掃除屋社長の日常や雑感をつづるブログ

たまには役に立つ内容があるかもしれません

 

 

常に聞く言葉があります。

「人がいない。」

「募集しても応募が来ない。」

「採用してもすぐ辞める。」

私たちのような清掃業界も、人手不足とは無縁ではありません。

 

 

特にホテルの客室清掃などは、

決められた時間までに清掃を終わらせなければならない仕事です。

今日は人が足りないから、明日に回そう。

というわけにはいきません。

 

 

チェックインの時間は待ってくれませんので、

人が足りなければ誰かがその穴を埋めることになります。

現場責任者が入る。

社員が応援に行く。

場合によっては社長まで現場へ行く。

これが続くと、

「やっぱり人を増やさないとダメだ。」

となります。

 

 

 

もちろん、本当に人が足りない現場もあります。

仕事量に対して必要人数が明らかに不足しているのであれば、

採用するしかありません。

ただ最近私は、

「人が足りない」という言葉を、そのまま受け取らない方がいい

と思うようになりました。

 

 

本当に人が足りないのか。

それとも、

今の仕事のやり方では人が足りないのか。

ここは似ているようで、かなり違います。

 

 

 

例えば5人でやっている仕事がある。

毎日ギリギリ。

残業も発生する。

休みが出れば現場が回らない。

普通なら、

「もう一人採用しよう。」

と考えます。

 

 

 

でも、その前に仕事の中身を見てみる。

朝の準備に時間がかかっている。

必要な道具を探している。

現場と事務所を何度も往復している。

同じ内容を紙とパソコンの両方へ入力している。

誰が何をするのか毎朝相談している。

ベテランしか分からない作業がある。

こんなことが積み重なっているとします。

一つ一つは数分です。

 

 

 

でも5人が毎日やれば、かなりの時間になります。

これを整理した結果、5人で十分回るようになった。

そうなれば、

人手不足だったのではなく、

仕組み不足だった

ということになります。

 

 

これは清掃現場でも結構あります。

例えば、道具の置き場所。

たったそれだけのことですが、置き場所が毎回違えば探す時間が発生します。

資材の補充方法が決まっていなければ、

「あれがない。」

「誰が持っていった?」

ということが起こります。

 

 

ホテル清掃でも、部屋ごとの清掃内容や指示が分かりにくければ、

その都度確認が必要になります。

一回の確認は数十秒でも、何十室、何人という単位になれば結構な時間です。

だから表示方法を変える。

置き場所を決める。

動線を変える。

機械を変える。

役割分担を変える。

こうした小さな改善によって、一人増やす必要がなくなることもあります。

 

 

 

人を一人採用すると、その人の給与だけが増えるわけではありません。

社会保険。

交通費。

制服。

道具。

採用費。

教育する時間。

シフト管理。

給与計算。

いろいろなものが一緒についてきます。

 

 

 

しかも、採用したからといって翌日から100%戦力になるわけでもありません。

教える人が必要です。

慣れるまでミスもあります。

場合によっては、やっと仕事を覚えた頃に辞めることもあります。

これは経営者として、なかなか切ない。

「ようやく一人前になってきたな。」

と思った頃に、

「ちょっとお話があるんですが……。」

この入り方は、経営者としてあまり聞きたくない言葉の一つです。

 

 

 

だからこそ、

採用は、人手不足を解決する最初の方法ではなく、最後の方法でもいい

と思っています。

まず仕事を減らせないか。

次に効率化できないか。

配置を変えられないか。

機械化できないか。

外注できないか。

社員でなくてもできる仕事はないか。

そして、それでも足りなければ採用する。

この順番です。

 

 

 

特に気を付けたいのが、

利益の出ていない仕事のために人を採用すること

です。

 

 

 

例えば、新しい現場を受注した。

人が足りないので二人採用した。

売上は増えた。

でも二人分の人件費や管理コストまで考えると、ほとんど利益が残らない。

これでは、

「売上を増やすために人を増やし、人を増やしたからさらに売上が必要になる。」

という状態になります。

 

 

 

