西郷隆盛は、島津斉彬の意を戸塚静海に伝えに行き、帰って来て、自分に割り当てられた長屋に居ると、
橋本左内が尋ねて来た、この前に会ってから5日目、12月13日だった。
「西郷さん、お疲れ様でした、戸塚先生は、お元気でいられましたか?」、
「はい、元気でした、そんで橋本さんにも元気で頑張れるよう伝えてくれるように頼まれもした」、
「そうですか、実は今日、来ましたのは、京へ私と西郷さんが行ったおりには、西郷さんには近衛家へ働きかけてもらいたいのです、私は、土佐と三条家とか水戸のお留守居役などを、殿(松平春嶽)の意向に従って動きますので」、
西郷隆盛は唖然とした、まだ、共に京都へ行くとは言ってないのに、橋本左内の頭の中では、京都で西郷隆盛と共に活動することになっているみたいなので、
普通なら勝手に決めるなと思ったり、人によっては怒り出すかも知れないけど、
西郷隆盛は、おおらかな性格で、また、橋本左内のことを気に入っているので怒りは湧いてこなかった。
橋本左内は、また、続けて話します、
「この日本国は、近々、オランダと条約を結ぶことになると思います、まあ、しかし、アメリカ、イギリス、ロシアと条約を結んだのなら、今まで貿易していた、オランダとも、やはり、そうなりますよね」、
「まあ、そうでごわすな、オランダとしても他の国と条約を結ぶなら、今まで通商ごわした、わが国とも結べいいもすわな」、
「それで、私は思うのです、日本は、ロシアと同盟を結ぶべきではないかと、イギリスとロシアは、いずれ争うだろうし、そうなると貪欲にアヘンで清国を占領した、イギリスよりも、ロシアと同盟国にあるべきだと思っているのです」、
橋本左内は、西欧の列強国達が、日本を支配しようと狙っているので、また日本が単身で自立するのは難しいと考え、ロシアとの、日露同盟の構成を描いていたみたいです。
そして、12月23日、日蘭和親条約締結。
長崎で、オランダ理事官・クルティウスと日蘭和親条約を結びます、これまで、オランダ、中国とは通商とされ、貿易は行われていたけど国交は無かった、けど、この締結で、オランダとの関係は通商から通信となって、両国間の国交が結ばれることになります。
年が明け、篤姫の入輿は、その年の秋に決まります、島津斉彬は、
その輿入れの時、篤姫の持参する持ち物の準備、選ぶ、注文する、購入する役目を西郷隆盛に命じます、
将軍家へ嫁ぐための持ち物選びだから、しかも女性用だから、西郷隆盛は悩み苦労します、調べ、読んで研究し、考え抜き、何か間違いがあっては大変だと、その品々の専門の者に、いちいち詳しく聞いて選んでいきます。
つづく。
橋本左内が尋ねて来た、この前に会ってから5日目、12月13日だった。
「西郷さん、お疲れ様でした、戸塚先生は、お元気でいられましたか?」、
「はい、元気でした、そんで橋本さんにも元気で頑張れるよう伝えてくれるように頼まれもした」、
「そうですか、実は今日、来ましたのは、京へ私と西郷さんが行ったおりには、西郷さんには近衛家へ働きかけてもらいたいのです、私は、土佐と三条家とか水戸のお留守居役などを、殿(松平春嶽)の意向に従って動きますので」、
西郷隆盛は唖然とした、まだ、共に京都へ行くとは言ってないのに、橋本左内の頭の中では、京都で西郷隆盛と共に活動することになっているみたいなので、
普通なら勝手に決めるなと思ったり、人によっては怒り出すかも知れないけど、
西郷隆盛は、おおらかな性格で、また、橋本左内のことを気に入っているので怒りは湧いてこなかった。
橋本左内は、また、続けて話します、
「この日本国は、近々、オランダと条約を結ぶことになると思います、まあ、しかし、アメリカ、イギリス、ロシアと条約を結んだのなら、今まで貿易していた、オランダとも、やはり、そうなりますよね」、
「まあ、そうでごわすな、オランダとしても他の国と条約を結ぶなら、今まで通商ごわした、わが国とも結べいいもすわな」、
「それで、私は思うのです、日本は、ロシアと同盟を結ぶべきではないかと、イギリスとロシアは、いずれ争うだろうし、そうなると貪欲にアヘンで清国を占領した、イギリスよりも、ロシアと同盟国にあるべきだと思っているのです」、
橋本左内は、西欧の列強国達が、日本を支配しようと狙っているので、また日本が単身で自立するのは難しいと考え、ロシアとの、日露同盟の構成を描いていたみたいです。
そして、12月23日、日蘭和親条約締結。
長崎で、オランダ理事官・クルティウスと日蘭和親条約を結びます、これまで、オランダ、中国とは通商とされ、貿易は行われていたけど国交は無かった、けど、この締結で、オランダとの関係は通商から通信となって、両国間の国交が結ばれることになります。
年が明け、篤姫の入輿は、その年の秋に決まります、島津斉彬は、
その輿入れの時、篤姫の持参する持ち物の準備、選ぶ、注文する、購入する役目を西郷隆盛に命じます、
将軍家へ嫁ぐための持ち物選びだから、しかも女性用だから、西郷隆盛は悩み苦労します、調べ、読んで研究し、考え抜き、何か間違いがあっては大変だと、その品々の専門の者に、いちいち詳しく聞いて選んでいきます。
つづく。