野村休成の目的は金だけだった。
『喧嘩のしてえ奴は、うようよ、いやがる』、野村休成は、そう思いながら、
大奥の中や、大名達の中の関係やに、でっち上げで騒動を起こさせ金儲けをしていたが、ついに待ちに待った、第三の騒動が起こり始めます、
水戸斉昭が阿部正弘に、現在で言うところの内閣改造の要求を出します、この時の老中は6人で、
老中首座・阿部伊勢守正弘(阿部正弘、福山藩主)、
2席・牧野備前守忠雅(長岡藩主)、
3席・松平和泉守乗全(西尾藩主)、
4席・松平伊賀守忠固(上田藩主)、
5席・久世大和守弘周(関宿藩主)、
6席・内藤紀伊守信親(村上藩主)、
この6人が老中で、水戸斉昭は、この老中1人1人と面談し政治的な見識を見て、
2席の牧野忠雅と3席の松平乗全は、この国家の一大事な時に何の見識も無いように見えたので、「罷免したほうが良い」と言い、
罷免することになりますが、すると松平忠固が阿部正弘の次席に上がって来てしまうので都合が悪い、松平忠固は水戸嫌いなので、
水戸斉昭にとっては非常に困ることになる、だから、松平乗全と松平忠固を罷免することになります、
阿部正弘が水戸斉昭の意見を聞いて、松平乗全と松平忠固の任を解いたので、水戸斉昭と溜の間詰めの大名達との対立は激しくなります。
阿部正弘は、後任も決めなければいけないので、これも水戸斉昭に相談、
すると水戸斉昭は、「堀田正睦と井伊直弼だけは絶対に老中にしては駄目だ」と言います、
しかし、水戸斉昭の意見だけを聞いて、溜の間詰めの大名達を無視する訳にもいかずに、阿部正弘はだんだんと疲労が重なっていきます、
阿部正弘は水戸斉昭を海防参与に加え諸藩に、海の軍備の強化を進めたりしますが、
阿部正弘の頭の中には、井伊家や紀州家との関係や、大奥の水戸嫌いや、溜の間詰めの勢力があって、ますます疲労が重なり、
ついに、自ら、老中首座を退き、水戸斉昭が絶対に老中にするのを反対した、堀田正睦に、老中首座を譲ってしまいます。
ちなみに、松平忠固と松平乗全が罷免された時に、もっとも強く、水戸斉昭に怒りを持ったのは、井伊直弼です。
ここで、安政の大地震の直後に戻りますが、
老中首座に着任早々の堀田正睦は、大地震の被害の復興と黒船が来航してからの対応と、両方の問題に追われることになってしまいます。
まず、江戸屋敷を失った諸大名を救済することに、海防防備の割当などで経済的に苦しいので、江戸屋敷を再建するなど、今のところ不可能なので、帰国許可を出して帰国させることにしますが、これが、その後の政治体制に大きく影響することになります。
地震と異国問題、これは、堀田正睦だけでなく、他の老中達も、大きな緊張感を持つことになります。
つづく。
『喧嘩のしてえ奴は、うようよ、いやがる』、野村休成は、そう思いながら、
大奥の中や、大名達の中の関係やに、でっち上げで騒動を起こさせ金儲けをしていたが、ついに待ちに待った、第三の騒動が起こり始めます、
水戸斉昭が阿部正弘に、現在で言うところの内閣改造の要求を出します、この時の老中は6人で、
老中首座・阿部伊勢守正弘(阿部正弘、福山藩主)、
2席・牧野備前守忠雅(長岡藩主)、
3席・松平和泉守乗全(西尾藩主)、
4席・松平伊賀守忠固(上田藩主)、
5席・久世大和守弘周(関宿藩主)、
6席・内藤紀伊守信親(村上藩主)、
この6人が老中で、水戸斉昭は、この老中1人1人と面談し政治的な見識を見て、
2席の牧野忠雅と3席の松平乗全は、この国家の一大事な時に何の見識も無いように見えたので、「罷免したほうが良い」と言い、
罷免することになりますが、すると松平忠固が阿部正弘の次席に上がって来てしまうので都合が悪い、松平忠固は水戸嫌いなので、
水戸斉昭にとっては非常に困ることになる、だから、松平乗全と松平忠固を罷免することになります、
阿部正弘が水戸斉昭の意見を聞いて、松平乗全と松平忠固の任を解いたので、水戸斉昭と溜の間詰めの大名達との対立は激しくなります。
阿部正弘は、後任も決めなければいけないので、これも水戸斉昭に相談、
すると水戸斉昭は、「堀田正睦と井伊直弼だけは絶対に老中にしては駄目だ」と言います、
しかし、水戸斉昭の意見だけを聞いて、溜の間詰めの大名達を無視する訳にもいかずに、阿部正弘はだんだんと疲労が重なっていきます、
阿部正弘は水戸斉昭を海防参与に加え諸藩に、海の軍備の強化を進めたりしますが、
阿部正弘の頭の中には、井伊家や紀州家との関係や、大奥の水戸嫌いや、溜の間詰めの勢力があって、ますます疲労が重なり、
ついに、自ら、老中首座を退き、水戸斉昭が絶対に老中にするのを反対した、堀田正睦に、老中首座を譲ってしまいます。
ちなみに、松平忠固と松平乗全が罷免された時に、もっとも強く、水戸斉昭に怒りを持ったのは、井伊直弼です。
ここで、安政の大地震の直後に戻りますが、
老中首座に着任早々の堀田正睦は、大地震の被害の復興と黒船が来航してからの対応と、両方の問題に追われることになってしまいます。
まず、江戸屋敷を失った諸大名を救済することに、海防防備の割当などで経済的に苦しいので、江戸屋敷を再建するなど、今のところ不可能なので、帰国許可を出して帰国させることにしますが、これが、その後の政治体制に大きく影響することになります。
地震と異国問題、これは、堀田正睦だけでなく、他の老中達も、大きな緊張感を持つことになります。
つづく。