掃除屋社長の日常や雑感をつづるブログ

たまには役に立つ内容があるかもしれません

 

 

人手不足の話になると、必ず出てくるのが給与の問題です。

「給料が安いから人が来ない。」

「時給を上げないと募集しても集まらない。」

「もっと給与を上げれば辞めなくなる。」

これは確かにその通りだと思います。

 

 

生活するために働いている以上、給与は大切です。

同じような仕事内容なら、時給1,100円より1,300円の方がいい。

これは当たり前です。

私も経営者として、できることなら給与は上げていきたいと思っています。

 

 

 

ただ、長く人を雇っていると一つ感じることがあります。

給料を上げれば、すべての人が辞めなくなるわけではない。

ということです。

給与が理由で辞める人はいます。

 

 

でも、人が辞める理由はそれだけではありません。

人間関係。

勤務時間。

休み。

仕事内容。

上司との関係。

会社への不満。

体力的な問題。

家庭の事情。

もっと条件の良い仕事が見つかった。

本当にいろいろあります。

 

 

 

中には、会社側ではどうすることもできない理由もあります。

だから、

「退職者が多い。」

「給与が安いのだろう。」

「給与を上げよう。」

これだけで解決しようとすると、少し危ないと思っています。

 

 

 

当然ですが、給与を上げれば会社の人件費は増えます。

時給を100円上げる。

一人なら、それほど大きく感じないかもしれません。

でも10人、20人、50人となれば話は変わります。

しかも一度上げた給与は、

「やっぱり利益が出ないので来月から戻します。」

とは簡単にはいきません。

 

 

 

会社として継続的に負担する固定費になります。

だから給与を上げるのであれば、

その原資をどこから作るのか

まで考えなければなりません。

 

 

 

価格を上げる。

生産性を上げる。

利益率の低い仕事を見直す。

無駄な経費を減らす。

一人当たりの売上を増やす。

こうしたこととセットです。

 

 

 

特に私たちのような人が中心となる仕事では、

人件費が上がればその影響はかなり大きい。

だからこそ、お客様への価格改定も必要になってきます。

「人件費は上がっています。でも価格は昔のままで頑張ります。」

これを何年も続けるのは、なかなか難しい。

 

 

会社が利益を削り続ければ、最終的には社員へ還元する余力もなくなります。

そう考えると、

値上げと賃上げは別々の話ではない

と思っています。

 

 

 

お客様から適正な価格をいただく。

会社が利益を残す。

その利益から働く人へ還元する。

この循環を作らないと、賃上げだけを続けることはできません。

 

 

ただ、給与の問題とは別に、

「お金をかけなくても改善できること」

も結構あります。

 

 

 

例えばシフト。

毎月ギリギリまで決まらない。

急に勤務日が変わる。

休みをお願いしても嫌な顔をされる。

これが毎月続けば、給与が多少高くても働きにくいでしょう。

 

 

 

逆に、

休みの希望を出しやすい。

ある程度先の予定が分かる。

急な変更が少ない。

これだけでも働きやすさは変わります。

 

 

 

道具も同じです。

壊れかけた機械をずっと使う。

吸わない掃除機を使う。

使いにくいカートで毎日作業する。

会社からすれば、

「まだ使える。」

と思うかもしれません。

でも、その道具を毎日使う社員からすれば結構なストレスです。

 

 

 

数万円の道具を買い替えなかったために人が辞める。

もしそうなれば、採用費や教育する時間を考えると、

どちらが高かったのか分かりません。

こういうところは、経営者側からは意外と見えにくいものです。

 

 

 

経営者はその道具を毎日使っていませんから。

人間関係についても同じです。

仕事は嫌いではない。

給与にも大きな不満はない。

でも、どうしても合わない人がいる。

それだけで辞めることがあります。

 

 

 

ここで会社が、

「大人なんだから仲良くしてください。」

だけで済ませても、なかなか解決しません。

別に仲良くする必要はないと思います。

 

 

 

会社は友達を作る場所ではありません。

ただ、

普通に仕事ができる関係

は会社側が作らなければならない。

誰か一人の機嫌によって現場の雰囲気が変わる。

新人が入るたびに同じ人と揉める。

特定の人だけが何人も辞めさせている。

もしそんな状態なら、採用を増やす前にそちらを何とかした方がいい。

 

 

 

穴の開いたバケツに水を入れ続けても、なかなかいっぱいにはなりません。

採用しても辞める。

また募集する。

また辞める。

求人会社だけが喜ぶ状態になってしまいます。

 

 

 

そして私は、社員が長く働く会社には、

「ちょっとした納得感」

があるように思います。

頑張ったら少し評価される。

仕事を覚えれば任せてもらえる。

会社が儲かったら多少還元される。

困った時には話を聞いてもらえる。

 

 

 

逆に、

頑張っても頑張らなくても同じ。

仕事ができる人にばかり負担が集中する。

会社が儲かっても何も変わらない。

ミスした時だけ怒られる。

これでは、だんだん気持ちが離れていきます。

 

 

 

給与明細には載らない部分ですが、

こういうものも意外と大きいのではないでしょうか。

もちろん、だから給与は安くていいという話ではありません。

ここを間違えてはいけません。

「うちは働きやすい会社だから給与は低くてもいい。」

これは経営者側に都合の良すぎる話です。

給与は給与。

働きやすさは働きやすさ。

両方必要です。

 

 

 

ただ、給与だけで人をつなぎ止めようとすると、

さらに高い給与を出す会社が現れた瞬間に負けてしまいます。

時給1,300円で採用した。

隣が1,400円を出した。

では1,450円。

今度は別の会社が1,500円。

これだけで勝負していると終わりがありません。

 

 

 

だから給与以外にも、

ここなら働きやすい。

人間関係が楽。

休みが取りやすい。

仕事を覚えやすい。

道具がちゃんとしている。

自分の仕事を見てもらえている。

そんな理由を少しずつ作る。

その上で、会社が利益を出して給与も上げていく。

私は、この順番が大切だと思っています。

 

 

 

社員が辞めた時、

「最近の人はすぐ辞める。」

で終わらせるのは簡単です。

実際、会社ではどうにもできない退職もあります。

でも毎回それで終わらせてしまえば、会社には何も残りません。

 

 

なぜ辞めたのか。

会社側で変えられることはなかったのか。

同じ理由で他の人も辞めていないか。

一度だけ考えてみる。

全部を社員に合わせる必要はありません。

 

 

 

会社には会社のルールがあります。

合わない人まで無理に引き止める必要もないと思います。

それでも、

良い人が普通に働き続けられる会社にはしておきたい。

そのためには給与も必要。

仕組みも必要。

人間関係も大切。

働きやすさも大切。

 

 

 

そして何より、それらを続けられるだけの利益が必要です。

結局、人の問題も最後は会社の数字につながってきます。

儲からない会社が、社員へ長期間高い給与を払い続けることはできません。

だから、

社員を大切にすることと、

会社が利益を出すこと。

これは反対ではありません。

 

 

 

むしろ、

会社がしっかり利益を出すことが、社員を長く大切にするための土台になる。

私はそう思っています。

 

Vol.483

 

 

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清掃会社さんがあればご相談ください

 

 

 

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ありがとうございます爆  笑

 

ではまた次回お楽しみに

 

 

 

 

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