいい女の子やノリのいいオニーチャンはよく売れていた。



毎日、海の家の前を何往復もするので、自然と顔見知りになるアイス売りもいた。



アイス売りが休憩に来たときは、冷たい水や麦茶を出してあげたり、持っているボトルに氷を入れてあげたりした。



そんなアイス売りの中に、うちのバイトたちの間で話題になっている女の子がいた。



ビキニの水着にショートパンツ姿。



肩よりちょっと長めの髪には、ゆるくウェーブをかけていた。



その彼女は、いつもFENDIのタオルを肩にかけ、アイスを売っていた。



バイトたちはそのアイス売りの女の子を、


FENDIの彼女


と呼んでいた。


なぜ話題になったかというと、


それは彼女の売り方だった。



その彼女の売り方は、



いつも男たちの正面にクーラーボックスを置き、


その上に腕を組んでさり気なく胸を乗せる。


男たちの目の前には強調された胸の谷間がある。


そのままの姿勢でにこやかに会話をしている。



他の女の子はと言うと、



立ったまま会話をするか、ただしゃがんで話しているだけ。


結局、売れずに立ち去ることが多かった。



けれど、FENDIの彼女はかなりの確率で売れていた。


夕方になって、


「今日はどうだった?」


と声をかけると


いつもVサインをしながら、



「バッチリ!!」



と言って帰っていく。


そして、


朝になると、彼女はまたFENDIのタオルを肩にかけてやって来る。



あれから、何年になるだろう。


夏に当時の仲間が集まると、今でも話題に出ることがある。


あのFENDIの彼女は、今は何をしているのだろう。