前回書いた「忙しいのに儲からない会社」に近づいていきます。

もう一つ考えたいのが、仕事の時間帯です。

人が足りないというより、

その時間に人が足りない

ということもあります。

午前中だけ忙しい。

月曜日だけ忙しい。

月末だけ忙しい。

繁忙期だけ忙しい。

それなのにフルタイムの社員を一人増やす。

これが本当に一番良い方法なのか。

短時間勤務。

曜日限定。

スポットの応援。

外注。

既存スタッフの配置変更。

 

 

 

いろいろ考える余地があります。

全体では人が足りているのに、一部分だけ足りない。

そこへ一人丸ごと増やしてしまうと、今度は暇な時間ができます。

 

 

 

そして、人手不足でもう一つ大切なのが、

今いる人を辞めさせないこと

です。

10人採用して5人辞める会社と、

3人採用して3人残る会社。

どちらが採用に強い会社でしょうか。

 

 

 

私は後者だと思います。

採用活動ばかり注目されますが、定着も立派な人手不足対策です。

 

 

仕事を教える。

話を聞く。

道具を整える。

無駄な作業を減らす。

休みを取りやすくする。

人間関係の問題を放置しない。

給与ももちろん大切です。

 

 

 

ただ、給与だけでは解決しないこともあります。

毎日仕事がやりにくい。

誰に聞けばいいか分からない。

特定の人に仕事が集中している。

急な変更ばかり。

こうした小さなストレスが積み重なって辞めることもあります。

 

 

 

そう考えると、人手不足対策は求人広告を出すことだけではありません。

働き続けてもらえる会社を作ることも採用活動の一部

なのだと思います。

そして、経営者として一番避けたいのは、

「人が足りない。」

と言われるたびに人を増やしていくことです。

 

 

 

現場からすれば、人は多い方が楽です。

一人増えれば、一人当たりの仕事量は減ります。

それは当然です。

でも会社には、人件費を払い続ける責任があります。

だから、

「あと一人欲しい。」

と言われたら、

「分かった。募集しよう。」

ではなく、

「あと一人いれば、何がどう変わる?」

まで確認する。

 

 

 

残業が月何時間減るのか。

何件仕事を増やせるのか。

売上はいくら増えるのか。

一人当たりの作業量はどう変わるのか。

本当に毎日必要なのか。

 

 

数字にすると、採用すべきかどうかが少し見えやすくなります。

人手不足という言葉は便利です。

人が足りない原因を、全部「人がいないから」で説明できてしまいます。

でも、その中身を見てみると、

人が足りない。

仕組みが悪い。

仕事量が多すぎる。

単価が低い。

配置が悪い。

辞める人が多い。

いろいろな問題が混ざっています。

 

 

 

だから、

「人が足りないから、人を増やす。」

だけで終わらせない。

まず、

「なぜ人が足りないのか。」

を考える。

採用する前に一度仕事を整理するだけで、一人分の仕事が消えるかもしれません。

 

 

そして本当に人が必要だと分かってから採用する。

その方が会社にも、入ってくる人にも良いはずです。

人手不足の時代だからこそ、

たくさん人を採用できる会社より、

少ない人数でも無理なく回る会社

を作る。

これからの中小企業には、こちらの方が重要になってくるような気がしています。

 

Vol.482

 

 

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●中四国ガラス外装クリーニング協会●

 

中四国エリアのビルメンや清掃業、ロープアクセスをされていらっしゃる方を対象に
当協会では、多くの方との繋がりを作れるよう取り組んで行ければと考えています

 

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当社では各種清掃管理とは別に

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事業承継にも対応しています

 

当社にて事業の引継ぎや引継ぎ会社の紹介など

 

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なんとなく。。。事業経営をどうしようかと考えている

という事がありましたらお気軽にご相談ください

 

【お知らせ3】

当社では全国の清掃会社さん同士でつながりが持てる

連携のサポートや紹介なども行っております

それぞれで人材の応援をし合ったり

案件の対応をお願いしたりなど

実際に現在動いております

こうした取り組みに関心がある

清掃会社さんがあればご相談ください

 

 

 

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ありがとうございます爆  笑

 

ではまた次回お楽しみに

 

 

 

 

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